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ベネズエラ産サイバーパンクバーテンダーアクション「VA-11 Hall-A」

その他

2016年の発売から非常な人気が出た「サイバーパンクバーテンダーアクション」という触れこみのビジュアルノベルゲーム「VA-11 Hall-A(ヴァルハラ)」を今さらかもしれませんがご紹介。


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概要

本作については日本語化された時点で既にかなり注目が集まっており、IGNで力の入ったレビューが出ていますので詳しくはそちらをご覧いただくとして、ここでは簡単に内容をご紹介します。

なお、本作は記事執筆時点でPS VITA版も発売されており、また英語・日本語のほかに中国語版もリリースされていますが、以下の内容はSteam版・日本語でプレイした内容に基づいています。

どんなゲーム?

『ニューロマンサー』のチバシティのような怪しげな街・グリッチシティに存在するバー「VA-11 Hall-A」を舞台としたビジュアルノベルゲームです。ゲームの副題が「サイバーパンクバーテンダーアクション」となっていますが、アクション要素はありません。プレイヤーはVA-11 Hall-Aの女性バーテンダー・ジルとして、店にやってくる客にカクテルを出し、会話をすることでゲームが進んでいきます。

基本的には、客にカクテルを出したり会話したりするパートと、バーで稼いだお金で買い物をしたりスマホでメディアやブログを読んだりするパートが交互に繰り返されます。

おっぱいハッカーのアルマ。

ビジュアルノベルなので、やはりメインとなるのは客との会話。人気ニュースサイトの編集長、そのニュースサイトの記者、リリム(ヒューマノイドロボット)のセックスワーカー、猫耳のついた上流階級の娘、私生活をストリーミング配信している女の子、おっぱいハッカー、私立探偵、未成年、殺し屋、脳みそ、犬など、非常に多様な客がVA-11 Hall-Aを訪れます。客に限らず、VA-11 Hall-Aのオーナーや同僚との会話もまたゲーム中では重要です。

その一方で、ゲームは12月中旬から始まるのですが、主人公のジルは年を越すまでにさまざまな高額の支払いをする必要があるという世知辛い状況もあります。しかし欲しいものを買わなければ仕事に集中できないので、欲しいものはなるべく買うことに。曖昧な注文をする客には要望を満たす中で一番高いものを出すなど、頑張ってお金を貯めましょう。

ゲームはこんな感じで進んでいきますが、本作の見せ場はやはりジルを取り巻く人々の何気ない会話や、ふとした瞬間に見るネットやメディアの情報から膨らむ想像にあるように思えます。また、日本のアニメその他の小ネタが随所に散りばめられているので、それも見どころかもしれません。


複数のエンディングあるゲームで、1周するのに私の場合は8時間程度だったので、年末年始のお休みにプレイするのにちょうどいいゲームではないかと思います。お酒とおつまみを用意して、リラックスした状態でプレイしてみるのはいかがでしょうか。

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