「Imperator: Rome」開発日記2019年5月20日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は交易・プロヴィンス・蛮族・奴隷などについて。
概要
開発日記2019年5月20日は、交易・プロヴィンス・蛮族・奴隷などについて。
交易の変更
- すべてのプロヴィンスで簡単に得られる追加の交易路の源泉を取り除き、また交易を都市ではなくプロヴィンスの活動として取り扱うことにした。都市は市民から商業値(commerce)をもたらすが、商業収入はプロヴィンス単位で取り扱われる。
- 交易品を輸出することによる効果は取り除き、かわりに外国との輸出入の価値を引き上げる2つの効果を持つようにした。商業に関する政策は輸出・輸入のどちらのメリットを強化したいかに使用される。
プロヴィンスの改善
- 小さく強力な国家としてのプレイができないこと、戦争しないときには必要ない資源が多すぎることについては問題だと考えている。新たに4つのプロヴィンスレベルの行動が追加され、これはそれぞれの力を400消費して2年後からプロヴィンスに対して永久的なボーナスを付与する。繰り返し使用できるが、一度に1つしか発動できない。
- Install Provincial Procurators:軍事力を消費してPopの産出を+2%、プロヴィンスの忠誠度を+0.01/月する。
- Promote Infrastructure Spending:統治力を消費して建設スロットを+1する。
- Entice Business Investments:弁舌力を消費して輸入交易路を+1する。
- Make Religious Endowments:信仰力を消費してプロヴィンスの国教の幸福度を+3%する。
- 都市ごとに行える行動も3つある。
- Move Capital:統治力を大きく消費して首都をこの都市に移す。大都市に移すときは安く、小さな都市に移すときは高くつく。
- Relocate Provincial Capital:統治力を50消費してプロヴィンスの首都を変更する。
- Coordinate Urban Development:統治力を100消費して2年後に文明レベルを永久に+1する。繰り返し使用できるが、同時に複数回並行して行うことはできない。
- 建造物も変更された。
- Marketplaces:都市からの税収+10%
- Training Camp:人的資源+10%
- Fortress:要塞レベル+1
- Granary:Population Capacity+5
- Population Capacityは交易品の穀物では+10%、大河への隣接で+50%、温暖な気候で+90%される。
蛮族の見直し
- ポンペイウスパッチでは以下のような変更が行われる。
- 出現した蛮族は国家を略奪しない。
- 戦闘したことがない蛮族は降伏を受諾しない。
- 蛮族と交渉する際には「潜在的な力」を考慮せず、同じ地域にいる軍のみを考慮する。
- 蛮族は要塞を陥落させたとしてもゾーンオブコントロールを広げるほど賢くない。
- 蛮族は支配していないプロヴィンスで損耗を受けない。
- 蛮族は攻城中出ないときは倍の速さで補充される。
- 蛮族は部族民を含むプロヴィンスを獲得すると規模が大きくなる。(注:以上でプロヴィンスとあるのは都市のことか?)
ゾーンオブコントロールの見直し
- ポンペイウスパッチにおける味方のゾーンオブコントロールでは悪天候による損耗から守られるようになる。
奴隷の分配
- 都市を占領したときの奴隷の分配は変更され、奴隷を獲得できる都市がずっと多くなり、首都への配分が50%に達することはなくなった。国家が大きい場合はより多くのプロヴィンスに加えて港も考慮されるが、プロヴィンスの首都だけでなく将軍がもつ私領(holdings)なども考慮される。(2019/05/22追記:コメントにて間違いを指摘していただき修正しています。ありがとうございます)
Heritages
- どの国家も同じように感じるという不満が特に大きかったため、ポンペイウスアップデートではHeritagesを追加した。これは2つの長所と1つの短所をもたらすもので、地理に合わせた1ダースの汎用のHeritagesがある。また、20の国家には固有のHeritagesを追加し、今後のパッチでさらに追加していくつもりでいる。
コメント
奴隷のところですが、「奴隷を得られる可能性のある都市の数はずっと多くなり、首都に届く奴隷が50%近くになることはなくなる。国が大きくなるほど考慮されるプロヴィンスは多くなり、港が考慮の要素に加わり、またプロヴィンスの首都だけではなく将軍がもつ私領など様々な要素が広く考慮されるようになる」という意味かと思われます。
ありがとうございます。修正しました。