「Hearts of Iron IV」開発日記2024年11月6日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は非史実のドイツについて。「Götterdämmerung」リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2024年11月6日分は、非史実のドイツについて。
解説動画も公開されています。
- 見てのとおり新たなドイツの国家方針ツリーは巨大で、このゲームで最大のものだ。
- 非史実ルートも大幅に拡張され、ドイツにさまざまなプレイスタイルを提供している。しかし内戦は変わっていない。私たちはかなり早い段階でここを大きく変更しないことを決めた。非史実ルートではできるだけ早く内戦が始まって終わってほしいというのが私たちの考えだ。そのため、要点はほとんどそのままになっている。さまざまな政治ルートを見る前に、内戦に関する国家方針を見ていこう。
- 「Rally the Nation」でナチス政権をより早く崩壊させ、「Rebuild the Nation」で産業の回復を早め、「Revitalize the Nation」でこれを早める。こうした国家方針でドイツが強化され、他のことにより早く目を向けられるようになる。
民主主義と君主主義
- 民主主義と君主主義はほとんどすべての国家方針を共有しており、民主主義ドイツとして超攻撃的になることも、君主主義ドイツでソ連の東ヨーロッパ侵攻を防ぐこともできる。
民主主義ルート
- 民主主義ルートは協力・融和・技術進歩が中心となる。「Reverse the Brain Drain」では研究を加速させ、「Shared R&D Programs」で研究ペースを加速させることができる。西欧の隣国と関係改善を行うことで彼らとの貿易を拡大したり、かつての植民地を取り戻すこともできる。「Embrace Liberal Leanings」と「Strive for Conservative Values」のどちらを選ぶかで政治顧問、経済法、貿易法を安くするか、すべての政治顧問と軍事顧問のコストを少し下げて徴兵法を大幅に安くできる。
君主主義ルート
- ヴィルヘルム2世の支配か、ヴィルヘルム3世をトップに据えた「Military Dictatorship」かを選べる。いずれの選択肢でも研究の強化と特別計画の推進に関する専用の国家方針がある一方、陸軍最高司令部はドイツの次の戦争への準備と軍備強化を重視する。共通しているのは再軍備を行い、失われた領土を要求することだ。
Weltpolitik
- ドイツが世界帝国になるには、イギリスの海上支配を受け入れてかつての植民地を返還するよう頼むか、単に戦争で要求するかの2つの方法がある。その2つの方法の間に、産業と軍事について中国を強化するという第三の方法があり、最終的にはアジアを分け合う。
Realpolitik
- 「Realpolitik」はより身近なところでの政治や外交を扱う。
Mitteleuropa
- 左端から見ていこう。「Mitteleuropa」はドイツ支配の中央ヨーロッパを想定しており、このルートではそれを達成できる。内戦後にドイツは再び独自の同盟を形成する。オーストリアを新たな陣営に招聘するか、統一を推進してBurgenlandをハンガリーに与えることで彼らをMitteleuropaに招聘するか? ここから中央同盟を復活させるかどうかを選び、さらにドイツの影響力をより強くするか、ヨーロッパの大部分を自国の指導の下に統一するか、あるいは陣営の構成国すべてを強化してEuropean Confederationを形成するか?
See to the Eastern Front
- ソ連がドイツとの間の国々を狙い始める可能性は非常に高いが、彼らを助けようとすることはできる。独立を保証し、要塞を建設し、産業を発展させ、軍隊を訓練する。彼らを自陣営に招いて彼らの産業をさらに発展させることもできるかもしれない。
Restore the Brest-Litovsk Borders
- ドイツが仲よく振る舞いたくない場合は、第1次世界大戦末期にロシアと結んだブレスト=リトフスク条約で得た領土を回復しようとすることができる。
Reject the Locarno Treaty
- 皇帝を亡命先から連れ戻すか、軍事独裁政権を樹立することを選択した場合、デンマークにユトランド南部を返還させ、「Reject the Locarno Treaty」でフランスともう一度やり合うという選択肢がある。これは「Weltpolitik」ルートでイギリスの海上支配を受け入れている場合にも行える。ただし、これまでの同名の国家方針と同じく、まずフランスが一定の条件を満たしている必要がある。
共産主義ルート
- 共産主義ルートに進むには準備がいる。各ステートに革命を広めて共産主義を強化すれば、ドイツは不安定化する。より多くの産業があるステートほどより多くの労働者を味方につけることができる。「Imminent Proletarian Revolution」のカウントダウンが0日になったとき、Proletarian Uprisingを広めたステートは内戦でプレイヤーの味方になる。うまくやれば内戦を回避することもできる。Proletarian Uprisingを広めたステートごとに「Imminent Proletarian Revolution」に日数が追加され、内戦を先延ばしにできる。これは特定の国家方針を完了することでも行える。
- 共産主義国家になったとどうするかについては、共産主義ルートのさまざまな分岐をお見せすることで済ませることにする。
Spark the Flame of Revolution
- この分岐では「Bolster Communist Sentiment」(注:国家方針にはないのでディシジョン?)で他国の共産主義支持を高め、最終的に内戦を引き起こせる。革命を確実なものにするため、内戦中の国家に歩兵装備や義勇軍を送ることもできる。「Spark the Flames of Revolution」を完了すれば、自国の陣営Proletarian Internationalを設立できる。「Strengthen Proletarian International」では自国が共産主義政権樹立に関わった国家を自動的に陣営に招聘する。
Root Out Imperialism
- ヨーロッパ外に共産主義を広めたいなら、「Root Out Imperialism」でアフリカとアジアの植民地においてレジスタンス値と自治権を高めることができる。その後は南アメリカや中東に共産主義を広め、アメリカや日本と対決する。
Legacy of the Spartacus League
- ドイツ共産主義運動のルーツであるSpartacus Leagueの創設者の一人であるRosa Luxemburgは民主主義制度を信頼する一方、同じく創設者の一人であるKarl Liebknechtはプロレタリア革命を信じていた。このことは国民精神「Politbüro」に反映されている。「Legacy of the Spartacus League」では革命の拡散と民主主義制度の受容を推進し、このルート専用の従属国につながる。
Volkskommissariats
- 近隣諸国に共産主義を広めて「Embrace Democratic Institutions」「Civil Liberties」を完了させた後、「Protect the Revolution」で彼らを従属させることができる。これによってVolkskommissariatsを作成でき、これはより多くの割合の産業と人的資源を宗主国にもたらす。
- Volkskommissariatsの産業を強化することもできる。「Instill German Discipline」では従属国により効果的な軍を作ることもできる。最後にはすべてのVolkskommissariatsを統合してGerman Socialist Volksunionを設立できる。
Proletarian Dictatorship
- これは早く戦争をしたいプレイヤー向けで、単に他国を征服するための優れた軍に専念する。しかし世界征服の前に「Defense Treaty with the Soviets」を取った後に「Spheres of Influence」に進む必要がある。ヨーロッパを分割し、西半分を自分のものにする。
国家指導者
- これ以外にもサプライズがあるかもしれない。
顧問
- 民主主義・君主主義ドイツの政治顧問(上段)と共産主義ドイツの政治顧問(下段)。
ドイツのさまざまな形と色
- 新たな建国可能国家が多くある。
ユニット
- ドイツ歩兵の3Dモデル。これは新モデルの一部だ。
2024年11月12日追記:開発日記2024年11月11日分はパフォーマンスとModに関する内容となっています。当サイトでは記事にして紹介しませんので、気になる方は直接スレッドをご覧ください。
2024年11月13日追記:開発日記2024年11月12日分はアートと実績に関する内容となっています。当サイトでは記事にして紹介しませんので、気になる方は直接スレッドをご覧ください。
次回:開発日記2024年11月日
コメント
翻訳お疲れ様です!
非史実ルートの選択肢が多そうで楽しみ
「KINGDOM OF GERMANY」はどんなルートで建国出来るんだろう
初期のカスタムゲームルールでドイツを解体するのは可能になるのだろうか