「Europa Universalis IV」開発日記2023年3月21日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はバランスの変更について。Modについては省略しています。1.35リリース前の開発日記です。
前回:開発日記2023年3月14日――政府のシステムと無料コンテンツ
開発日記
開発日記2023年3月21日分は、バランスの変更について。
- まずは列強のAge Abilitiesの変更について。
- 「Guns of Urban」は「Ottoman Siegecraft」となり、Siege Ability+33%→リーダーのSiege値+1に変更。
- 「Spanish Tercios」は「Spanish Field Marshals」となり、受けるShock Damage-30%→リーダーの陸上でのShock値+1に変更。
- 「Mughal Artillery」は砲兵コスト-50%→Artillery Combat Ability+15%に変更。
- 「Persian Reinforcement」は「Persian Enlightenment」となり、補充コスト-30%→開発コスト-20%に変更。
- 「French Musketeers」は「French Absolutism」となり、Land Fire Damage+20%→Max Effect of Absolutism+30%に変更。
- 「Dutch Officials」は「Dutch Commercialization」となり、Corruption-0.2/年→Trade Steering+33%に変更。
- 「British Fleet」は海軍維持費補正-33%→提督の最大Fire値+1に変更。
- 「Russian Empire」はGoverning Capacity補正+33%→Territoriesにおける最小Autonomy-10%に変更。
- 「Austrian Diplomacy」は「Austrian Tenacity」となり、受ける士気ダメージ-20%に変更。
- その他注目すべきバランスの変更は以下。
- Rampartsはゲーム内の「Flatland」、すなわちfarmlands・grasslands・steppes・savannahs・drylands・(沿岸の)deserts・coastlinesにのみ設置できるようになった。この変更は実際のRampartsの性質に反するものであることは承知しているが、こうした理由はRampartsのある山地ではロールで-3が出るためにどちらの側も攻撃に踏み切れない抑圧的な状況を引き起こす可能性があるためだ。
- rivalsを変更するクールダウン期間を25年→5年に短縮。
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- イベリアの貿易品を調整。これに関連してイベント「A new Spanish Capital」でマドリードを新首都にすると貿易品がガラスに変更されるようになった。
- Celestial ReformsはMandateを70→80消費するようになった。
- Mandateの増加の調整は以下のとおり。
- 安定度1ごとにMandateは+0.24/年→+0.4/年変動するようになった。
- prosperityのあるステートごとに+0.03/年→+0.04/年変動するようになった。
- devastation100%の開発度100ごとに-10/年→-12/年変動するようになった(devastationに応じて変動)。
- loansが5ごとに-0.36/年→-0.6/年変動するようになった。
- PietyはMysticismに到達しやすく、Legalismに到達しにくくする変更を行った。
- 新たな統治者が就任するとPietyは0になる。
- 宣戦布告をしてもPietyは変化しないようになった。
- 「Denouncement of Secret Practices」以外のすべてのディシジョンはプレイヤーが決めたpietyの方向性を後押しする。pietyが0未満なら「Enforce Religious Unity」はpietyを-15する。「Denouncement of Secret Practices」はpietyを+10する。
- Clergyの新たな特権としてPietyを-0.1/月するものを追加。Pietyを+0.1/月する「Clerical Ministers」と組み合わせることはできない。
- MysticismはFort Defense+20%→アイディアコスト-10%に変更。
- 特別ユニットのバランス変更は以下。
- イェニチェリ
- strengthが10%でスタートする。
- 士気が10%でスタートする。
- コストはMilitary Power10→3に変更。
- Assault Fort Ability+50%を持つ。
- Army Drill Gain補正+100%→+50%に変更。
- Cawa
- strengthが50%でスタートする。
- 士気が10%でスタートする。
- コストはMilitary Power5→2に変更。
- 受けるShock Damageを-15%→-0.05に変更。
- Land Attritionを-25%→-50%に変更。
- 補充速度を+25%→+50%に変更。
- 補充コストを削除。
- Streltsy
- government abilitiesで生み出されるものではなくなった。
- 正規軍と同じく雇用できる。
- Russian Principalities、Veche Republics、Tsardoms、Great Veche Republicsで利用可能。Principality / Veche Republicでは戦力上限の10%を雇用可能。ロシアを建国して政府改革をアップグレードするとさらに10%増加する。
- government ability「Raise Streltsy」は「Equip Streltsy」に変わり、War Exhaustionを2引き下げ、年間の人的資源を少量もたらす(Principalityは5%、Tsardomは10%)。またStreltsyのInfantry Combat Abilityを10年間+5%/+10%する。
- Streltsyは受けるFire Damage-10%も持つようになった。
- Reliance on Streltsyは安定度コストを高めなくなった。
- Cossacks
- Reliance on Cossacksは安定度コストを高めなくなった。
- Shock Damage+10%→+15%に変更。
- 封鎖されたプロヴィンスはTrade Power補正-100%を得るようになった。
- Local Base Taxちょっとしたアイデンティティを与える追加のプロヴィンス補正を持つようになった。base tax1ポイントごとに以下の効果を持つ。
- そのプロヴィンスの建設期間-1%
- そのプロヴィンスの雇用期間-2%
- Institutionの伝播+2%
- そのプロヴィンスのGreat Projectアップグレード期間-1%
- イェニチェリ
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- Pashasに変更を加えた。Local Tolerance of Heathensはそのプロヴィンスがその量のToleranceを持っているかのように振る舞うようにするものだ。例えばオスマン帝国のTolerance of Heathensは+1.5、Max Tolerance of Heathensが3とすると、Pashaの手中にあるプロヴィンスはLocal Toleranceが+10されるが、オスマン帝国のMax Toleranceが3であるためにTolerance of Heathensが3であるかのように振る舞う。
- Monthly Autonomy Changeと同時にMinimum Local Autonomyをもたらすことで、Autonomyの基礎値を上げ、この基礎値に到達しやすくしている。
- devastationの負の効果は移動速度と補給制限の補正を除いて倍になった。
- インフレは宣教師・植民地の維持コスト、Great Projectのアップグレードコスト、Embracementコスト、植民地の従属国のアップグレード/変更コスト、ステート維持費を、インフレ1%につき1%増加させるようになった。
- Call for Peaceは戦争疲弊度増加量0.008→0.005に変更。
- Expand Infrastructureは開発度コスト-25%→-15%に変更。
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- 先週「Slack Recruiting Standards」をご紹介したが、人的資源回復速度+50%→+100%に調整した。
- 以上はゲームバランスの変更の完全なリストではないが、もっとも重要な部分は含まれているはずだ。以下では1.35で追加される3つのマップモードをご紹介する。
- 略奪マップモード。
- 焦土化マップモード。
- Expanded Infrastructureマップモード。
- MetropolitanマップモードでPashasやHoly Ordersなどの特別なステート効果を見ることができるようになった。
Mod制作に関する部分は省略します。
2023年3月29日追記:開発日記2023年3月28日分はアートに関する内容となっています。記事にして紹介はしませんので、気になる方はフォーラムを直接ご覧ください。
コメント
地形ペナルティあるところに設置できなくなるのはFortressじゃなくてRampartsね、一瞬山岳要塞禁止かと思ってびっくりした