「Victoria 3」新DLC「Pivot of Empire」発売は、Steamの表記によれば日本時間21日18時の予定です。

「Crusader Kings III」開発日記#159――アクティブな生活

CK3 開発日記

「Crusader Kings III」開発日記#159が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はライフスタイルと活動について。「Wandering Nobles」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#158――Wandering Nobles


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開発日記

開発日記#159は、ライフスタイルと活動について。

  • 今回はライフスタイル「Wandering」とそれによってアンロックされる新たな活動について。

新たなライフスタイル

  • このライフスタイルはのライフスタイルと同じように設定されており、3つのライフスタイルツリー、27のパーク、3つの特性、3つのフォーカスがある。これは教育特性ではなく特性「Traveler」に紐づいている。特性「Traveler」から毎月10%、特性「Wanderer」からさらに20%獲得する。

  • このライフスタイルは他のライフスタイルのツリーを終えて特性「Traveler」を高めるために旅する時間ができたときに選ぶものとなるだろう。今回は領地なしのキャラクターのツリーを紹介する。

Wayfarer​

  • このライフスタイルの考え方は以下のとおり。
    • 各ツリーの最初のパークは一般に誰にでも適したものにしたかったため、簡単に手を出せてボーナスを得る価値があると感じられるようにした。
    • 中盤で活動をアンロックするが、これはこのツリーを定義するものと思っている。
    • 特性のひとつ前に山場となるパークを1つ入れて、ツリーを完成させる価値があると感じられるようにした。
    • どのツリーにもツリー全体で相乗効果があるものが2つはある。
    • ツリーのボーナスを得るにはライフスタイルを有効にしていなければならない。
  • このツリーではFameとストレス低下を関連付け、また領地を旅する友好的な領主の雰囲気を盛り込みたかったため、そうしたパークがある。

  • これは旅をより安全にするものだ。このツリーの目的である移動をしたいとき、コストや危険性を引き下げたいと思った。さらに、名前に合わせて補給に関するボーナスもある。

  • このツリーのfameに関する相乗効果がある最初のパークだ。ひとつ前のパークで安全に移動できるようになり、これでfameも得られるので、活動への参加や遠方への旅行でfameを高められる。

  • プレイヤーが次のキャラクターでこのツリーを進めたい場合に後継者の準備ができるようにし、別のキャラクターへ特性「Traveler」を受け継がせる方法を提供したいと思った。

  • 最初の山場となるパークで、fameとストレス低下の相乗効果をもたらす。hikesとランダムな旅イベントでfameを獲得し、その活動はストレスを取り除くのに効果的であることを意図している。

  • 2つのバリエーションがあり、一方は友好的な領主、もう一方はfameがテーマだ。どちらもキャラクターが頻繁に動き回るようにしたかった。

  • Wayfarerツリーでは特性につながるパークを山場のパークとした。Local Heroはfameを手に入れたキャラクターにとって大きなボーナスとなるようにしており、Diplomacyにボーナスがある。また、2つの旅のオプションを利用できるようになり、そのうちの1つはfameとストレス低下をもたらす。

  • プレイヤーと旅をする全員の評価を高め、プレイヤーのために働くCaravan Masterのaptitudeを高める。

  • ストレス低下に関して山場となるパークで、ストレスは増えるがより長いhikeができる。これによりストレスを下げたりfameを得る選択肢が増える。

  • Wayfarerはストレス低下とfameの相乗効果を持つ。fameが多いほどストレスが低下し、Prowessにfameボーナスがつく。つまりどれだけボーナスが付くかはfameをどれほど集められたかによる。

Voyager​

  • このツリーのテーマはPoints of Interestと言語だ。もちろんこの2つだけに限定されるものではない。

  • 領地持ち向けにパークを作ったとき、摂政が領地を管理できるのが定期的に出かける人の助けになるはずだった。遠方への旅をできるようにすべきだというアイディアから、ただちにあまりにも厳しいペナルティを受けるようにはしたくなかった。そのアイディアは領地なし版には反映できなかったので、代わりにprovisionsと移動速度のボーナスとした。

  • Voyagerには旅について全般的なボーナスをもたらす選択肢がほしかった。これはつまり危険なく遠くまで旅ができることを意味するが、他の機会を諦めることになる。名前から私たちは通常の傭兵を雇うことにボーナスをつけた。

  • 遠方へ行く機会を考慮すると外交範囲ボーナスはいい選択肢になると思った。これはゲーム内でよく出てくる補正ではなく、このツリーを進める理由となる。また、このツリーは活動「Monument Expedition」で外交範囲に関することをアンロックするため、より多くの場所に行けることを意味する。

  • このツリーのアイディア実現のため、目的地に到達した際にプレイヤーを強化したいと思った。これはツリーの下にあるパークと相乗効果がある。

  • Monument Expeditionをアンロックする中盤の山場となるパークであり、言語をテーマにした最初のパークでもある。

  • 「本拠に開発度を持ち帰る」ことができるパークをひとつは入れたかったが、それが無限に積み重ねられないようにしたかった。その意味で、発展途上のスカンディナヴィア人がコンスタンティノープルを観光して故郷をよくする着想を得るのはいいかもしれないと思った。これは領地なし版にはうまく反映できず、単純に新しい場所に行くことで意見ボーナスが付くようにした。

  • これは言語テーマのパークで、すべての宮廷の役職にボーナスがつく。

  • これはPoint of Interestから得られるほぼすべての報酬を30%増加させる。このツリーの山場となるパークで、Monument ExpeditionsとPilgrimagesでPoints of Interestを巡りながらライフスタイル経験値やprestigeを高めつつストレスを低下させるというプレイスタイルを可能にする。

  • この特性は外交範囲をさらに拡大し、移動速度を高めることで、さらに多くのpoints of interestに向かえる。
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Inspector(領地持ちの場合)

  • このツリーは当初は領地持ちとしてのプレイを想定していたため、領地なしプレイ向けには大幅な手直しを行っている。このツリーは一時的なボーナスを与えるために領地内の領主を訪ねるというプレイのアイディアに基づいたものだ。どこかに行ったり、活動を主催したり、どこかでディシジョンを行うとその場所はしばらく改善される。

  • 最初のパークは領地内を移動する際に15年間、Stationed状態の常備軍を5~10%改善する。

  • これについて重要なのは結婚受諾ボーナスで、つまり自領内では自身と親族のために望みの結婚ができる可能性が格段に高くなる。

  • このライフスタイルツリーの中で、私たちはプレイヤーにcontrolと開発度に関するツールを提供したいと思った。さまざまな活動を主催することで、改善したいことがある場所に注力できる。

  • 多くのプレイヤーは比較的安全な旅しかしないようにしており、そのために特性トラック「Seasoned」が意味を持つ期間はほとんどなかったということに私たちは気づいた。そこで、領主として自分の領地が安全でよく管理されていることを積極的に確認することでこの特性を高めることができるのは自然なことだと考えた。

  • 最初の山場は活動「inspection」をアンロックするものだ。これについては後述するが、自分の領地を旅するファンタジーを広げてくれる。税収ボーナスもある。

  • これにより新たなディシジョンがアンロックされ、これは旅を中断してしばらく領地を管理できるものだ。威信や移動時間と引き換えに正統性とその領地の汚職の除去か徴募兵や税収などへの一時的な補正を得る。これは「No Stone Unturned」と同じロジックでひとつの領地をより直接的に管理し、その領地の問題に対処できる。

  • これは新たなディシジョンをアンロックし、旅について本を書くことができる。

  • これはこのツリーの最大の山場であり、「No Stone Unturned」「Inspection」「Arbitration」をひとつにまとめて無料だったり改善したりする。

  • 特性「Voyager」と同じようなロジックでこのツリーがプレイヤーにどのようなファンタジーを提供するのかがわかるようになっている。これは領地の管理に関するものであり、すべてがうまくいくようにするものだ。

Inspector(領地なし)

  • Inspectorツリーは領地の改善に着目したツリーであり、領地なしキャラクターに使うのは難しい。結局、私たちはこのツリーの中心的なテーマを諦めて、領地なしプレイに適したものにすることにし、その結果として地形に対する理解を深めるというテーマになった。

  • これはこのツリーの残りのパークの準備をする上で重要だ。どの種類の地形に注目したいかを選ぶディシジョンをアンロックする。
    • Woodlands:Forests/Jungles/Taiga/Wetlands
    • Highlands:Mountains/Hills/Desert Mountains
    • Lowlands:Plains/Steppe/Farmlands/Floodplains
    • Drylands:Deserts/Drylands/Oasis
  • これに続くパークの多くではDesignated Terrainへのボーナスが有効になる。

  • ディシジョン「Gather Provisions」に大きなボーナスをもたらし、特にDesignated Terrainで過ごす場合は追加のProvisionsを得るのに役立つ。

  • 私たちはこのツリーに戦闘ボーナスもつけたいと思った。得意な地形で戦っているときが本領発揮と感じられるようにしたかった。

  • Designated Terrainでを移動する際にprovisionsの問題が減る。また、QuartermasterとHead Porterを建物にかかわらずアンロックし、provisionsをより効果的に扱えるようになる。

  • The Second officerは領地なしキャラクターでにとって最重要の役職であり、これは彼らが最大限の力を発揮してくれるようにする。また、現在のCamp Purposeに応じてスキルボーナスを得るのが面白いかどうかを実験している。

  • これはこのライフスタイルの山場となるパークで、Designated Terrainの中からさらに注力するディシジョンをアンロックする。例えばHighlandsを選んでいた場合、Mountains・Hills・Desert Mountainsの中から極める地形を選ぶ。
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新たな活動

  • ベースゲームの活動は既にさまざまなものがあるが、ライフスタイルツリーそれぞれを象徴するようなものを作りたいと考え、最終的に以下の3つに絞られた。
    • Wayfarerツリー向けのHikes
    • Voyagerツリー向けのMonument Expedition
    • Inspectorツリー向けのInspection
  • それぞれの活動はライフスタイルツリーがもたらしてくれるものをさらにもたらしてくれるが、通常のものに少し手を入れたものとなっている。

Hikes​

  • 衛兵と1名の特別な仲間を連れて宮廷生活から少し離れることができる。仲間を連れて行くとそれに応じてイベント内容も変わり、彼らとの関係を深める機会もある。通常はどこからも離れた場所を目指して出発し、そこに到着すると活動が始まり、短いハイキングをして帰路につく。プレイヤーには自然の中での体験に関するイベントが起こる。

  • 上の画像はその例。

  • 開始時・活動中・終了時といった活動のシステム的なイベントには選択肢がないが、その間のランダムイベントには選択肢がある。人に会ったり、景色を見たり、自然の良い面や悪い面を体験したりなどだ。

Monument Expeditions​

  • これは国境を越えて旅するもので、point of interestだけでなく、特別な建物のある男爵領ならどこにでも行ける。

  • 活動場所に到着したら、その土地の名所を探しながら注力するスキルを選ぶ。選択肢は建物に基づいており、活動中にスキルボーナスを得る確率を増減させる機会がある。

  • ほとんどのイベントは追加のスキルボーナス得る確率を高めるか、役職に就いている者に関する選択肢をもたらす。

  • 旅の終わりにはわずかなスキル上昇があり、結果次第で2度目のスキル向上の可能性もある。

Inspections​

  • hikesと同じくこれは自分の領内でのみ可能で、場所とやりたいことに応じていくつかのオプションがある。到着すると3つの選択肢を選ぶ。
    • 請求権/臣従の受け入れ
    • 税/伯爵領のControl/開発度
    • 徴募兵/評価/住民の評価
  • すべての情報にはイベント内から簡単に確認できるようにしている。
  • 選んだ選択肢によって視察がどういう結果になるかが影響を受ける。選択肢によって残りの活動における多くのイベントが少し異なる動作をする。例えば徴募兵/評価/住民の評価を高める選択肢は税/伯爵領のControl/開発度を高める選択肢の成功確率を引き下げるかもしれない。

  • 活動の途中で特化に関する2回目の選択肢がある。この例では最初の選択肢で税/伯爵領のControl(既に最大のため表示されていない)/開発度を選び、ここで税と開発度のいずれかを選んで強く着目できる。これはInspectionが成功したときにもっとも強い効果があるものを決めている。

  • 視察によってプレイヤーは伯爵領に影響を与えるイベントに多く遭遇することになる。そのほとんどは活動の成功確率を増減させる。

  • うまくいけば求めていた報酬を得られる。

次回:開発日記#160

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コメント

  1. 他の旅中の領主と同じステートにいる時に特別なインタラクションできるようになったりせんかな。土地無しのならず者プレイができるようになったから、旅の計画の危険度の、危険サイドをプレイしてみたい。
    HRE皇帝攫ってロンバルディア同盟に売る商売とかおいしそうや。

  2. やっぱ面白そうやな

    ただ、スキル獲得の経験値量はメイン5つ(学識管理とか)と同じなのかな
    ライフスタイル決めたのに新しいライフスタイル選ぶとあまり効果がないとなるとよほど暗殺されないか戦争が起きないとかでないと最後まで成長させに行くのに躊躇しそう

    学識で回収ボーナス 管理で玉座請求 外交で贈り物ボーナス
    だけとってみたいな感じになるのかな?最新ライフスタイルも

    わからんけどね

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