「Stellaris」の新DLC「The Machine Age」発売は5月7日!

「Europa Universalis IV」開発日記2023年2月14日

EU4 開発日記

「Europa Universalis IV」開発日記2023年2月14日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はフランスについて。1.35リリース前の開発日記です。

前回:開発日記2023年2月7日――ロシア


スポンサーリンク

開発日記

開発日記2023年2月14日分は、フランスについて。

  • 次のDLCに向けてフランスなどを見直している背景にある考えは、こうした国家を現在の品質の水準に引き上げることと、既に何度かキャンペーンを終えたプレイヤーでも楽しめるものにすることだ。以下で紹介するコンテンツ(ミッション・改革・ツリーに関連するイベント)はDLCに含まれる。1.35でも多くの新コンテンツを無料で追加する予定だが、これについては3月後半に述べる。以下でお見せする数値やアートは最終的なものではない。
  • このフランスのコンテンツの背景にあるのは、フランスの歴史をゲームの中にできるだけ多く盛り込むという考えだ。その結果、フランスは「Rule Britannia」以来もっとも大きく複雑なミッションツリーを持つこととなった。

  • このミッションツリーも部分ごとにテーマや目標があり、フランス王国興隆の物語を伝えるものとなっている。ゲームでもっとも人気のある要素を組み合わせているのがこのツリーの特徴だが、以下で見どころをお見せしよう。

  • ゲームスタート時に百年戦争とフランスの様子を伝える新イベントが発生する。最初のミッションの中にはイングランドからコアを奪還し、講和交渉でのコアの要求を安くし、より多くのcrown landを得るものがある。ガスコーニュとノルマンディーの奪還からアルモリカ半島を確保することでミッション「the Crown of France」につながり、これによって列強としての地位を固めるための報酬を得られる。

  • ツリーの右側では、プロヴァンスの運命を決めるためにフランスの旗の下に自発的に連合することを求める。関係を改善し、王族間で婚姻し、強い信頼とfavorsを得ることで、強力な従属国を得ることができる。征服したい場合は相当量のAggressive Expansionの低減を報酬として得るとともに、イタリアの征服にもつながるかもしれない。

  • 「Ducal Lands of Avignon」はキャンペーンの大部分を左右する重要なところだ。このミッションではローマ教皇との関係を改めて聖地にキリスト教の剣を取り戻すか、教皇の権威を非難してイタリア征服のミッションを得るかを選択する。

  • 教皇に味方することに決めた場合、イタリアに関するミッションは大きく変化し、フランスのために直接イタリアを征服するのではなくなる。イタリアに関するミッションを完了するとこうした領土は教皇に割譲され、自国と教皇領双方を強化する強力なボーナスを得る。

  • この征服に関するミッションの前にイタリアを直接自分のものにする選択肢もあるが、以下ではこの征服ミッションの見どころを見ていこう。「The Golden March」は教皇が自国の統治者を戴冠させるか、新たな種類の発展していく補正をもたらす。

  • この補正はイタリアを征服してミッションを完了するたびに強化される。

  • このツリーには多くの新イベントも用意されており、「the Treaty of the Golden Bulls」は教皇のためにイタリア征服に成功したプレイヤーが教皇に直接忠誠を求める手段だ。教皇領は最初の協力協定とthe Treaty of the Golden Bullsをともに拒否できるが、後者は安定度・威信・devotionの喪失という形で悲惨な結果をもたらす。

宗教をカトリックから変更するとこのツリーはデフォルトの直接征服に戻り、このルートで得た報酬はすべて削除される。

  • このミッションルートはミッション「Expand the French Domain」で終わる。これはイタリア全土を教皇領かフランスの下に統合することを目指すものだ。

この報酬は強すぎるかもしれないが、イベリア全土を征服すると失われる。さらなるバランス調整も行われる。

  • 同時に、イベリアに対処する必要もある。イベリア半島の国家を支援するか(詳細は今後の開発日記で)、フランスが征服するかを選ぶ。

  • このルートの左側はハプスブルク/神聖ローマ帝国との対決につながる。ここでは神聖ローマ帝国を統一してシャルルマーニュの野望を復活させるか、神聖ローマ帝国を打ち砕いてすべてを自分のものにするかという決断をすることになる。

  • 皇帝位を巡る争いを通じて神聖ローマ帝国の領土を外交で獲得するルートでは、興味深いミッションがいくつかある。複数の選帝侯を懐柔してその票を確保しつつ、領土・威信・外交能力において現皇帝を上回ることで、上の画像の報酬を得る。

  • 現在の皇帝は上のイベントの形で最後通牒を受ける。最初の選択肢はフランスに皇帝位を譲るものだが、AIはこの選択肢をほぼ選ばない。第二の選択肢はフランスの皇帝即位の野望を阻止するために帝国の国庫から資金を使う。第三の選択肢はオーストリアのプレイヤーが対抗してフランス王位に特別な開戦事由「Restoration of Union」を得る。この選択肢はAIが軍国主義的で、戦場においてフランスに勝つ自信がある場合のみ選択する。

  • ミッション「Right by Blood」「Means of Expansion」では、「Leviathan」の所有者向けに巨大プロジェクトのイベントや進展という形で新たな固有の報酬を用意している。

  • いつもの「イングランド打倒」ルートは植民地や低地諸国に関するミッションと結びついている。

数値は実験的なもの。特にShip Cannonsは1.35で導入される新たな補正であるため。

  • イギリス諸島を征服すると上のイベントが発生する。

  • もうひとつの選択肢は文化転向コストを恒久的に大きく引き下げ、開発度の集約を損失なく行えるようにし、開発度の集約によるプロヴィンスの分離主義を低下させるという固有の仕組みをもたらす。

  • 国内統治とフレーバーに関するミッションでは、まずフランスの新たな従属国の種別であるAppanagesについて述べる。これはフランスだけが利用できる固有の従属国への関与を持ち、liberty desireはゲーム開始時にはかなり高くなっている。その理由は以下の2点だ。
    • 彼らはフランスの支配に対する脅威を感じる必要がある。
    • Burgundyのミッション「League of Public Weal」に実効性を持たせたことで、フランスの従属国のliberty desireが50%超になった。

  • フレーバー豊かなミッションは上の画像のとおり。

  • 15世紀から16世紀初頭のゲームプレイは国家の集権化と君主への権力集中が軸となっているため、Tier 1のフランス固有の政府改革はこのようになっている。

  • 16世紀にはcrown landを増やし、集権化することで、これが置き換えられる。

  • The French Musketeersは抽象的なAge Abilityではなくなり、Fireダメージ+10%を持つ新たな特別ユニットであり、数も非常に多い。この改革によって戦力上限の50%がMusketeersにできるようになり、そのために他の特別ユニットほど強力ではなくなっている。もちろん数値は最終的なものではない。
スポンサーリンク

  • フランスのAge of Absolutismのabilityは上の画像のようになった。AgesとSplendorのabilitiesについては今後さらに詳しく述べる。

  • コルベールは当時のフランスで非常に影響の大きな人物だったので、彼をミッションで描きたいと思った。新たな種類の報酬はベースゲームのイベント「Colbert」でどのような選択をするかによって決まる(このイベントが発生していない場合はこのイベントが発生し、多くのMercantilismを得る)。

  • フランスの革命に関するコンテンツを見ていこう。プレイヤーとしてキャンペーンを続けるのは難しく、ゲームが終盤になるほど面白くなくなっていくことも理解している。そのため、フランスにできるだけ多くのフレーバー・ミッション・イベント・改革をもたらし、プレイヤーがAge of Revolutionsを迎えられるようにした。

再独立すると色は戻る。

  • ミッション「the Peninsular War」「Invading Italy」を完了すると、新しい強力なツールを獲得する。これは征服した国家の国家アイディアを抜き出すものだ。例えばスペインなら陸軍士気が10%上昇する。こうした地域に従属国がいる状態でこうしたミッションを完了すると、その従属国の色は自国の色を反映したものになる。

  • 征服ルートは上のミッションで終わる。

Revolutionary Guardを強化するディシジョンは相互排他となっている。というのは、強力な兵士を多く雇用できるべきではないと考えているためだ。

  • 同時に、ナポレオンの内政を追いかけてその成果を再現することもできる。
  • 最後に、フランスには新たなアイディアセットをもたらすことにしたが、みなさんの考えを伺いたい。こうした変更は1444年から革命までの期間を反映したものにし、革命後は2つ目のアイディアセットを設けたいと思ったことによるものだ。

  • フランスの開始時のアイディアセット

  • 革命フランスのアイディアセット。

  • 参考までに、1.34時点でのフランスのアイディアセットはこのとおり。
  • プレイヤーとして革命前/革命せずに革命に関するアイディアを持っているのは興醒めだというのも、この追加をやりたい理由のひとつだ。

来週はイベリアについて。

これまでの開発日記を見た限りでは1.35は過去に類を見ないほど広範囲にわたって手が加えられるようですが、もしかすると1.35をもってEU4の開発が終わり、EU5に向かって動き出す(あるいは既に開発が始まっていてそれが本格化する)ということなのかもしれませんね。

次回:開発日記2023年2月21日――スペイン

スポンサーリンク

コメント

  1. 革命前と後でelanの効果違うのに名前一緒だけど上書きされないのかな…
    あとアプデ終了する前にネイティブアメリカンをどうにかしてくれ〜

  2. Hoi4, CK3, Vic3 に比べて、ゲームとして面白いのは否定しませんが、EU4 はさすがに UI が古くなってますね。
    交易周りのシステムがあまりにゲーム的すぎるのも気になりますし、要塞関係 (特に ZoC) もパッチに続くパッチでなんとか持っていますが、仕様が意味不明なことになってますし。
    EU5 期待です

タイトルとURLをコピーしました