2024年9月3日、「Cities: Skylines II」1.1.8「Decorations」パッチに関する開発日記が公開されていました。本記事ではその内容を紹介します。
前回:「Cities: Skylines II」開発日記――タイル維持費の説明
1.1.8「Decorations」パッチ
2024年9月3日、「Cities: Skylines II」1.1.8「Decorations」パッチに関する開発日記が公開されていました。本記事ではその内容を紹介します。
- 1.1.8はDetailer’s Patch #2ではなく、前回のパッチほど大規模ではないが、ホームレスの修正をできるだけ早く出したかったのと、新たな装飾メニューの準備ができたので、その他のバグ修正とともにこの2つをひとつのパッチにまとめた。
装飾メニュー
- これまでも開発者モードを通じてプロップを配置することはできたが、これは日常的な使用を意図した機能ではないため、なにかを壊してしまうことがあった。そこで、修景のひとつとして新たに装飾メニューを導入し、都市を装飾するために使用できるさまざまなプロップを利用できるようにした。
- 修景には「自然」に石、「公園」にベンチや噴水、「産業」に木箱やサイロなど、8つのカテゴリーを追加した。私たちはゲーム内のすべての既存のプロップを調べ、ゲーム内に配置するのが理に適っており、機能するものを選んだ。例えば煙突やエアコンユニットのような、建物上に設置する場合のみ理に適っているプロップは含まれない。というのは、建物上にプロップを配置することをサポートしていないためだ。合計で298種類のプロップが利用できる。
- 新たなカテゴリーのプロップを配置するのは、木や建物を配置するのに近い。アイテムのサイズと形状に応じたコリジョンエリアがあり、木と同じように、地表の上に配置して美しい広場や庭を作れる。配置した後は、選択したり、選択された情報パネルの再配置ボタンで移動したり、ブルドーザーで削除したりできる。すべてのプロップは都市に影響を与えない装飾品なので、自由に配置できる。
ホームレス問題
- 市民が家を失ったり、家を壊されたりするとホームレスになり、余裕があれば都市を離れ、余裕がなければ都市の公園や廃墟に一時避難する。このような場所では新たな家を見つけることも都市を離れることもできず、身動きが取れなくなる傾向がある。1.1.8ではこうしたホームレス世帯が立ち直る機会を得られるようにする修正を行った。
- これまではホームレス世帯が市内で適切な家を探すかどうかをランダムでチェックしていたが、1.1.8では常に都市内で適切な家を探そうとするようになった。それにはホームレスが住むための家が必要であり、その家がホームレスではなく新たに作られた世帯によって埋まることがないようにする必要がある。これを確実にするため、ホームレスは新たに生まれる世帯を減らすと同時に、高密度住宅への需要を増やすようになった。
- ホームレス世帯の数によっては彼らすべてが自立したり、市外に出る方法を見つけたりするまでに時間がかかるかもしれないが、住宅需要を満たしたり、都市間バスや鉄道などの都市外に出る公共交通機関を提供することで、その過程を助けることができる。
パッチノートは1.1.8f1リリース時に公開されるとのこと。
2024年9月4日追記:1.1.8f1がリリースされ、パッチノートの公開されました。
コメント
確かにリアルではあるとはいえ今回みたくバグの温床になるしパフォーマンスにも影響してるであろうホームレス要素って必要だった?という感が…
ホームレスやら交通事故やら必要ないよなぁ
処理も重くなるし