自作の日本向け総合改変Mod「Japan Historical Improvement」の民主主義ルートが完成しました。前回から植民地解放の国家方針を追加しています。今回をもって国家方針ツリーの開発は一旦終了です。
「Japan Historical Improvement」についてはこちら。
国家方針ツリーの全体図
前回は日英同盟以降の展開を作成しましたが、「イタリア領東アフリカの請求権」はいまいちしっくり来なかったため、また結局は植民地解放を進めていくので、これと植民地解放ルートの端緒となる「小日本主義」を置き換えています。その後には朝鮮と台湾の独立、さらに植民地の完全な独立という展開を実装しました。
このほか、右側の陸海軍軍備ルートでは4つ目の国家方針にそれぞれ相互排他の国家方針を追加しました。また、「絶対国防圏」以下の史実敗戦ルートの前提条件を調整し、合わせて位置も移動させています。
冒頭にも書いたように、今回で7月から続けてきた国家方針の開発は一旦終了です。ただ、民主主義ルートは対独戦以降暇になってしまうので、やはり対ソ戦ができるようにしたほうがよさそうかなとは感じていますし、史実勝利ルートもほしいですし、あと「インド国民軍」はやっぱりどうにかしたいところなので、開発の余地はまだ多く残されていると言えます。
以下、追加した国家方針をご紹介します。
民主主義ルート#13「小日本主義」
「イタリア領東アフリカの請求権」を置き換える国家方針。軍国主義を取り除くかわりに安定度が低下します。「小日本主義」以下の植民地解放関連の国家方針はすべて安定度が低下していくため、連続して次々と取っていきにくいようにしたつもりです。
民主主義ルート#14「朝鮮独立」
朝鮮を大韓民国として独立させ、同時に本国に民需工場2つが追加されます。かわりに安定度が低下。この時点ではまだ大韓民国は従属関係にあり、完全な独立国ではありません。
民主主義ルート#15「台湾独立」
HoI4バニラでは台湾には国家が設定されていないため、先日の記事で書いたように台湾共和国という台湾ステートを中核州とする国家を追加しています。この台湾共和国独立と同時に本国に民需工場2つが追加され、かわりに安定度が低下するという国家方針です。大韓民国と同じく、この時点ではまだ従属関係にあります。
民主主義ルート#16「植民地の独立支援」
従属関係にある大韓民国、台湾共和国、満州国、蒙古国に自治度増加の国民精神を付与し、完全な独立国家に向かわせる国家方針です。これで植民地解放は完了です。
陸軍軍備ルート分岐「四号軍備充実計画」
「国軍軍容刷新要綱」と相互排他で、航空機開発にボーナスがつく国家方針です。
「四号軍備充実計画」は『戦史叢書 第99巻』コマ番号193-194でちょっとだけ触れられている軍備計画で、航空隊と師団の拡充を目指した計画だったようなのですが、実施されなかったからか詳しいことは書かれていません。既に実装した「国軍軍容刷新要綱」では陸軍ドクトリンのボーナスをつけたので、これと対比するために航空機開発のボーナスとしました。
海軍軍備ルート分岐「マル6計画」
「改マル5計画」と相互排他で、戦艦と巡洋艦の船体研究にボーナスがつく国家方針です。
「マル6計画」は『戦史叢書 第31巻』コマ番号315で触れられており、特に戦艦と超巡(大型巡洋艦?)4隻ずつの建造が計画されていたようです。「改マル5計画」は空母と対潜兵器にボーナスをつけたので、これと対比するように戦艦と巡洋艦の船体研究にボーナスをつけています。
その他
「絶対国防圏」は前提国家方針のひとつとして「指示権」を入れていましたがこれを外し、軍備ルートへの国家方針追加で相互排他のうちのどちらか片方を取っていればいいように変更しました。
どこかで「もう終わり」と決めないと延々と開発できてしまいそうなので、国家方針については差し当たりこれで完成です。およそ1か月半にわたって作成してきましたが、そろそろ自分で遊びたいと思い始めました。
また、国家方針ツリー以外にも初期戦力の潜水艦などまだ手を付けたい部分がありますので、今後はこうした点に手を入れていきたいと思います。
コメント
更新お疲れ様です!
あの満州って独立の許可与えないと独立できませんでしたよね?
「独立の許可与えないと独立できない」というのがなにを指しておられるのかちょっと把握できませんが、バニラでは満州国は国家方針でしか独立できなくなっているということであれば対応しました。
素晴らしいMODをありがとうございます!
またいつか更新を再開された時には共産化イギリスのように植民地解放と共に人的資源が増加するようなギミックをつけるのはどうでしょうか?
自分でやれよと言われたらそこまでなのですが………
作成時に参考にしたのがまさにそのイギリスの植民地解放の国家方針でした。
民主主義日本は人的資源を大量に使うような戦争にはなりにくいので民需工場のほうがいいかなと思って変えたのですが、人的資源のほうがよさそうであれば戻そうかなと思います。ありがとうございます。
いつも更新お疲れ様です。
提案ですが、朝鮮は李王朝で属国にするのはどうでしょうか。
自分でやるべきかもしれませんが
正直なところ、独立した植民地の政治体制についてあまり詳しく考察しているわけではありませんが、独立運動を行っていた大韓民国臨時政府には呂運亨など穏健な活動家もいたようなので、そうした活動家たちに政府機能を移譲したという形になるのが自然かなと私としては考えています。
ただそうすると当時アメリカにいたはずの李承晩が指導者になるのは、まあありえなくはないのでしょうがちょっと考えにくいので、そのあたりはおいおい手当てしていこうと思います。
恐怖公がただの駐ドイツ特命全権大使だった大島浩だったが勤めているのはおかしいので何とかなりませんか?
大島浩はバニラからいる政府顧問なので、政府顧問に手を入れるときになにかしらの変更はすると思います。