「Hearts of Iron IV」開発日記2025年10月28日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は中国国民党について。「No Compromise, No Surrender」リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2025年10月28日分は、中国国民党について。
- 中国国民党でプレイする場合、主要な目標は軍閥を征服し、国家を統一することにある。具体的な戦略の選択は国家方針ツリーのルートによって変わる。
蒋介石
- 蒋介石としてプレイする場合、新たな派閥システムを多く利用し、影響力を使って各地の軍閥を従属国にしていくことになる。
- 軍事指導者として強力であるほど、さらに統合を進めることができる。
- 中国はレンドリースの主な受取国であり、経済力と兵器開発の両方を強化できる小さなブランチがある。
汪兆銘
- 汪兆銘は政治家だったため、蒋介石を排除した後、中央政府機関(「院」)を掌握することで権力基盤を固めていく。
- 日本に対して譲歩を行うことで、関東軍が中国の主権を過大評価していたと認識するまでの日数が表示される。この猶予期間を利用して防衛体制を強化できるが、日本に与えたものは戻ってこず、いずれ日本は中国を攻撃する。
- 侵略者を撃退し国家を統一した後、他国が同じことをする手助けができる。アジア諸国が植民地支配から解放される手助けをした中国には報酬が与えられる。
藍衣社
- 武力衝突はプレイヤーが望むより早く起こり得る。藍衣社として知られる三民主義力行社について、私たちは組織化された戦闘部隊となり、新生活運動を広める存在となったものを想像している。藍衣社を改革することで、イデオロギーを農村地帯に浸透させ、支配体制を固める支部を各ステートに設置できる。中国全土に浸透させた後は周辺地域を支配下に置き、大陸帝国の建設に乗り出す。征服した地域をうまく統治すれば、報酬としてより効率的な資源採掘が可能になる。また、そうしたステートを帝国に統合する権限が得られる。
中国民主同盟
- 私たちは史実より多くのグループが民主同盟に加わった場合を想定してシナリオを構築し、さまざまな政治グループを選択できるようにした。どのグループを選ぶかによって、新たに樹立する民主主義体制の指導者も変わる。
- 大衆の支持を得ることも不可欠だ。政権交代があったからといって日本の侵略が止まるわけではなく、彼らに対処する必要がある。広大な国土に民主主義思想を広める事業には時間がかかるため、外国の侵略者に抵抗する方法を考える必要がある。当時から多くの中国人が国外へ避難していたため、全世界から支援を得ることが可能だ。十分な期間持ちこたえることができれば、アメリカの陣営に参加して彼らを史実より早く参戦させることができる。侵略にに対して共に立ち向かうことで、アジアとオセアニア地域全体に自由を広める可能性が開かれ、すべての植民地の独立を支持する立場を明確にできる。たとえこれが旧帝国勢力との対立を招いたとしても、プレイヤーは連合国に代わる真に民主的な代替物を生み出せるだろう。
産業ルート
- 当時の中国産業は外資が多かったため、適切な戦略を取れば外国からの大規模な支援を得られるようにした。南京十年期の恩恵は都市部に集中していたが、この問題に対処する機会をプレイヤーにもたらす。戦争が勃発した場合、中国工業合作社を拡大して大量の戦争物資を生産するようにできるほか、合作社は言語にも影響を与える。
国民革命軍
- 日本との衝突が避けられないことが明らかになり、これに対処すべく持久戦と決戦という2つの戦略があった。
- 前者の戦略は防御にボーナスがつき、敵の補給線を後方から断つことができる。特定のステートに防衛努力を集中させ、最も有利な地点で敵を足止めすることもできる。
- 後者の戦略は敵への反撃能力と敵の攻撃の事前阻止能力が中心となる。また、自国の攻勢能力を特定のステートに向けることができる。
- 私たちはこの2つの考え方を別のブランチで表現している。一方を選んだからと言ってそのブランチにゲーム終了まで固定されるわけではなく、ブランチの最後の国家方針完了まで一時的に固定される。どちらを選択しても対処すべき問題は2つのブランチの間のブランチで、組織構造の問題に対処できる。
The Aviation Affairs Commission
- 空軍は空軍の目標とそのための構成によって決まる。
- 主な選択として、空軍を海外の敵に対する攻勢的な手段とするか、自国空域の支配を優先するかだ。これはドクトリンに行った変更とも関連する。
- 航空機を製造する組織として、強力な迎撃機に特化した中央杭州飛機製造廠と、中型爆撃機に特化したSino-Italian National Aircraft Worksがある。そして時には、何よりもまず声明を出すことが重要な場合もある……。
中華民国海軍
- 中華民国海軍でプレイヤーが選べる選択肢は、海洋支配を目指すか、それとも敵の制海権獲得を阻止するかだ。敵が勝利しなければそれで十分な場合もある。艦隊を迅速に強化するためのボーナスも追加し、他の大国に追い付くことができる。提督もいる。
- 国家方針ツリーの全体像はこのとおり。以下は軍閥についての最新情報だ。
軍閥
- 新たにいくつかの軍閥を追加した。なお、今回のアップデートでは軍閥や満州国の国家方針ツリーは見直していない。しかし「No Compromise, No Surrender」の開発過程で新たな中国・日本関連コンテンツとより整合性が取れるように、こうした国家の国家方針ツリーに若干のフレーバー要素を追加した。汎用の共有ツリーを少し拡張して新たなコンテンツに対応できるようにし、一部の軍閥については特定の地域と指導者を表現する小規模なサブブランチを追加している。
- 新たなブランチの例として、馬家軍は国家統一をテーマとするブランチ、Sichuan Cliqueは分裂した行政体制と地域特性を反映したブランチ、Khotan Ma Cliqueは新疆省の統一を目指したブランチがそれぞれある。
- 他の軍閥についても同様のアップデートが行われる。満州国についてもごく小規模な調整が行われており、日本と中国の国家方針ツリーとの互換性が向上している。
- モンゴルには新たな元帥兼国家指導者を追加した。
次回:開発日記2025年11月4日






































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