「Europa Universalis IV」開発日記2021年2月9日

「Europa Universalis IV」開発日記2021年2月9日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はモニュメントについて。1.31+「Leviathan」リリース前の開発日記です。

前回：開発日記2021年2月2日

開発日記

開発日記2021年2月9日分は、モニュメントについて。

• 今回は次の拡張で導入される機能であるモニュメント（Monuments）について。

• CK2の驚異（Wonders）機能と同様に、さまざまなプレイ可能国家のランドマークとなる象徴的で素晴らしい建造物を建設できるようになる。それがどれだけ重要なものであったか（今でも以前としてそうであるものもある）を考えると、もちろん特別なボーナスや恒久的なボーナスも得ることができる。おおまかなポイントを見ていこう。
• 1) モニュメントはゲーム開始時に既に設定されている特定のプロヴィンス（実際の場所に合わせている）のみに建設できる特別なタイプの建造物だ。一部の建造物はプレイヤーがそのプロヴィンスを支配している場合、首都に移設できる。これはストーンヘンジやモアイ像のような「非定住」なモニュメントでは可能だが、ノートルダム大聖堂のような他の大きなモニュメントでは不可能だ。

• 2) モニュメントはプロヴィンス画面の別ウィンドウに表示され、モニュメントごとに最高の状態で（ただしゲーム内の時代に合わせて）描いた新しい固有の2Dアートが表示される。この画面ではモニュメントをアップグレードすることで得られる利益やそのために必要なコストや条件、メダルで表される現在の段階（tiers）を確認できる。

• 3) モニュメントには0から3までの4つの段階があり、0段階目はモニュメントが完全に破壊されているか、まだ建設されていないことを意味し、得られるボーナスはない。建造物ごとに1444年の実際の状態に合わせてゲーム開始時にデフォルトの段階が設定されている。段階を引き上げるには時間と資源が必要で、アップグレードには毎回資金1000と50年の時間がかかる。この過程は追加で資金300を支出することで加速させ、730日前倒しすることができ、また人的資源10000を消費することでも同じ結果を得られる。
• 各段階から得るボーナスは永続的で、建造物の目的に関連したものとなっている。例えば、アルハンブラ宮殿は外交と管理にボーナスをもたらし、シュエダゴン・パゴダはkarmaと正統性にボーナスをもたらすと同時にそのエリアの不穏度を低下させる。こうしたボーナスはプロヴィンス、エリア、国家全体に適用され、モニュメントをアップグレードするとより強力に、広くなっていく。

• 4) モニュメントを建設したりアップグレードするには特定の条件を満たす必要があり、これを満たすことができない場合、建設を完了した後であっても、そのボーナスを失う。通常、こうした条件は特定の文化や宗教であることだが、アンブラス城のような一部のモニュメントはプロヴィンスを支配しているなら誰でも建設できる。
• 5) モニュメントのあるプロヴィンスを征服すると、その都市への戦争の影響を示すために、より高い段階にあったとしても段階が1段階目に引き下げられる。ただし、完全に破壊された場合のように0段階目になることはない。また、モニュメントのあるプロヴィンスは支配者にとって特に重要であるため、戦勝点コストが高くなる。条件を満たしていれば、新たな支配者は再度アップグレードできる。

アイコンはプレースホルダーのままであることに留意してほしい。

• 6) 一部のミッションでは特定のモニュメントに関連したものがあり、そのモニュメントがゲーム中の時代の国家に関連している場合は特にそうだ。例えば、このMajapahitのミッションでは、条件のひとつが最終段階にアップグレードしたボロブドゥール寺院を持っていることとなっている。他のミッションには巨大プロジェクトの建設コスト低減・建設期間短縮ボーナスをもたらし、モニュメントをアップグレードしやすくするものがある。
• 最初のスクリーンショットにあるように、特定のモニュメントにはマップ上に3Dアートが表示されるものもある。こうしたモデルは外見DLC「National Monuments」で既に実装されており、適したモニュメントとして追加されて政治マップモードと地形マップモードの両方で見ることができるようになる。

次回：開発日記2021年2月16日