「Hearts of Iron IV」開発日記2016年11月30日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はボイスオーバーについて。
前回:開発日記2016年11月23日――ニュージーランドと戦闘ログ
概要
開発日記2016年11月30日は、ボイスオーバーについて。今回はオーディオディレクターのMetal King氏と、作曲を担当しているAndreas Waldetoft氏によるものです。
- 拡張のために、私はオーディオについてなにかもうひとつやりたいと思っていたし、私たちの歴史ゲームでこれまでにやったことがないことをやろうと思った。そこで、ユニットを選択したときや命令を与えたときに、彼らの母語で返事をするようにしたいと思ったのだ。さらに戦闘中のユニットは異なるボイスオーバーをつけた。
- 録音したのはドイツ語、フランス語、イタリア語、イギリス英語、アメリカ英語、スペイン語、ロシア語、北京語、日本語、さらにボーナスとしてデンマーク語、フィンランド語、ノルウェー語、スウェーデン語だ。
- 私たちのオフィスはスカンディナヴィアにあるので、北欧の言語についてはHoI4開発チームから録音したいと思っていた。拡張があれば、追加されたボイスを聞くことができる。
- このYoutubeビデオではドイツ語、ロシア語、日本語のボイスオーバーを聞くことができる。
- ボイスオーバーが流れるときには、「通常」「戦闘」「優勢な戦闘」「退却」の4つの「状態」がある。「通常」はユニットが交戦していない状態、「戦闘」はユニットが戦闘中、「優勢な戦闘」はユニットが戦闘に勝利している状態、「退却」は戦闘に敗れて退却している状態だ。
- もうひとつの話題はMODについてだ。ボイスオーバーシステムとスクリプトは、今ある言語もそれ以外の言語も、簡単に変更して自分のボイスオーバーMODを作ることができる。オーディオファイルについての一番簡単なMOD制作方法は、.wavファイルを自分の.wavファイルを同じ名前にして置き換えることだ。あるいは.assetファイルのパスを変更でも可能だ。
MODに関する変更点は割愛します。以下の音楽についてはAndreas Waldetoft氏によるもの。
- HoI4のバニラで既にイギリス向けの曲はいくつか作曲したが、私はこれを拡張して、英連邦諸国でのプレイによりふさわしい雰囲気を持たせたいと思った。戦火に覆われたロンドンから、エル・アラメインでのイギリスの勝利のために戦車が送られるのだ。”Together for Victory” では新たに3曲が追加される。
- ゲーム中の音楽をより簡単に管理するため、1.3「トーチ」パッチの一部として、ミュージックプレイヤーが追加される。音楽を再生・停止・スキップできるほか、ゲーム中で曲がかかる通常の重み付けを選択したり(特に枢軸・連合・コミンテルンの曲について)、まったくのランダムでかけることもできる。プレイリストは設定から変更できる。
来週は、新たなゲームの内容と新しいアート・モデルについて。
コメント
管理人さんいつも和訳ありがとうございます
HoI4の音楽っていい曲入ってますよね
ボイスもいいと思います。
HoIみたいなゲームってシステムもさることながら、
没入感の助けになる音楽も大切だと思うので期待しちゃいます。
DLCが今月発売ということで今から非常に楽しみです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
シミュレーションゲームは画面であまり演出されない分、音楽でけっこうプレイ中の雰囲気が変わりますよね。
日本語ボイスは海外のゲーム会社だとズッこける感じのものになってることも多いですが、パラド社はちゃんと作ってくれたみたいで安心しました。
DLC、「クリスマスまでには」と以前スタッフは言っていましたが、果たして間に合うんでしょうか……。