2026年4月17日、「産業キャプテン (Captain of Industry)」でアップデート4.1(バージョン0.8.3)がリリースされました。
アップデート4.1(バージョン0.8.3)がリリース!
2026年4月17日、「産業キャプテン (Captain of Industry)」でアップデート4.1(バージョン0.8.3)がリリースされました。公式ブログにてその内容が説明されていますので、以下で紹介します。
アップデート4.1:鉄道運行計画とプレイしやすさの改善
- アップデート4.1には列車物流の完全自動化のほか、小規模な機能やプレイしやすさの改善が含まれる。
アップデート4の振り返り
- アップデート4は非常にスムーズなリリースとなり、これまでのメジャーアップデートと比べて不具合が大幅に減少したことに満足している。これはリリース1週間前からビルドをテストしてくれたCanaries(注:テストプレイヤーのことを指しているものと思われます)に加えて、サンドボックスモード簡単かつ迅速にテストできるようになったことが大きい。
- DLCによって今後の開発資金確保の助けになり、私たちは雇用を行った。みなさんのご支援と信頼に感謝する。
鉄道運行計画
- アップデート4.1の目玉は新たな鉄道運行システムだ。これまでは各列車に固定の積み降ろし駅が設定されていたが、このシステムでは輸送する資源の種類が多く、積み降ろし地点が多いと規模拡大が難しかった。新たなシステムでは予約機能つきのジョブ管理システムを使い、現在トラックで行われているのと同様の方法で列車の運行を自動化する。
- 鉄道運行計画は積込み駅・荷卸し駅・待機場所を定義する、新たなスケジュールタイプだ。列車がこれに割り当てられると対応する輸送業務を探し、該当する業務が存在しない場合は専用の待機駅に移動する。
- 運行計画内の駅はトラック物流における貯蔵施設と同じように振る舞う。駅が到着ルールを通じて需要を通知すると、運行計画は該当する供給のある駅を検索し、待機中の列車に業務を行わせる。なお、運行計画は単一の資源のみを輸送する列車を派遣するため、列車輸送はそれぞれ一度に1種類の資源のみを扱う。
複数の資源を要求する食料荷卸し駅。資源ごとに要求スライダーがある。
- 各駅には需要を示す資源ごとのスライダーがある。例えば荷降ろし駅のスライダーはその駅に積極的に配送すべき貨物量を設定する。駅にスライダーの需要以上の貨物がある場合でも、適合する荷積み駅が積極的に資源を放出しようとしているときには受動的に貨物を受け取ることができる。
木材の配送を要求する駅では、白い数量バーの下に表示された緑のバーによって列車が既に向かっていることを示している。
- 列車が派遣されると、荷積み駅で貨物を予約し、荷卸し駅で空きスペースを確保する。これによってどの駅でも滞留することなく確実に目的地まで輸送されることが保証される。しかし鉄道駅モジュールには貨物量の上限があり、ある列車輸送で荷卸し駅がいっぱいになるとその駅にはそれ以上配送が行えなくなり、スループットが強く制約されてしまう。その解決策として、接続された貯蔵施設がある。
駅モジュールに直接接続された貯蔵施設は、駅の容量を拡張する。
- 鉄道駅モジュールは鉄道運行計画が考慮する貯蔵容量を拡張する、接続された貯蔵施設に対応するようになった。鉄道駅の貯蔵容量を増やす方法は2つあり、ひとつは鉄道駅モジュールのポートに直接貯蔵施設を接続する方法だ。これは直ちに機能するが、駅のすぐ後ろに貯蔵施設を配置する必要があり、必ずしも望ましい配置にならない。
鉄道駅と接続された貯蔵施設によって、より多くの列車を運行できる。
- 2つ目の方法は専用ツールを使用する。任意の貯蔵施設を駅モジュールに割り当てることができ、プレイヤーは接続された貯蔵施設がコンベアやパイプを通じて駅モジュールと正しく接続されていることを確認する必要がある。接続されていない場合は運行計画で完全に荷積み・荷卸しができない列車を派遣することになり、非効率になる。
- 運行計画を円滑に機能させるもうひとつの重要な要素として、駅内の自動バランス機能がある。すべての駅モジュールは自動的に保持する資源を調整し、効率的な列車への積み降ろしを可能にする。この機能がなければ、必要な資源が誤ったモジュールに配置されているために列車が完全に荷積み・荷卸しを行えないことがあり得る。
荷卸し速度を考慮しなければ、ひとつのモジュールにコンベアベルトを接続するだけで列車から完全に荷卸しすることができる。
- 自動調整機能によってすべての駅モジュールをコンベアやパイプで厳密に接続する必要はなくなった。これによって鉄道駅の建設が容易になり、最適な利用効率を得るために流路の分岐のバランス取りをする必要もなくなった。これは貨物港にも導入するかもしれない。
- 最後に、燃料補給所に触れておきたい。プレイヤーは専用の燃料補給所を設定でき、列車は必要に応じて自動的に燃料補給を行うようになる。これにより集中的な燃料補給が非常に容易になり、列車は自身の燃料種別に応じて自動的に適切な燃料補給所を選択する。すべての駅に燃料を分散させる必要はなくなった。
鉄道路線の改善
- これまでの鉄道運行スケジュールも引き続き利用でき、4.1では大幅な機能改善を行った。第一に、「満載/空荷になるまで待機」はより柔軟なものになった。
- 駅で取り扱う資源ごとに個別のスライダーが導入され、いつ列車を呼び出すかを調整できるようになった。例えば荷卸し駅のスライダーではその駅に配送されるべき資源の量を設定できる。スライダー設定値以上の資源が既にある場合、新たな列車は呼び出されない。これは鉄道運行計画とは異なり、より精密なものだ。
鉄道駅における新たな鉄道路線設定インターフェース。この設定は鉄道運行計画とは独立している点に注意してほしい。
- この新システムには「無制限」もあり、完全に荷降しできない場合でもすべての列車の到着が許可される。また、出発ルール「空荷になるまで待機」と併用することもできる。この新たな到着ルールシステムも、鉄道運行計画と同じく予約や接続された貯蔵施設が機能する。これによって完全に荷積み・荷降しが可能な列車のみを駅に進入させることもできる。
- これまでの運行スケジュールと新たな鉄道運行計画はそれぞれ独立して機能する。それぞれのシステムは駅画面に個別の設定タブがある。
- いくつかの動作変更もある。列車は荷動きのない駅は無視するようになった。ただし、新たに追加された「スキップしない」ボタンで、駅ごとにこの動作を上書きできる。例えば列車を方向転換させるために必ず停車しなければならないターミナル駅などでこの機能が役立つ。中継点はデフォルトで「スキップしない」状態となっている。
- 列車運行スケジュールに2つの切り替えボタンも追加した。
- 1)「受入不可の場合スキップ」ボタンでは、その駅で列車を受け入れることができない場合、列車がその駅をスキップできるようになる。例えば列車の収容能力が上限に達している駅を、不必要に待機することなく通過できるようになる。
- 2)「次の駅で受入不可の場合スキップ」ボタンでは、スケジュール上その次の駅でその列車を受け入れられない場合、列車はその駅をスキップできるようになる。これは荷卸し駅が列車を受け入れられない場合に荷積み駅をスキップするときに役立つ。この機能は再帰的に機能しないことに注意してほしい。「次の駅で受入不可の場合スキップ」の駅が連続している場合でも、列車は単にその次の駅のみを確認する。
- 列車が完全に貨物の積み降ろしを行える場合にのみ駅への進入を許可するオプションも追加した。これによって十分な貨物が利用可能になる前に到着してしまうことを防げる。
- 「これ以下で燃料補給」という閾値設定が鉄道路線と鉄道運行計画の双方で可能になった。
- 既存のセーブデータは自動的に新たな到着ルールシステムに移行する。ただし、すべてのケースが直接移行できるわけではないため、想定どおりに機能するか確認することを勧める。
看板
- 多くの要望に応えて、より大型のCOI看板を追加し、2種類のサイズの看板を利用できるようになった。さらに、文字・数字・記号を表示する69種類の小型看板も用意し、文字を入力するだけで配置できる状態のブループリントを生成するツールもある。現時点ではASCII文字のみ対応だが、将来的にはさらに多くのものに対応することを検討している。
- すべての看板は列車と同じく基本色と補助色で着色可能だ。文字を個別に色付けすることも、ツールを使って一括で希望の色を適用することもできる。
ドラッグして建設
公式ブログ記事のこの節にはGIFアニメ画像が3枚掲載されていますが、ファイルサイズが大きくページが重くなるため省略しています。
- 選択した実体の複数のインスタンスをクリック&ドラッグで簡単に作成できるようになった。デフォルトではドラッグは90度ごとにスナップするが、[Shift]キーで平面を塗り潰すように配置することもできる。90度スナップを無効にすれば完全に自由に配置することもできるが、自己責任ご使用いただきたい。間隔の調整もでき、デフォルトでは密に詰まって配置されるが、[Ctrl]キー+マウスホイールで間隔を調整できる。これは平面配置でも有効だ。ブループリントにも対応しており、デフォルトではブループリントを取り囲む境界が計算され、これが繰り返し間隔を決定する。不規則な境界のためにブループリントを重複させたい場合は、ブループリントメニューから設定できる。
プレイしやすさの改善やパフォーマンスについては省略します。プレイしやすさの改善では鉄道やUIなどの改善が行われ、パフォーマンスもさまざまな点の最適化で向上したとのこと。
セーブリカバリーツール
- 4.1では実装しなかったが、ほぼ完成している機能としてセーブリカバリーツールがある。これはリカバリーセーブという特別な形式のセーブを行えるもので、ディスク容量を効率的に使用しない上、通常のセーブデータのように細部まで保存しないが、将来のどのバージョンでも、Modがなくても読み込める。これは重大なセーブデータ破損を引き起こすアップデートやModの互換性が失われたときの救済手段となり得る。
- しかしこれはあくまで最終手段であり、工場レイアウトや地形変更、施設、保管資源、車両、列車、鉄道路線、研究進捗、契約情報、ワールドマップの状態など、ゲームデータの大部分を復元できるようになっているが、べてを完全に元通りに復元できるわけではない。一部のランタイム状態が失われるため施設は停止状態となり、車両は仕事が割り当てられていない状態となり、列車は車庫に、船は港に、コネクターやリフト内を移動中の資源のような、一部の輸送中の資源は復元されない。つまり、リカバリーセーブは再構築の基礎と考えるべきものだ。
- リカバリーセーブはまだロード可能なセーブデータから作成する必要がある。互換性のない既存のセーブデータを復元するものではない。この問題を解決するため、私たちはリカバリーセーブ機能をゲームバージョン4.1の前のバージョンであるv0.8.2にバックポートする予定だ。このバージョンはSteamの「v0-8-2-legacy」ブランチから利用でき、プレイヤーはここで古いセーブデータを読み込み、リカバリー形式でエクスポートできる。
- この機能はもともと「Uber blueprints」と呼んで開発していたもので、その後大幅に改良されて公開用機能となったものだ。これは地形や保管物、車両その他のものを保持する巨大なブループリントのように機能する。近日中に公開予定で、テストに参加したい場合はまもなく実験用ブランチで利用可能になる。
締めの言葉
- 以上がアップデート4.1の概要だ。私たちはアップデート5に注力する前に、小規模なアップデートを複数回実施することにした。近いうちに4.2がリリースされる予定だ。
パッチノートは省略します。
アップデート4リリース時にもセールが行われていましたが、4.1リリース記念ということなのか、今回もSteamでは本体も30%オフの2,730円となっています。5月1日まで。以前から折に触れて書いていますが、非常に面白いゲームでおすすめです。当サイトでのレビュー記事はこちら。









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