「Hearts of Iron IV」開発日記2024年10月14日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はハンガリーについて。「Götterdämmerung」リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2024年10月14日分は、ハンガリーについて。
今回の開発日記は動画版も公開されています。
- ハンガリーはオーストリアに合わせて小規模な更新にする予定だったが、プロジェクトのかなり早い段階でしっかりした見直しを行うことになった。いつものように以下のものは開発中のものであり、変更される可能性がある。
- ハンガリーは4つの国民精神を持った状態でスタートする。the Treaty of Trianonはより史実に近づけるために厳しいものになったが、悪いことばかりではない。また、ハンガリーはドイツに経済的に依存しており、さらに2つの準軍事組織が活動している。
- これとは別に、HorthyはGyula Gömbös首相と権力を共有している。
共通ルート
- 国家方針ツリーの見直しでは、古くからのプレイヤーが混乱しないように、これまでのツリーと同じような形を保っている。
- 左側の産業ツリーは最終的に中央と右側の軍事ツリーにつながり、工場と研究スロットのほとんどがここに含まれる。陸海空軍のツリーには各軍に関連するボーナスがある。
- 産業ツリーの目標は国内産業を復活させて軍事力を拡大するため、Győr programを実施することだ。
- 軍事ツリーはTrianonの制約を撤廃することから始まる。陸軍ツリーの一番右側はすぐに利用できるが、左側や空軍ツリーは先にthe Győr programを開始する必要がある。
史実ルート
- これまでのハンガリーの国家方針ツリーとの主な違いは、史実ルートのハンガリーは枢軸国に加盟するが、Horthyの下で非同盟に留まる点だ。連合国・コミンテルンと講和してドイツを裏切ろうとしたとき、Horthyはドイツの傀儡に取って代わられたが、その指導者と党がハンガリーのファシスト党であり、プレイしたいなら専用のルートがある。
- このルートはHorthyの支配を強化することから始まり、支配体制を修復し、反対派を弾圧する。後半は同盟と拡張に注力する。
- trianon後のハンガリーの最終目標はGreater Hungaryをなんらかの形で復活させることだ。
ファシストルート
- ファシストルートは史実ルートと同じく摂政制の継続から始まる。
- これはGyula GömbösがHorthyを打倒し、摂政になろうとするところから始まり、そのためにファシストを強化する。
- このルートについてあまり多くの時間を取るつもりはないが、ファシストが利用できる国家方針の一部を紹介しておく。
君主制ルート
- ハンガリーには5種類の君主制ルートがあり、君主制ルート内で互いに、あるいは史実・ファシストルートと一部を共有する。君主制ルートはHorthyは誰を国王に指名するかを中心に展開し、小協商が定めた規定に従ってハプスブルク家以外の君主を選ぶか、それに反して隣国との緊張を高めるかのいずれかになる。
- ここでこのルートで選べる国家指導者を数人紹介しよう。ここでは取り上げないが、他にも数名いるので探してみてほしい。
- ツリーを右から左に見ていくと、まずファシストの国王がいるが、これはこれまでのものとおおむね同様に機能する。これがまだ残っているのは、ハンガリーをわずかに非史実のものにするためと、枢軸国でもフレーバー的に違う路線に行けるようにするためだ。Friedrich Franzの完全に固有の国家方針2つは上の画像のとおり。
- その左隣には民主主義の国王がいる。領土を取り戻すために国民投票を実施したり、ハンガリーの頭脳流出を逆転させて核プロジェクトを始めたり、ルーマニアとの連合を提案したりできる。
- 上記の人物は嫌だがハプスブルク家の国王も嫌だという場合は、Horthyがそうした人物を用意してくれるかもしれない。前にも見たように、彼と人気のある彼の息子は王位に就くことができ、固有の国家方針ルートもある。
- これか民主主義の国王を選択すると、ファシストはプレイヤーを追放する準備を始める。これは短いディシジョンの形式を取り、内戦に発展する前にこれを阻止することができる。
- ハプスブルク家のPalatine Joseph Augustもいる。
- 彼の目標はGreater Hungaryを再現することであり、オーストリア=ハンガリーの復活を目指すOttoとは異なる。
- 最後はOttoのオーストリア=ハンガリールートだ。
- オーストリア=ハンガリーの共同国家方針ツリーはオーストリアとハンガリーだけでなく、それに関連する国家方針ルートを進めると利用できるもので、旧オーストリア=ハンガリー二重帝国の領土であった彼らの傀儡国も利用できる。例えばチェコスロヴァキア・Lombardy-Venetiaなどだ。このツリーでは自国と「新たな友好国」が共同で新オーストリア=ハンガリー帝国(あるいはDanubian Federation)を築き上げ、その力を高めることができる。
- Ottoのツリーはオーストリアとハンガリーの同君連合を復活させることから始まり、今度はハンガリーがその「主要部分」となる。しかしこのツリーで新たな傀儡国「Austro-Hungarian vassal state」を使ってプレイする場合、傀儡国を併合してオーストリア=ハンガリーの国家タグを獲得するには2つの方法がある。すなわち共同ツリーの最後の国家方針「A Thousand Year Federation」か、Ottoのツリーの最後の国家方針「Renovatio Imperii」だ。
- オーストリア=ハンガリーの外交政策は非常に柔軟で、君主制ドイツがあればそれと正式に同盟することもでき、the Grand Allianceに復帰して連合国に参加する協定を結ぶこともでき、Habsburg Allianceを設立することもできる。他陣営への加盟を拒否された場合、国家方針「Habsburg Alliance」は自動的に完了する。
- ここではオーストリア=ハンガリールートの国家方針で興味深いものを紹介しておく。
共和制ルート
- 共和制ルートは内戦の準備から始まり、最終的にはHorthyを政権から追放して摂政制を廃止する。内戦が終わると指導者を選ぶことになり、それによって異なるルートを進むことになる。
- 左から始めると、Mihály Károlyiとthe Second Republicのルートがあり、この民主主義ルートはひとつ前の画像の下2人の人物のいずれかを大統領に選出できる。このルートでは外交的アプローチをとってDanubian Allianceを設立し、オーストリア=ハンガリー共同ルートをアンロックするか、ハンガリーの最終目標である失われた領土の奪還を目指し、Greater Hungary復活に取り組むかの2つが選択肢となる。
- 共産主義ルートについて、まずMátyás Rákosiの親コミンテルンルートだが、これはソ連とのコネクションを活用して産業と軍備を増強し、最終的には西側に対する防波堤となるものだ。
- 最後にBéla Kunの反コミンテルンルートだが、彼の最終目標はハンガリーの国境を回復することだ。しかしこのルートの最終目標はスターリンの悪の帝国を打倒することにある。
- 最後に、ハンガリーで利用できる顧問などを見てみよう。
次回は史実のドイツについて。
コメント
ホルティ国王ルート?!