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「Crusader Kings III」開発日記#50――耳に残る詩

CK3 開発日記

「Crusader Kings III」開発日記#49が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は詩とパッチノートについて。1.3パッチリリース前の開発日記です。

前回:開発日記#49――冷たい抱擁


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開発日記

開発日記#50は、詩とパッチノートについて。

  • 詩という由緒ある小さなコンテンツは、無料の1.3パッチでCK2から舞い戻ってくる。これはCK2の詩人の特性そのままではない。まったく新しい詩人の特性だ。すなわち能力値の見直し、キャラクターに対する行動、そして(とてもとても残念なことだが)ランダム化された詩の生成だ。

詩の執筆

  • まずは詩の仕組みについて。すべての詩にはテーマがあり、今のところ私たちは以下の5つを用意している。
    1. Romance:対象に対する愛情と欲望を表現するもの。
    2. Legacy:死や力の本質、世界に対する対象の影響について考えるもの。
    3. Mourning:対象やその親族が亡くなった後に、その死や偲ぶ感情を語るもの。
    4. Strife:力、人生、機会をつかむ必要性や、まだ得ていない栄光について述べるもの。
    5. Incompetence:弱さ、無能さ、アスパラガスを食べる方法を非難するもの。(20:00追記:コメントにてイギリスではアスパラガスを手で食べるのがテーブルマナーらしいのでそれではないかという情報をいただきました。ありがとうございます)
  • テーマと対象があればカスタムローカライゼーション関数に入れてランダムに二行連を生成できる。今のところテーマごとにイントロとアウトロの両方の関数があり、さらにタイトル生成もできて、2行から4行+タイトルの歌を生成できるが、将来的にはこれを拡張したいと思っている。
  • これは通常のカスタムローカライゼーションなので、どんなイベント・連鎖イベントにも簡単に落とし込むことができ、将来的にはどこでも下手な詩を自動生成できることになる。

  • 例を見てみよう。Elisedd ap Tewdwr卿が一度も会えなかった女性への愛の詩だ。

  • これは継承問題について思いを巡らせたもの。

  • ウェールズ北部のRhodri ap Merfyn大公の成功を嘆いているもの。

使用方法

  • では、実際にゲーム内で詩を使うには?

  • まず複雑な詩に関するさまざまなやりとりを復活させた。詩人でありかつ囚人を拷問することを選択したキャラクターは、囚人に対して自分の最悪の詩を読むことに時間を使うことが多い。拷問時にこれは恐ろしいほどのストレスを引き起こすことがある。

  • また、詩人は外交可能範囲内のほとんどのキャラクターに詩を送ることができる。詩を送るには少量の威信値(Prestige)を消費し、選択したテーマによって起こり得る効果が決まり、利用可能なテーマは誰に対して書いているかによって決まる。
  • Romanceに関する詩では相手がプレイヤーに好意的になり、Legacyに関する詩では相手がプレイヤーに好意的になると同時に相手に信仰値(Piety)をもたらし、Mourningに関する詩では相手がプレイヤーに好意的になると同時に相手にストレスを低下させ、Strifeに関する詩では相手がプレイヤーに好意的になると同時に相手に威信値をもたらす。もちろん、彼らがその詩を嫌っていて公にプレイヤーをあざ笑うのでなければだが。

  • 詩の中には喜んで受け取ってもらえ、疑問を持たずに受け入れられるものもある。

  • 一方で、礼儀を欠いているものもある。
  • もちろんこうしたものはマルチプレイでも利用できる。

  • お楽しみとして、文脈から外れた詩をご紹介する。

パッチノート

  • 今回の開発日記の終わりに、1.3パッチで予定されている修正と変更点の一部をご紹介する。以下はパッチノートのすべてではない。今後の開発日記でさらに紹介されるだろう。

以下では私が気になった部分を抜粋してご紹介しています。全文については該当スレッドをご覧ください。

  • 常備軍(Men-at-Arms)、Special Troops、傭兵は移動時間を持つようになり、徴募兵(Levies)のように戦時の解体/再召集にペナルティがつくようになった。移動時間は勢力の首都までの距離をに基づく。これにより、マップ上で常備軍を「テレポート」させられなくなった。
  • 家系の遺産(Dynasty Legacies)の名声(Renown)コストは見直され、直線的な増加(1000、2000、3000……)ではなく動的なものになった。これにより、最初のいくつかをアンロックするの簡単だがすべての遺産をアンロックするのは難しくなった。
  • 年ごとのイベントのプールが再編成され、多くのトリガーが緩和されたか、または完全に削除された。これにより、プレイしているときにより多くのイベントを見ることができるようになる(おおよそ5、6年ごとにではなく、おおよそ4年ごとにこのプールからランダムに1つのランダムイベント)。これはまた、一部の非常に稀なイベントがより頻繁に発生するようになったということでもある。
  • 特性「Infirm」のイベントは年あたりの発生ではなく健康度による発生に変わった。これにより、領主だけでなくすべてのキャラクターが「Infirm」になる可能性があるようになった。また、年配のキャラクターがこの特性を得る確率が高くなった。
  • 孫やひ孫は子と同じルールに従うようになり、行方不明にならないようになった。
  • 部族の封建化にはTribal時代のすべての革新(innovations)を取っている必要がなくなり、CivicとMilitaryの革新の70%(9つ)だけになった。
  • 両親や兄弟が65歳以上で老衰で亡くなることでストレスを感じることはなくなった(友人や恋人はストレスを感じるかもしれない)。
  • 戦争中の敵が新たな同盟を結ぶと、警告が表示されるようになった。
  • 評価と引き換えに相手の罪を赦免する行動を追加。
  • 後見人が被後見人に対してフックを獲得できるようになるが、これには彼らがgreedyかdeceitfulである必要がある。
  • その他……(今後の開発日記で掲載予定)

次回:開発日記#51――決闘の時

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コメント

  1. 異民族の侵攻に抵抗する闘争のさなか詩を吟ずる騎士が現れる、イベントがいずれ実装されるのか?

  2. >>一方で、礼儀を欠いているものもある。
    >>もちろんこうしたものはマルチプレイでも利用できる。

    侮辱しなきゃ(使命感)

  3. >アスパラガスを食べる方法(?慣用句かと思ったが調べてもよくわからず)を非難するもの

    イギリスではアスパラガスは手で食べるのがテーブルマナーらしい
    マナーを知らないダメな人みたいな意味かも

    • 今回の開発日記の筆者もおそらくですが英語圏の方のようなので、それの可能性が高そうですね。
      ありがとうございます。記事にも追記しました。

  4. 日本語化翻訳班の詩的センスが問われそうなアプデ内容っすね…

    • 詩の翻訳は鬼門だよなぁ。日英語の知識は持ってる人沢山いるけど、詩作までわかる人はそうそういなさそう

  5. プレイする人の品格が丸出しそう、w

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