「Hearts of Iron IV」開発日記2025年2月26日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は非史実のイランについて。「Graveyard of Empires」リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2025年2月26日分は、非史実のイランについて。
- 今回はパフレヴィー朝への反対派に関するもの、民主主義・共産主義・ファシズムルートを見ていく。
- 特定のルートに入る前に国民戦線を設立する必要がある。そうすることで、内戦が勃発した場合に「本部」をどこに置くかを決められる。そこが国王との戦争時に首都となり、新政府の足がかりとなる。これに続く国家方針によってディシジョンを行えるようになり、これによって国王への支持を低下させ、内戦に加わってくれる反対派グループをさまざまなステートに設置できる。
民主主義ルート
- 民主主義ルートでは国王を復活させて憲法の制限を維持するか、共和制とするかを選ぶ。退位を強制すれば内戦になるが、民主主義に支持を十分集めれば、強制的に立憲君主制に移行するのではなく、内戦を回避して平穏のうちに完全な民主主義国家になれる。
- 民主主義国家となり、選挙で指導者を決めるが、ここではMohammad Mosaddegh、Mohammad Ali Foroughi、Abol Ghasem Kashaniの3つの選択肢がある。立憲君主制を選んだ場合、イスラム聖職者の権力を強化し、あからさまな西洋化を拒否する選択肢もある。
- 外交には2つのルートがある。中東での反植民地主義運動(共産主義ルートでも進められる)と、連合国への加盟だ。後者ではイラクとアフガニスタンを確保し、中東が民主的であり続けるようにすることができる。
共産主義ルート
- The Tudeh partyはイランの共産主義政党で、のちに非常に親ソ連的になった。the Iran Partyはthe Tudehほど左派的ではなかった。国民戦線の中核となった。このルートを進めるにはクルド人とアゼルバイジャン人の分離主義者に接触し、政権を奪取した後の独立を約束することが重要だ。政権を取った後は、ソ連との距離が近いためにソ連と協力することになる。産業の再編と国家の改革を行った後は、軍備増強と外交政策に重点を置く。
- 共産主義ルート後半では軍事技術を強化するためにソ連と協力する。
- 「international solidarity」ブランチは共産主義と民主主義で共有されており、この地域にちょっとした混乱を引き起こす機会を与えてくれる。中東からヨーロッパ列強を追い出すときだ。こうした国家方針は近隣諸国を不安定化させ、この地域の支配を得る機会をもたらす。その後は国境地帯での抵抗を促し、最終的にはペルシャ湾周辺で自国の請求権を主張し、覇権を握る。
ファシストルート
- 史実では国家主義政党SUMKAの結成は1950年代だが、このルートでは早期に結成され、ファシストのイランを指導する政党となる。まずSUMKAを結成することから始める。これによって安定度が低下するが、ファシズムに向かって動き出す。
- 「shocktrooper marches」によって、クーデターが始まった際により多くの軍人が味方になり、政権奪取が容易になる。しかし、イランのエリートを味方につけるという選択肢もある。政権を取ったら新たな国王を選び、形式的な君主にできる。
- 内戦の後、国家をファシズムに相応しいものに再建する。世俗主義を強制でき、しばらくの間は支持率と安定度が低下し、研究が遅れるが、最終的には研究スロットを通じて新技術を取りに行けるようになる。新国家のために秘密警察を設立することもできる。最終的にはドイツに着くか、日本と手を組むか、独自のファシスト陣営を立ち上げるかを選ぶ。いずれの場合も、イランはトルコ、イラク、アフガニスタンに請求権を主張し、最後にはソ連に目を向ける。
- 大イランを建国した後、プレイヤーにはアラブ諸国を互いに敵対させたり、インドの分裂に対処したりする選択肢があるが、最後には対処すべきボスがいる。
2025年2月28日追記:開発日記2025年2月27日分は実績とアートに関する内容となっています。当サイトでは記事にして紹介しませんので、内容が気になる方は直接フォーラムをご覧ください。
次回:
コメント
なんかあっさりしてるな。
開発日記最後の国だし、dlcのタイトル的な国っぽく見えたから、もっとこってりしてるかと思ったけど。
フォーラムでもツッコまれてるけどストア説明にあったイスラム革命ルートがなくなってるっぽいからな
シルクロード帝国絡みの炎上から「イスラム革命絡みでムスリム原理主義者の地雷を踏み抜いたら、中国の国粋ネットユーザーなんか可愛く見えるくらいヤベー事になる」って日和ったのかねぇ・・・
時代はちょっと違うけど史実ルートのはずなのにねえ