「Hearts of Iron IV」開発日記2025年10月14日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は非史実の日本について。「No Compromise, No Surrender」リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2025年10月14日分は、非史実の日本について。
今回の開発日記は動画版も公開されています。
皇道派ルート
- 皇道派ルートに進むにはミッション「クーデターの試み」終盤のイベントで上の選択肢を選ぶ必要がある。
- このルートでは史実ルートと同じ外交ブランチを利用でき、南北両方に進撃できる。
- 皇道派ルートは傀儡国が少なく、領土の直接占領を重視するが、それは満州国の併合や陣営の選択肢によって強調されている。そうした選択肢では傀儡国のボーナスが減少し、より集権的なアプローチをとれるようになる。
- 皇道派ルートでは関東軍の自律性を失わせて、中国侵攻のタイミングをより柔軟に調整できる。
- 皇道派ルートではファシズムか非同盟/中立主義のいずれかになることができる。
- 皇道派ルートは地方経済を重視した経済政策をとり、軍事では「意志の優越」を重視する。
- 最終的には日本の神話的建国物語のプロパガンダ化と世界最終戦争に向けた急速な教化に行き着く。
民主主義ルート
- このルートは皇道派によるクーデターの試みで岡田啓介が軍部の政府に対する影響力の増大に対して声を上げる。
- ここで日本は突如として民主主義へと転換するが、岡田はやがて暗殺される。
- これによって国内の各勢力の関係は急速に悪化し、昭和天皇は事態対処のため、立憲民政党の町田忠治を臨時首相に任命する。町田は速やかに選挙を行い、軍が計画している再度のクーデターに対して国内の民主勢力を統一するのに最適の人物を選ぶ。
- 内閣は国内の各ステートが軍の支配下に置かれるのを防ぐとともに、さまざまな勢力や陸軍幹部の支持を確保する必要がある。
- 不安定で統制の取れない軍への対応準備が整ったら、首相は治安維持法を廃止し、内閣の不協和音を解消する。しかしこれは円滑には進まないだろう。
- 内戦が彼らの手によって引き起こされていない状況では、内閣は軍組織とドクトリンを再構築し、軍国主義的な反対勢力を排除する機会を得る。戦争が終わると選挙が行われ、結果によって復興の方向性が決まり、その次の首相選出にも影響する。
- 民主主義ルートでは日本を近代化させて経済不況から脱却させることと、アジア全域で民主主義の原則が支配的になるようにすることの2つの目標がある。
- 民主主義ルートは国家の産業・研究の拡大がもっとも強力で、古い同盟の再締結や新たな同盟の締結も行える。
- また、民主主義の名の下に領土を広げることもでき、究極的にはアジアを単一の政府の下に統一するという目標を持つ。
共産主義ルート
- 社会民主主義者の安部磯雄が臨時首相に指名された場合、内戦前の国家方針ツリーの左側が利用可能になり、安部が強力な反軍勢力を構築しようとする中で共産主義勢力が強化される。
- これによって共産主義勢力は労働者階級や政府に不満を抱く青年将校からの支持を集められるようになり、秘密基地の設置、農民民兵組織の編成、クーデター未遂事件後に恩赦された皇道派青年将校の取り込みも行える。
- 内戦が勃発した場合、共産主義勢力は安部を支持せず、第三勢力となる。戦争が終わった後は共産党が国家を支配する体制を固める段階に入り、党内のどの派閥が主導権を握るかを決める。
- 講座派はレーニンとスターリンの思想に近い立場を取り、集権的なアプローチをとり、一党独裁体制を構築して武力で共産主義思想をアジア全域に広めようとする。
- 労農派はさまざまな社会主義勢力を取り込むことを重視し、地方の再興と発展に注力する。
- 両者はいずれも帝国主義的・封建主義的な社会の再構築に関するブランチがあり、最終的には強力な産業基盤を確立することで急速な追い上げを実現する。
- 十分に戦争準備を整えたら、アジアの民衆を解放する時が来るだろう。
- 日本の共産主義勢力はソ連を支持していたわけではなく、むしろ大陸におけるソ連の影響力に対抗するカウンターウェイトとしての役割を果たそうとしていた。講座派は武力によって東アジアを統一しようと試み、ソ連・英連邦・アメリカ対抗可能な国家になろうとしている。
- 労農派はコミンテルン全域に傀儡政権を樹立しようとし、大東亜共栄圏と同様の戦略を採用してアジアを植民地主義者や帝国主義者から解放しようとする。
最後のティーザー
- 以上は日本をプレイする上で出会うかもしれないキャラクターのティーザーだ。
- 新たな3Dモデルもある。
次回:開発日記2025年10月21日?
コメント
おーえーやん
>また、民主主義の名の下に領土を広げることもでき、究極的にはアジアを単一の政府の下に統一するという目標を持つ。
結局変わらんくて草