「Crusader Kings III」開発日記#189が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はリリース後のサポートについて。「All Under Heaven」リリース後の開発日記です。
開発日記#185は中国・日本・アンコール朝でのプレイ記録、開発日記#186はアート、開発日記#187はパフォーマンス、開発日記#188はアート・音楽・Mod制作・実績についての開発日記ですが、記事にして紹介していません。
開発日記
開発日記#189は、リリース後のサポートについて。
- 先週木曜日、私たちは「All Under Heaven」の発売後初のパッチをリリースし、クラッシュなどの重要な問題に対処した。これは今後続くアップデートの始まりに過ぎない。現在私たちが取り組んでいる内容について以下で見ていこう。
 
アップデート1.18.0.2
- アップデート1.18.0.2は11月4日にSteamでリリース予定のもので、バグとクラッシュの修正、バランス調整、データベースの改善などを行う。チェンジログ全体はアップデートと同時に公開されるが、以下では主な変更点と、今後予定されているアップデートについて述べる。
 
家の構成員が学業に積極的でない
- 多くのプレイヤーから、近親者に資格取得を説得するのが難しいとの報告を受けている。この問題を解決するため、ディシジョン「家族に受験させる」を追加した。当主のみが利用可能で、土地を持たない家の構成員が自主的に郷試・会試・殿試を受験するようになる。彼らが同じ最上位の勢力内にいる限り、自分で移動して試験を受け、合格した場合はフィードメッセージで通知される。さらに、Meritのある勢力で総督としてプレイしている場合、廷臣はプレイヤーが称号を得たり失ったりするたびに必ず新たな勤務地に移動する。廷臣が行方不明になっても、1年以内に必ず帰還する。
 
Celestial Governmentの改善
- 中国でのプレイにおける継続的な不満を解消するため、以下のバランス調整を実施した。
- HuangdiにおけるDynastic Cycleによって課される常備軍と軍の維持費ペナルティを削除した。Celestial governmentは国庫のdefinesによって既に維持費が増加しているため、不要と判断した。これによって反乱時に中国が破産しにくくなったはずだ。
 - Celestial governmentから過度なmen_at_arms_cap補正を削除した。かわりにArmy Command Structure法で管理される。
 - Grand Campaign戦争で中国がさらに属国を獲得することはなくなった。かわりに争奪対象の称号は直接Hegemonに与えられる。
 - 中華皇帝は正当な帝国内に対する開戦事由「統合」を使用できる。中原・涇陽・嶺南・Liangyi・Yongliangに対してはDynastic Cycleにかかわらず使用できる。
 - Hegemonは朝貢国の朝貢を拒否でき、不要な朝貢関係を結ばずに済むようになった。
 - フィードバックに基づき、データベースとローカライズの改善作業を続けている。例えば、中国のHegemonの配偶者は女性なら皇后、男性なら皇夫と表示されるようになった。
 
 - 1.18.0.2で修正されていない問題は1.18.1などの今後の大型アップデートで対応される可能性が高い。今後数週間で「All Under Heaven」向けの少し大きめのパッチもいくつかリリース予定だ。
 
1.18.1
1.18.1では東南アジア向けの衣服・冠・髪型、日本向けのDisfigured時に装備する面、マップグラフィックの修正、中国の宮廷シーンの修正、UIスキンの追加などが行われるようですが、省略します。
- AIが伝説を有効に使えるように調整した。
 
- 1.18.1で実装する新たなディシジョン「琉球帝国建国」では、三山の力を世界に示すという偉業を成し遂げた報酬として家宝を選択できる。
 
- ディシジョン「シャム王国の建国」も追加した。これはタイの人々が南方の地へ逃れた後、単一の旗の下に結束しようとする彼らの野心を表現する。
 
1.18.2
- 11月末に向けて1.18.2のリリースを予定している。主な改善点としてバグ修正のほか、Ministerとしてのプレイ体験の改善とプレイスタイルのバリエーション拡充がある。
 
今後のアップデート
- 上記以外にも「All Under Heaven」では継続的にバグ修正を行う。発表済みのアップデートの合間やその後に追加の小規模パッチが配信される可能性もある。Paradox Blackにおけるリリース後のサポートプロセス全般についてさらに詳しく知りたい方は、開発日記#171で標準的なリリース後サポートプロセスについて詳細に述べているので、こちらをご覧いただきたい。
 
次回:開発日記#190

  
  
  
  


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