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「Victoria 3」開発日記#167――ポルトガル

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#167が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はポルトガルについて。1.12リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#166――スペインの植民地


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開発日記

開発日記#167は、ポルトガルについて。

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ポルトガルの政治体制​

  • ゲーム開始時にポルトガルにはCartistとミゲル派という2つの固有のイデオロギーがある。Cartistsはポルトガルの小ブルジョワの能力主義を置き換えるもので、寡頭支配かつ強力で集権的な国家を求める。

  • ミゲル派は廃位されたミゲル1世の王位請求権を支持し、自由主義改革の撤回を求めている。

  • ポルトガルはゲーム開始時にやや自由主義的な法律、時代遅れの税制、官僚制が管理できないほどの制度を持っている。

  • 寡頭制には修正条項「選挙縁故主義」「the Chamber of Gentlemen Deputies」があり、ゲーム開始時からポルトガルは小規模な参政権、政党、選挙を持っている。

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貪欲なる者の統治

  • Cartistの政府は債務と財政赤字を解消するため、公有地や教会の土地を売却したが、こうした政策はジャーナル記事「the Reign of the Devourers」で表現され、これが有効である限り国有施設の売却を強制され、正当性と財政負担が低下する。

  • このジャーナル記事には4つの結末がある。ポルトガルの債務を完済するか、十分な数の施設を維持したまま政権を保った場合、Cartistの勝利で終わる。債務完済は最高の結末で、体制派が増え、政府か国家財政にボーナスが付く。

  • 立憲主義者が勝つのは民衆蜂起か、寡頭制でない投票法を制定してCartistsでない正当な政府が樹立されたときだ。政府が自由主義革命によって崩壊した場合、進歩的な野党勢力は即座に政権を掌握し、憲法を制定しCartistsの指導者を追放する。

  • 革命となった場合、自由党の名称は革命が発生した月を反映する。

第二次自由主義

  • ポルトガルはゲーム開始時にジャーナル記事「第二次自由主義」を持っており、これは1910年のポルトガル共和国宣言まで続いた立憲君主制時代を表現する。

  • このジャーナル記事には立憲君主派、共和派、ミゲル派それぞれの勝利という結果がある。立憲君主派の勝利にはポルトガルの官僚制に余剰を持つことで「再生」を完了させ、投票法を保ち、クーデターや革命を回避し、ミゲル派を非主流派にする必要がある。

  • 外交政策の失敗、杜撰な統治、過剰な拡張などによって君主制の崩壊と共和制樹立を招く可能性もある。

我々の幸運な再生​

  • このジャーナル記事では小ブルジョワがイデオロギー「再生主義者」を獲得し、保護主義と介入主義を志向し、児童労働と奴隷制に対して反対するようになる。

  • ポルトガルの再生は強固な制度の確立、強力で集権的な国家体制、公共事業の推進を重視する。ポルトガルの再生は事業が完了するか、債務不履行となるか、クーデターや革命が発生するまで継続し、その期間の半分以上で予算が黒字であることを求められる。

  • 再生の三本柱は交通・地方の近代化・国家制度で、完了するには全国的な鉄道網の構築、市場へのアクセス確保、通信技術と農業機械化に不可欠な技術の研究開発、先進的な生産方式の導入、そして官僚制と教育制度の強化が必要だ。

  • 再生の一部を完了すると、進歩を示すイベントが発生する。

  • 再生を完了させると、投資家からの信頼が高まり、人気に大きなボーナスが付く。

アフリカへの野望​

  • ポルトガルがアンゴラかモザンビークのいずれかのステートの植民地化を完了すると、ジャーナル記事「the Além-mar Africano」が出現し、こうした地域の残りの土地に対する請求権を得る。

  • アンゴラとモザンビークの植民地化が完了すると、その間の領土に対してディシジョン「バラ色の地図」で請求権を獲得できる。

  • ディシジョン「バラ色の地図」ではイギリスにアンゴラ・モザンビーク間の領土に対するポルトガルの請求権を認めるよう求めるイベントが発生する。イギリスには承認する、対価を求める、拒否するという3つの選択肢がある。ポルトガルはイギリスが拒否した場合も関係が大きく悪化する代わりに要求を通すことができる。

  • ジャーナル記事「バラ色の地図」を達成するにはアンゴラモザンビーク間の領土すべてを植民地化する必要がある。

  • この野望を達成すれば、ポルトガルは国内外の評価が高まり、統治者の利益集団にも利益がある。

ポルトガル語圏

  • ポルトガルがブラジルと良好な関係を築いた場合、ジャーナル記事「古い帝国」が出現する。

  • これは2つの固有のインタラクションを利用可能にする。ひとつは「Colossus of the South」を所有しているときに利用可能になるもので、ポルトガルがブラジルを支援してペドロ2世に対するクーデターを妨害できるが、ペドロ2世の人気は低下する。もうひとつはブラジルとの間で連合王国を形成するものだ。

  • ポルトガルが連合王国を形成しようとする場合、まずブラジルに対して威信とGDPで優位に立つ必要がある。その後に再統合を求めることができ、ジャーナル記事「連合王国」が有効化される。

  • このジャーナル記事が有効である間、ポルトガルはブラジルに対してポルトガル人候補者が同国の王位継承候補者になれるように相続法を改正することを求める条約の条項を利用できる。

  • ブラジルが承認した場合、ポルトガルの在位君主がブラジルの後継者となる。

  • ポルトガル国王がブラジルの王位継承者となった後、ペドロ2世の死か退位を待つ必要がある。共和派のクーデターは王位継承の重大な脅威となるため、ジャーナル記事はポルトガルにブラジル国内の情勢を伝えもする。王位継承が脅かされた場合はジャーナル記事「古い帝国」のインタラクション「皇帝ペドロを支援する」で情勢を有利にできる。

  • ペドロが死ぬか退位すると、ポルトガルの統治者がブラジル王位を継承し、人的同君連合が復活する。

イベリア連合

  • イベリア半島の国家が汎ナショナリズムを研究するとき、半島統一という野心を追求できるイベントが発生する。いずれかの国がこの野心を受け入れた場合、すべてのイベリア諸国に対してフォローアップイベントが発生し、関心を表明するか、独立を維持するかを選択する。関心を示したのが一国のみの場合、征服のみがその手段となる。

  • 関心を表明した国家はジャーナル記事「イベリア連合」に関与する。統一を果たすには安定した政治状況を維持し、一定数の法律を共有する必要がある。

  • 「真の連合を樹立する」ボタンは法制度を十分に調和させ、相互に良好な関係を築いてはじめて押せる。このとき、統治原理の共有が不可欠だ。このボタンは統治原理によってバリエーションがあり、神権制ではConcordat、アナキズムの場合はConfederationとなる。

  • このジャーナル記事の共産主義版とアナキズム版では形成される連邦の新たな文化を創出できる。1890年以降で評議会共和国としてプレイしており、Cultural Exclusionか多文化主義を採用している場合、エスペラント語を連邦の公用語にできる。

  • イベントでの選択によって、イベリア文化を獲得するか、イベリアの排他的な主要文化としてイベリア文化を確立する。ここでは後者を選択した。

  • イベリアを建国すると一定割合の国民がイベリア文化となる。イベリア文化はイベリアの伝統とエスペラント語を持ち、エスペラント語はロマンス語の言語グループに入る。

  • イベリア文化を連邦の排他的な主要文化にした場合、すべてのステートと都市はエスペラント名を採用する。

  • イベリア向けの新国旗・マップカラーもある。イベリアを自由主義共和国として統一した場合、統一イベントにおいて3種類の候補から国旗を選択できる。

  • 君主制イベリアを建国した場合は支配王朝によって変化し、ジャーナル記事「名誉革命」では王朝ごとに固有の紋章が表示される。

次回:開発日記#168

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