「Hearts of Iron IV」開発日記2024年10月9日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は特別計画について。「Götterdämmerung」リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2024年10月9日分は、特別計画について。
- いつものように、ここに書かれていることはすべてリリース前に変更される可能性がある。
- 「Götterdämmerung」では超兵器やその他の実験的な技術進歩を手に入れる方法を追加した。秘密実験施設を建設し、主任科学者を配置して特別計画を開始できる。特別計画では特定の分野に時間と資源を投資して超兵器を作り出すことができる。
実験施設と分野
- まず必要なのは実験施設だ。これは新たな施設で、種類を問わずステートにひとつだけ配置できる。実験施設は4種類あり、すべての特別計画はこれに合わせて4つの分野に分かれる。
- Advanced Physics Facility(主に原子力関連)
- Naval Engineering Facility(水上艦・潜水艦関連)
- Aerodynamics and Avionics Facility(航空機・ロケット関連)
- Land Warfare Facility(主に戦車・砲関連)
- 建設が完了するとマップ上に施設が表示され、科学者を割り当てて(後述)計画を開始できる。
- トップバーの研究ボタンは一新され、クリックするとこれまでどおりの研究画面が開くが、2番目のタブから特別計画にアクセスできるようになった。トップバーの研究ボタンを右クリックすることでこのタブに直接アクセスすることもできる。マップ上の実験施設をクリックするのもそうだ。
- 特別計画を始めるにはまずその分野でひとつ以上のScientific Breakthroughを獲得する必要がある。それには2つの方法がある。もっとも早いのは関連技術の研究で、これによってその分野のBreakthroughに向けた進捗度が上昇する。例えば通常の航空機技術を研究すれば、Aerodynamics and Avionics分野のBreakthroughに向けた進捗度が上昇する。Breakthroughを獲得したら、それを使って特別計画を開始できる。つまり、基本的には通常の技術研究を行うことで特別計画を開始する機会を得られる。計画にはより高度なものもあり、そうした計画を始めるには複数のbreakthroughが必要になる。
- もうひとつの方法は有効な特別計画がない実験施設に科学者を割り当てるもので、Breakthroughsをゆっくり獲得するものだ。その科学者はその分野でBasic Researchを行い、それが次のbreakthroughへの進捗度をもたらす。
- すべての特別計画がゲーム開始時から利用できるわけではなく、一部は基礎技術を研究している必要がある。例えば潜水艦の特別計画は潜水艦を研究して初めて利用可能になる。さらに一部の計画は、他の特別計画を完了している必要がある。例えばICBMの特別計画はいくつかのロケットの計画と核弾頭の計画を完了している必要がある。
試作
- 計画は完了までに長い時間を要し、何度も試作を繰り返す。試作が終わるたびに計画が進捗する。時には他のことも起こる。例えば試作の結果に応じて、関連技術の技術ボーナスや軍の経験値などが得られることがある。運が悪ければ現場での爆発によって施設に損害を与えることもある。
- 繰り返しの結果として計画の最終的な成果に影響する選択に迫られることもある。例えばロケットは航続距離を重視するか、爆発力を重視するかなどだ。これによって計画はすべての最終結果が同じになるわけではないが、全体として試作を繰り返すことで計画は完了に近づく。
- 特別計画は最初に述べたように投資であり、実験施設を持つ必要があり、計画には時間もかかる。さらに、実験施設は補給網に接続されている必要がある(実験施設は補給基地か海軍基地の上かその隣にしか建設できない)。最後に、一部の特別計画は遂行中に資源を消費する。
特別計画の完了
- 計画の完了率が100%に達すると計画は完了し、計画完了で得るものを得られる。
- 原子炉の計画では施設「原子炉」がアンロックされ、実験施設と同じ状態の原子炉を無料で手に入れることができる(スペースがあれば)。
- 超重列車砲の計画では装備「超重列車砲」がアンロックされ、超重列車砲がひとつ出現する。
- 一部の計画では基本技術ツリーでは利用できない、あるいは特別計画を完了していないと見ることができない新技術もアンロックされる。例えばV1計画を完了すると、ロケットを改良する技術が利用可能になり、さらに戦略爆撃機を改良するロケット推進爆弾も利用できるようになる。反跳爆弾の計画のように、航空機モジュールをアンロックするだけの計画もあるが、このモジュールはDam Busting Air Raidsをアンロックし、敵の産業と戦略移動を妨害できる。ダムについては今後の開発日記で触れる。
実験施設の奪取
- 進行中の計画がある敵の実験施設を奪取した場合、その実験施設を獲得する以外に、その計画の進捗も獲得できる(自国がその計画をアンロックしていて、まだ完了していない場合)。さらに、関連分野のbreakthroughの進捗も獲得する。
科学者
- すべての主要国と一部の中小国は史実の科学者を持ち、必要に応じてさらに科学者を雇用できる。科学者は分野に関連したスキルレベルを持つ(複数の場合もある)。スキルレベルは試作の繰り返しにかかる時間に影響する。スキルレベルはBasic Researchにも影響し、Basic Researchに携わることでbreakthroughの進捗度を生み出し、その量はスキルレベルによる。Basic Researchを行うことで関連する通常の研究も加速させることができる。
- 科学者は特性も持ち、例えば一部の計画が得意になったり、その他のボーナス/ペナルティをもたらしたりする。
- 科学者は新たなキャラクターの役割であり、以前の核/ロケット理論家や、顧問として雇用されていた科学者/技術者は科学者となっている。
計画
- この拡張には相当数の特別計画が含まれ、マンハッタン計画やさまざまなロケット計画、ハバクック計画(イギリスの氷山空母計画)、ラッテ計画(ドイツの巨大戦車)などもある。一部の計画は初期段階ではあまり効率的でないかもしれないが、その特別計画でアンロックされた技術をさらに研究すればより強力で使えるものになるかもしれない。全体として、ほとんどの計画では装備・ユニット・モジュール・施設がアンロックされる。既存施設を強化するものもある。任務部隊に新たな機能をアンロックする洋上補給の計画のように、固有の効果を持つ計画もある。上の画像は計画の例。
古いコンテンツの変更
- 技術ツリーは見直され、ゲーム開始時には表示されないが特別計画でアンロックされる新技術を追加した。既存の技術も一部はそのようになっている。ロケットや核兵器などの特別計画に移ったものもある。
- 火炎放射戦車は特別計画となり、ゲーム中盤に火炎放射器を強化する技術を追加した。
- 巡洋潜水艦/潜航艇は特別計画となり、どの国家でも利用可能になった。
- 超重列車砲の計画により、通常の列車砲とSchwerer GustavやDoraのような非常に巨大なものを区別できるようになった。ドイツでは技術ツリーで研究可能な通常の鉄道砲に新たなモデル・アイコンが追加され、Doraは計画でアンロックされる超重列車砲となった。
ロケット
- 以前はロケットは1種類だったが、現在はいくつかの種類がある。V1はFlying Bombsに分類され、以前と同じように機能するが、ロケット基地は少し変更された。V2は弾道ミサイルに分類され、弾道ミサイルは別の航空任務を使用し、対空砲の影響を受けない。
- ロケットは実際に生産しなければならなくなり、ロケット発射場で建造されるわけではなくなった。また、インターフェースを改善し、標的や任務を選択しやすくした。ロケットを選び、標的を右クリックするだけだ。任務はひとつしかないため、任務の種類を選ぶ必要はない。
来週はハンガリーについて。
コメント
こういうのでいいんだよこういうので
ロマンの塊で最高だぜ〜架空兵器たくさん使いたい
重要研究施設への攻撃で開発を遅延させるルールもあるんだから、『紺○の艦隊』みたいな往年の超兵器てんこ盛り架空戦記が再現できるのは嬉しい。
俺、ヴァルター機関積んだ潜水空母でパナマ運河攻撃したり、航空戦艦に積んだ特殊爆撃機でロスアラモス吹っ飛ばしたりするんだ・・・
しれっとヘリコプター研究者とかいるみたいですね
ついにネビルシュートさん実装か
あれは超兵器か…?