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「Europa Universalis IV」開発日記2021年9月21日

EU4 開発日記

「Europa Universalis IV」開発日記2021年9月21日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はアフリカの角について。1.32リリース前の開発日記です。

前回:開発日記2021年9月14日


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開発日記

開発日記2021年9月21日分は、アフリカの角について。

Ajuuraan

  • Ajuuraanのミッションツリーは彼らが保有していた軍事力と貿易力の双方に着目したものだ。
  • 一番左の列はAjuuraanの貿易面に関するものだ。この列のテーマは貿易中心地としてのMogadishuの重要性と鋳造された通貨だ。
  • Mogadishuを併合した後、ミッション「Gain Gold Access」にアクセスできるようになる。要件は非常に簡単で、金を産出するプロヴィンスを持つことだ。しかし、金を産出するプロヴィンスを持つ国家と同盟して評価を100とすることで外交的に達成することもできる。外交的に達成すると同盟国にイベントが発生し、Ajuuraanに貴金属を供給するよう求められる。同盟国はこれを拒否して重商主義(mercantilism)を獲得するか、取引に応じて25年間自国の貿易力-5%・生産量+5%・インフレ-0.05するかを選ぶ。Ajuuraanでは受諾または拒否のイベントが発生し、受諾の場合は25年間0.25年分の収入を獲得し、世界での貿易力+10%・海外における貿易力+25%・インフレ+0.05を得る。

AIは彼らのプレイヤー国家に対する態度が激怒(outraged)・敵対(hostile)・宿敵(rival)のいずれかである場合、商人を追放する。

  • 海外における貿易力(Trade Power Abroad)は少し変に見えるかもしれないが、これは次のミッション「Trade with India」でインドのいずれかの貿易ノードにおいて5%の貿易力を持つ必要があるため、便利なものになる。このミッションを達成すると、インドに首都があるすべての国家でイベント「The Merchants of Ajuuraan」が発生する。さらに、Ajuuraanは5%以上の貿易力を持っていたすべてのインドの貿易ノードで25年間貿易力が+10される。

イベント画像は制作中で、ここで表示されているのはプレースホルダーだ。

  • その後、貿易に関するミッションは3方向に向かい、Beijingに有効な商人がいること、Dong Kinhとの良好な関係、Moluccasで5%の貿易力をそれぞれ持つ必要がある。個人的に気に入っているのは、ミッション「Trade with the Dragon」を終えたときの中華皇帝(Emperor of China)のイベントだ。
  • すべての貿易ミッションはそれぞれの貿易ノードにある国家と関わりがあるが、Ajuuraan自体の報酬は現金・重商主義・君主点といった穏やかなものだ。

  • ミッションツリーの右側は地域を統合することを最終目的とした軍事と征服に着目している。これは非常にわかりやすいので、ミッションツリーの請求権のみをすべて取った場合にすべての征服ミッションの結果がどうなるかお見せする。

ソマリアの青はエチオピアの青と近すぎるので最終的に色は変わる可能性がある。

  • パッチで追加される建国可能国家のひとつもご紹介しよう。

  • Ajuuraanは水利工事で知られており、これを表現するためにミッション「Hydraulic Expertise」では社会集団の特権(estate privilege)「Hydraulic Rights」が得られる。

エチオピア

  • エチオピアのミッションツリーは中東のコプト教徒の解放、Aksumite Empireの遺産、ヨーロッパ人との接触という3つの部分から成り立っている。

  • 一番右のミッションはAksumite Empireとその版図を超えることについてのミッションだ。こうしたミッションは最終的にはアフリカの角全体に対する恒久的な請求権をもたらし、さらにアデン湾の貿易ノードの一部であるアラビアのプロヴィンスに対する恒久的な請求権ももたらすような非常に保守的なものだ。ミッション「Centralize the State」では政府改革の第6段階に到達するか、開始した政府改革を放棄する必要があるというように、より興味深いものとなっている。

  • Itinerant Capitalの機能とCawa連隊はajsiegの素晴らしい提案に大きく影響されている。ゲーム開始時にエチオピアでは上のようなイベントが発生し、スタート時の状況とItinerant Capitalの欠点を説明する。

  • この補正による問題に対処するため、Itinerant Capitalには特別な機能があり、首都となっているプロヴィンスのエリアは上のような補正を得る。また、首都が移動して5年間は遷都コスト+1000%の補正がつく。

  • この厄介な補正を取り除くにはミッション「Centralize the State」を完了し、上のイベントを発生させる必要がある。
  • もちろん、現在の政府改革を維持することもできる。どちらでもこの補正は取り除かれ、the Solomonic Empireへの移行を選択できる。

  • 私たちはエチオピアとAdalの双方にいくつかのフレーバーイベントを用意して、両国の争いを再現しようとした。しかし、この戦争でAdalの同盟国であるオスマン帝国はテストプレイでだいたいこんな感じになる。

  • 一方、エチオピアの同盟国は……。

  • こうした制約とイベリア人がアフリカに到達しないという通常の傾向により、私たちは傭兵という形の軍事的支援を通じてこの戦争の精神を取り戻すことにした。Adalはオスマン帝国が存在している間にエチオピアと戦争になった場合、上のようなイベントが発生する。

  • 2-5年ほど経過すると、エチオピアはポルトガルがまだ残っていれば彼らの援助を受ける。
  • イェニチェリはShock・Fireダメージが-10%される一方、ポルトガル人は規律(Discipline)が+5%、歩兵戦闘能力が(Infantry Combat Ability)+10%される。どちらの傭兵隊も通常の傭兵より少し安いので、使ってみることをお勧めする。

  • エチオピアのもうひとつの機能がCawa連隊だ。現在はイェニチェリのように自国のステートで雇用できるが、異教のプロヴィンスに限定されているわけではない。保有できるCawa連隊の数は自国プロヴィンスの開発度に依存し、開発度あたり約0.125連隊(+その他の補正)となっている。現在のところ、1個連隊の雇用には軍事点10を消費する(数値は変更される可能性がある)。
  • Cawa連隊の数値や特権はまだ固まっておらず、彼らを微調整できる選択肢をもたらしてくれるような補正を待っている。また、どのような色にするかまだ完全には決まっていない。
  • エチオピアのその他の見どころは以下のとおり。
    • ミッション「Create the Ethiopian Navy」で発生する連鎖イベントでは小さな艦隊がナイル川を下って教皇のもとにたどり着く。
    • 「Modernize the Army」ではユニットタイプをWestern Unitsに切り替えることができる。
    • 「Training the Cawa」では貴族の特権がアンロックされ、補正と引き換えにCawa連隊の利用可能数が減る。現時点では相互排他の特権が2つあり、利用可能なCawa連隊が50%減少するかわりに一方は不穏度(unrest)が1低下するもの、もう一方は攻城能力(Siege Ability)を+5%するものだ。
    • 「A Blessed Empire」は安定度コスト-15%、Tolerance of Faith+3の恒久的な補正のみ。

西アフリカ

  • 開発日記を終える前に少しだけ西アフリカを振り返ろう。一定程度の調査と前回の開発日記の後にフォーラムから受けた提案により、私たちはスタート時の設定の見直しを行っている(新たなプロヴィンスはない)。
  • The Mossi KingdomはYatenga・Fada N’gourma(Gurmaとしても知られている)・Wagaduguの3勢力に分かれている。さらに、非史実のステートMacinaはMaliに併合されたが、Maliは追加のプロヴィンスを得たことで少し強くなりすぎるので、バランス取りに取り組んでいる。また、すべてのBambaraプロヴィンスにはSeguのコアがある。イベント「Emergence of the Fulani」では自国をFuloに、「The Ashanti」では自国をAshantiにできるようになった。

  • Songhaiのディシジョン「Focus on a Professional Army」は君主ごとに200ではなく75の軍事点を消費し、Songhaiのミッションツリーはプレイしやすさに関する変更が行われた。トリガーとエフェクトにカーソルを合わせると、2つの経路のいずれかを選択したときにその後のルートでなにが要求されるかを確認できる。

次回:開発日記2021年9月28日

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