「Hearts of Iron IV」開発日記2017年5月10日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は装備の転用と戦争のアップデートについて。
概要
開発日記2017年5月10日は、装備の転用と戦争のアップデートについて。
装備の転用
- 古い車体により強力な砲などを搭載するのは、WW2のドイツではよく行われていた。実際、III号突撃砲は本質的にはIII号戦車の砲塔を取り外してそのスペースにより強力な砲を搭載したものだ。HoI4でも自走する派生型を生産できるようにしようとしてきたが、以前は存在する車両を転用することはできなかった。だが、Death or Dishonorがあればこれが可能になる。
- 一番上の生産ラインを見ると、転用のチェックボックスがオンになっており、この生産ラインはおそらく資源の消費が減り、生産が早くなっているはずだ。
- チェックボックスがオフの場合はこのようになる。
- 転用は備蓄から転用できる装備の余裕があるときのみ使うことができる。転用しているときは、資源を全量との差分だけ必要とし、生産速度も相当程度向上する。
- では、どういうものが転用できるのか?
- すべてのベースモデル(例えばIV号戦車)やアップグレードした派生型(IV号B型)を旧式として、新型(IV号C型)にできる。これは航空機も同様だ。
- すべてのベースモデルや派生型(技術が1世代前のものまで)を自走する装備に転用できる。つまり第一世代の中戦車を第一世代の中型駆逐戦車や第二世代の中型駆逐戦車(こちらはより多くの資源を消費する)に転用することができる。
- 上記2点はライセンス生産の装備や鹵獲装備にも適用される(だが、T-34をIV号戦車C型に転用することはできず、同じもののアップグレード版である必要がある)。
- 転用の改善を助けてより効率的にする新たな技術も追加した。
- MOD制作者向けには、簡単にこれをいじることができるようにした。
スクリプトは省略します。
戦争のアップデート
- また、戦争概要画面をアップデートした。合計死傷者数、配備されている人的資源、工場数を表示し、それぞれの列でソートできるようになった。
- もうひとつは降伏した国家を見やすくし(自由フランスの欄を見てほしい)、また降伏をやめることもあるようになった。以前はこれは戦争が終わったときにのみ発生し、旧領すべてを取り戻したフランスが、他の大国が敗れたときに味方があきらめる(?)のを止めることができないというおかしなことが起こっていた。降伏した国家は元の首都を奪回し、降伏レベルが90%まで回復するとリセットされるようになった。
質疑応答
Q1:古い戦艦を空母に転用したりはできる?
A1:艦船は非常に大きく、備蓄に入るわけではないため、艦船について同じことはできない(現実では港に停泊するなどの必要があった)。だが、長期的には追加することが理にかなっているだろう。
Q2:転用元の装備がなくなったら生産ラインは止まるの?
A2:通常のコストで生産を続ける。
Q3:36年式の軽戦車を39年式の中型駆逐戦車にできる?
A3:できない。できるものがアンバランスすぎると思うので軽・中・重の間での転用はできない。MODではできると思う。
Q4:分散工業をもう一度強化してほしい。分散工業を弱体化させたり、集中工業を強化したりして偏らせなければ、こちらも人気のある選択肢だったはずだ。それから、現実では分散工業は集中工業ほどよい効率で生産できないし、せめて名称を変えるほうがいいのではないか?
A4:分散工業と集中工業は現状で満足しているとは言いがたい。将来的には複数の選択肢を作るべきだと考えている。
Q5:MODではベースモデルをまたいで転用することはできる?
A5:できるが、理にかなっていないと思う。
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