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「Hearts of Iron IV」開発日記2024年10月16日――史実のドイツ

HoI4 開発日記

「Hearts of Iron IV」開発日記2024年10月16日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は史実のドイツについて。「Götterdämmerung」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記2024年10月14日――ハンガリー


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開発日記

開発日記2024年10月16日分は、史実のドイツについて。

  • ドイツの史実ルートはこれまでの国家方針ツリーがなくなり、新たなものに置き換わる。今回取り上げるものはすべて無料パッチに含まれる。以下の内容は開発中のものであり、変更される可能性がある。

  • ヒトラーのポートレートを手直しし、新たな国民精神もある。メフォ手形の見直しについて気になるかもしれないが、今回は触れない。ドイツがポーランドに侵攻したとき、第2次世界大戦の準備はほとんどできていなかった。そのため、ドイツは多くのマイナス補正なしに相当程度弱体化させている。また、三軍それぞれに関する国民精神があり、それぞれマイナス面があり、戦いを難しくする。

  • 新たな国家方針ツリーは巨大で、しかもこれは史実ルートと共通ルートのみだ。35日の国家方針が多く、またこれまでのHoI4にはなかったものもある。これはドイツの新たなシステムだが、今回は説明しない。今後の開発日記でメフォ手形と一緒に触れる予定だ。

共通ルート

  • 新たな国家方針ツリーは古いものと比べて大きい。やることがなくなることはないという点がポイントで、優先順位をつける必要がある。

陸軍ルート

  • 陸軍ルートでは何人かの将軍をアンロックし、他の将軍を元帥に昇進させる。このルートで重要な選択は、戦車を使った戦術や技術に頼るか、第一次大戦の教訓を生かすかというものだ。選択肢によって異なるボーナスや将軍をアンロックし、近隣諸国を侵略するのに役立つディシジョンもアンロックする。

  • 「Operational Planning」はドイツの「電撃戦」をシミュレートするためのものだが、より伝統的なアプローチに注目している。「Operational Planning」はドイツが強くなりすぎないようにしているが、軍事ボーナスをもたらし、ドイツの素早い侵攻を表現する。このステート補正「Bewegungskrieg」は90日間継続し、そのディシジョンは年に1回繰り返し可能だ。

  • 「The Prussian Legacy」ルートでは支援中隊「Sturmtruppe」も獲得できる。

  • 機甲師団で敵を轢き潰したい場合の選択肢もある。ステート補正「Blitzkrieg」は「Bewegungskrieg」ほど長続きしないが、相当な効果がある。

  • 戦車部隊を発展させることを選択すると、よく知られた2名がアンロックされる。

  • 「The Prussian Legacy」ルートと「Adopt New Panzer Doctrine」ルートで陸軍ルートを完了したときの国民精神「Deutsches Heer」はこのとおり。

空軍ルート

  • ここでは史実どおり急降下爆撃機や近接航空支援機を重視するか、戦術・戦略爆撃機を重視するかが重要な選択となる。

  • ドイツ空軍の問題を問題を解決したければ「Reorganize the Luftwaffe」と「Solve the Logistical Bottlenecks」を完了する必要があるが、ゲーリングがトップの間はそれができない。ゲーリングはナチス政権での地位を表現した固有の特性を持っている。

  • ゲーリングが不要ならHelmut Wilbergをアンロックできる。ドイツ空軍を大きく改善することはないが、ロケットやジェット機の特別計画に多くのボーナスを得ることができ、時間制限のあるアイディアも多く、どの国家方針よりも多くのエースを得られる。

海軍ルート

  • 海軍ルートには相互排他の選択はないが、それでも優先順位をつけざるを得ない。「Plan Z」ルートと「Trade interdiction」ルートは同時に進めることができず、それぞれ「The High Seas Fleet」か「Unrestricted Convoy Raiding」を完了するまで、一方を開始するともう一方はロックされる。最終的には国民精神「Kriegsmarine」がより強力になり、「Seeherrschaft」を完了するとさらによいものを得ることができる。

Wunderwaffen

  • ドイツが獲得する特別計画ボーナスを深掘りしていない。「奇跡の」兵器開発を史実よりもっと早く始めることができるようになり、ゲーム内でも特にかっこいいアイコンが手に入る。

産業ルート

  • 「4-Year Plan」ルートを進めれば短期的にはより強力になるが、メフォ手形によって発生する別の問題に直面することになる。「4-Year Plan」による経済の負荷は「Autarky」と「Totaler Krieg」によっていくらか相殺されるが、どちらも代償として他の法律が使えなくなる。このルートはメフォ手形と密接に関連しており、これについては今後の開発日記で詳しく取り上げる。

  • 「Prioritize Economic Growth」ルートでは経済は破綻するが、その後より強力に再建できる。このルートではより多くの工場を手に入れられるが、それには時間がかかる。建設スロットも増え、より多くの工場を建設する余地もできる。その代償として国家方針の完了に時間がかかり、進めにくくなっている。

  • また、この国家方針では顧問のLudwig Erhardがアンロックされる。彼は「ドイツ経済の奇跡」の立役者であり、このルートは大まかにはそれに基づいている。

  • 国民精神「Wirtschadftswunder」とメフォ手形の進化版「Economy of Conquest」を比較してみよう。

政治ルート

  • 私たちはドイツの史実ルートを大きく拡大し、既存の国家方針を変更した。新たな国家方針ツリーはこれまでの国家方針ツリーの核となる部分を中心に作っているため、馴染みのあるものもあるだろう。

  • 最初の「Remilitarize the Rhineland」は以前と同じで、その後方向性を決めることができる。アジアやアフリカに旧ドイツ植民地を再設立し、最終的には西側からアメリカを侵略したり、中東に影響を及ぼして有利な貿易をできるようにする。あるいはバルト三国やスカンディナヴィアに接近することもできる。
  • 上の画像の赤枠は史実でどの国家方針が取られたかをわかりやすくするためのものだ。この国家方針は大きいため、史実の道筋を強調し、非史実の選択肢と区別したかった。

  • 気に入らない場合はボタンをひとつ押せばオフにできる。

  • ツリーのこの部分ではアジアの植民地を取り戻し、アフリカの領有権を主張するための協力と交渉を行う。日本を倒すために中国に接近するか、日本との結びつきを強めてアメリカを狙うかを決める。

  • 少し左にはソ連に関する国家方針があり、大部分が旧ツリーと同じだが、「Alliance with the USSR」は2年しか続かないものになった。

  • ヨーロッパでは既に述べたように、これまでの国家方針ツリーを中心に一部を追加しただけだ。「Operation Sealion」とアメリカ大陸に関する小さなツリーがあり、また外交で各国を味方にする国家方針もある。

  • アンシュルスの前にプレイヤーは「Reorganize the Wehrmacht」と「Heed von Neurath’s Concerns」の間で選択を行う。前者は「Molotov-Ribbentrop Pact」でソ連と不可侵条約を結び、何人かの将軍を解任する。後者はvon Neurathと陸軍の懸念を聞き入れ、来るべき戦争に備える。ソ連との不可侵条約は結べなくなる。
  • 国家方針「Anschluss」を開始する条件は変更され、基本的にオーストリアよりも大きな、装備の行き渡った陸軍が必要となる。

  • 最後にもうひとつ小さなルートをお見せしよう。
  • ドイツにはBalance of Powerはない。
  • 今回はReichskommissariatsについて触れていないが、これについてはドイツのシステムに関する開発日記で触れる。

  • SS師団についてはシステムが見直され、国家方針「Expand SS Divisions」でアンロックされるようになり、外国のSSユニットを雇用でき、史実のドイツ軍ユニットをすぐに出現させる。こうした師団内の歩兵大隊は民兵として表現されるようになった。この民兵はInner Circleシステムでヒムラーによって大幅に改良することもできる。

顧問・設計社・Concerns

  • 選べる顧問は格段に増えた。顧問にはイデオロギー固有の顧問もいれば、国家方針でアンロックされる顧問もいる。このうち相当数が「アップグレード」可能で、多くが固有の特性を持っている。

  • ヒムラー、ゲッベルス、シュペーアなどの有名人は顧問ではなくInner Circleシステムにいる。これについてはドイツのシステムに関する開発日記で取り上げる。

  • MIOは前回の大型DLC「Arms Against Tyranny」で追加されたものだ。ドイツのMIOも固有の特性と組織をが追加された。

  • 最後に、Industrial Concernsも増えている。

  • 3Dモデルについて、特別計画には触れないが、ドイツはいくつかの素晴らしい追加要素を得た。

10月21日の次回は細かな機能、特にAI・指揮力・新技術について。

次回:開発日記2024年10月21日

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コメント

  1. うおおおなんだかすげえ手が入っててめっちゃ楽しみやなー

  2. 史実ルートのMEFO手形が麻薬みたいになってるの史実らしくていいな

  3. 面白そうだと期待する反面、新規のためにもあまり複雑なシステムにはなってほしくないという思いもある

  4. 史実NFにマークつくのいいね
    選択肢多すぎて迷いがちだから助かる

  5. このメカニズムだとまるでメフォ手形がドイツがソ連との長期戦に耐えられず敗戦した理由になるようだが
    そんな歴史的事実は無いんだよな
    メフォ手形がイカサマだろうがドイツが敗戦するまで信用を失う事は無かったのもメフォ手形なのにおかしなことだ

  6. 史実ドイツの割と無茶な戦争計画が再現されてそうで良きだけど パラドのことだからリリース直後は不具合酷そう

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