戦場で軍勢を指揮できる戦略シミュレーションとして知られる「Total War」シリーズの古代ローマ版「Total War: ROME II」のご紹介。2016年10月29日現在、Steamで75%オフのセール中です。
概要
- ジャンル:戦略シミュレーション+RTS
- 発売日:2013年9月2日
- 開発元:Creative Assembly
- Steamから購入可能(本体4,580円)
- 日本語でのプレイ:日本語化MODあり(日本語Wiki内)
- 日本語Wikiあり
日本語化MODはファイルを放り込むだけなので簡単に導入できます。ありがたいことです。
グラフィックにかなり力の入ったタイトルなので、プレイ中はグラフィックボードにけっこうな負荷がかかっているようです。古めのノートでは性能的に厳しいかもしれません。
ちょっとだけ詳しく
「Total War」シリーズはもう既にかなり有名なのでご存じの方も多いでしょうが、どういう感じのゲームかということについては4Gamer.netのこちらの記事をご覧いただくのが早いでしょう。
基本はこんな感じの戦略シミュレーションゲームです。領土を開発し、軍備を整え、他国と外交し、戦争によって領土を獲得する……というよくあるもの。
よくある技術ツリーも存在しています。軍事技術と経済技術に分かれており、技術の進展によって軍が強力になったり、国力が増強できるようになります。
内政の最も基本的な単位は都市で、中心都市+周辺都市数個で州を構成します。建物は都市ごとの管理ですが、社会秩序や文化の管理などは州ごとです。
社会秩序というのは簡単に言うとKOEIの戦略シミュレーションでいう「民忠誠度」みたいなもので、高ければ高いほど生産力が上昇し、あまりにも低くなると反乱が起こるというもの。これと領土発展の制約となる食糧を気にしながら、税収の上がる建物やより強力な部隊を編成するための建物を揃えていきます。
戦闘はこんな感じ。基本的にはRTSのような操作ですが、時間を止めて落ち着いて操作することもできます。上の画像はカンナエの戦い。
ググッとカメラを寄ると、兵士一人ひとりの顔が見えるくらいに作り込まれているのがわかります。上の画像はローマ軍のプリンキペス。
こうした戦闘は見た目がとても華麗で、用兵の妙で敵軍を撃破すると「ハンニバルとは俺のことよ!」という気分になったりもするのですが、ゲームをやっていく中では何十回何百回と起こるので、正直めんどくさくなって最初の数回以外は自動戦闘にしてしまいますね……。
その他
本作はローマやカルタゴ、ギリシャ諸都市のほか、ゲルマン民族やケルト民族、スキタイ人、そして史実でもローマと覇を競ったパルティアなど、さまざまな勢力でプレイすることも可能です。ゲルマン民族で「世界の首都」を占領したり、カルタゴでローマに塩を撒いたり、1500年早く「大英帝国」となったりもできるわけです。
ただ、パラドゲーに慣れていると、バニラでは存在するすべての勢力でプレイできるわけではないというのが少し引っかかりました(CK2でも教皇領でプレイできないなどはありますが……)。
また、1ターンが1年というのは軍の移動距離などを考えるとかなり変に感じました。MODで1ターンを3ヶ月にするものが人気となっているので、おそらく多くのプレイヤーがそう感じているのでしょう。
ただ、逆に言えばそういうところはMODを入れれば解決できますし、MODもSteamワークショップ経由で簡単に導入できるものが多いので、取り立ててすごく困るということはないかなという印象です。
もう開発が終了してけっこうたつタイトルですが、Steamハロウィンセールで75%オフだったので、買っていなかったDLCを買い足したのを機にご紹介しました。
TWシリーズ最新作「Total War: WARHAMMER」はファンタジー世界が舞台ですが、聞くところではずいぶん面白いそうで、機会があればこちらもプレイしたいところです。
コメント
>パラドゲーに慣れていると、バニラでは存在するすべての勢力でプレイできるわけではないというのが少し引っかかりました。
ck2はパラドゲーじゃなかったのか
そういえば教皇とか教会ではプレイできなかったですね。すっかり忘れていました。