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「Stellaris」開発日記#302――リーダーと3.8.3のバランス変更

Stellaris 開発日記

「Stellaris」の開発日記#302が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は3.8.3について。3.8「Gemini」リリース後の開発日記です。

前回:開発日記#301――「Galactic Paragons」は出た、次は?


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開発日記

開発日記#302は、3.8.3について。

  • 私たちはバランス調整とバグ修正のアップデートについて作業しており、来週の早いうちにリリースしたいと思っている。今回はこのアップデートに含まれるものや、ある修正を他の修正より優先させた理由を述べる。

3.8.3パッチノートについては日本語Wikiをご覧ください。

リーダー・レベル上限・バランス

評議会の地位を改名できるようになった。

  • 3.8で再導入されたリーダーの上限について多くの議論があるが、私たちはこれがバランス調整上必要なものと感じている。というのは、リーダーは全体としてこれまでよりずっと強力で、私たちは帝国が持つリーダーを減らし、リーダーをより重要なものにしたいと考えたためだ。プレイヤーが雇用したリーダーは帝国内で特別な人物と考えられることを意図しており、提督や総督のいない惑星や艦隊は「リーダーがいない」ことを意図したものではなく、ポートレートがあるような重要な人物以外の者に率いられている。
  • 特別でないリーダーを表現すべきところが空白になっているのは不満だという意見には同意する。私たちは使節のような「レベル0のリーダー」、クラスごとのリーダー上限、特別なリーダーのいないエリアにある権限ベースの機関、まったく異なるシステム、あるいは上記すべての組み合わせなど、解決策を検討している。

性のある言語へのローカライズを容易にするため、特性は名詞にした。

  • 上限が少し厳しいという意見にも同意する。私たちは上限を少し緩和する変更を行っているが、バランス上の理由から慎重に行う必要があると感じており、上限を超えた場合にリーダーの獲得経験値を-100%した。また、「Leader of Opportunity」のシステムをリーダー特性「Eager」に統合し、この特性を持つリーダーは最初の数レベルではリーダー上限に算入されないようにした。

  • ゲーム序盤の探査については、ゲームの探査フェーズが長くなったことには満足しているものの私たちが望むより少し遅く、提督が割り当てられた軍事艦隊にハイパーレーンの探査をさせるようにするつもりでいる。これは戦争中に星雲に隠された敵星系がある場合を解決するという利点もある。科学者の乗った探査船のように惑星を調査したりワームホールを探検したりはできないが、最初の段階でハイパーレーンのチョークポイントを見つける自由度が高まるはずだ。
  • 提督のレベルが上がると指揮上限が増えるという変更も削除された。提督が死ぬと艦隊が分裂するのはいいものではない。
  • 長期的には、将軍にもっと「やるべきこと」を与えるのを考えている。新たに征服した惑星を制圧する際に将軍に介入させ、「解放」されたばかりのセクターの暫定的な戒厳司令官とするのは面白いかもしれない。
  • Gestalt Nodesについてはおおむね満足しており、不死の専門家nodesがあるため通常帝国に対して大きな優位性があると同時に、ゲームが進むにつれてより顕著になる相違点もある。今後のリリース(おそらく3.9)ではagendaとしてnodeを「間引いて」新たなnodeを育てることができるようにすることを検討している。というのは、評議会特性の中にはゲーム序盤に価値あるものでも、終盤にはまったく有用でないものがあるためだ。
  • 多くのリーダー特性はバランス取りが行われた。システムの進化に合わせてさらなる動きがあるはずだ。私たちは今後のCustodianアップデートでこうしたシステムにさらなる調整と改善を加えるつもりでいる。

バグ修正とバランス調整の優先順位付け

  • 当然ながら、バグやバランス調整は優先順位をつける必要がある。クラッシュや同期ズレのようにプレイに支障をきたすものは最優先だ。テキスト表示の問題も優先度が高いことが多い。「Stellaris」は10言語に対応しており、翻訳者が仕事をする時間が必要なため、私たちがローカライゼーションに必要な変更を行う時間は限られている。例えば3.8.1と3.8.3はローカライズされたリリースだが、3.8.2と今後の3.8.4はローカライズされない。バグそのものに対処できない場合でもローカライズされたリリースに「緊急用のloc」を入れることもあるが、それは比較的まれなことだ。
  • エクスプロイトとみなされるバグは一般に優先度は低い。AIがバグを悪用する可能性は低いがプレイヤーは使うか選べる場合、ゲームプレイ全体を混乱させるものより優先度が低くなる傾向がある。

評議員に関するスクリプトの改善

  • 3.8.3には私たちが取り組んでいた評議会の地位のスクリプトしやすさの改善も含まれる。私たちは帝国が政府を改革せずに評議会の地位を再選択できるようにするagenda「Reorganize Council」を追加した。

Modに関する部分は省略します。

同期ズレ

  • 先週も書いたが、私たちはマルチプレイの安定性を向上させることに非常に関心を持っているため、同期ズレが頻繁に起こるならホストがゲームに以下の起動パラメーターを追加することで私たちの助けになる。
    • -randomlog -randomlog_stack=5 -randomlog_frames=3​
  • そのあと同期ズレが起こったらバグレポートフォーラムにホストのOOSログとポップアップが言及したクライアントの少なくとも1つを教えてほしい。OOSログはDocuments\Paradox Interactive\Stellaris\oosにある。なにをやっているときだったか詳細をお伝えいただくのも有用だ。この設定はパフォーマンスに影響する(そのためにデフォルトではオンになっていない)が、みなさんが同期ズレに遭遇するならその原因を突き止めるのに大いに役立つ。
  • 3.8.3では多くの同期ズレ問題を修正しているが、できれば3.8.4で協力ゲームモードからベータタグを外せるようにしたい。

次回:開発日記#303――コミュニティイベント「Stellaris with a Twist」

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