「Crusader Kings III」新DLC「West Slavic Attire」発売は11月27日!

「Japan Historical Improvement」の初期の潜水艦の設定

HoI4 Mod

自作の日本向け総合改変Mod「Japan Historical Improvement」で長らく放置していた潜水艦について、今回全面的にきちんと設定を行いました。

「Japan Historical Improvement」についてはこちら。


スポンサーリンク

初期の潜水艦の設定見直し

本Modは1.7.1への対応時に初期の日本の海軍戦力を大幅に見直しましたが、潜水艦だけはバニラのまま放置していました。今回はこの潜水艦について、きちんとそれらしくなるように見直しを行いました。

日本海軍の潜水艦は非常に艦型が多いですが、ゲーム中では潜水艦は搭載モジュールの制限が厳しく、船体、魚雷発射管とその数、エンジンでしか差異を表現できないため、かなり大づかみな分け方になっています。

以下、どのように作成したかをご紹介します。基本的な情報はWikipediaを参照し、一部細かな点は『海軍制度沿革 巻8』の艦艇類別等級別表などを参照しました。

史実の艦型とゲーム中の艦型

当時の日本海軍の潜水艦開発は錯綜していたこと、ゲーム中での表現が限られていることから、ゲーム中での艦型を設定するのはかなり難しい作業でした。全体としてゲーム内では水上艦の艦型と同じく古い艦型より新しい艦型のほうが強力になるようにしたかったため、例えば後部発射管のない艦型でも後部に魚雷発射管モジュールを搭載していたり、史実で88式魚雷発射管(ゲーム中の魚雷発射管II型の名称になっている)を搭載していた艦型でも魚雷発射管I型(ゲーム中では15式魚雷発射管)を搭載していたりと、だいぶゲーム上の都合を優先しています。

まず一等潜水艦は36年型船体、二等潜水艦は初期型船体とし、一等潜水艦のうち巡潜型だけは巡洋潜水艦船体としました。

一等潜水艦は史実で15式魚雷発射管を搭載したものはゲーム中でも魚雷発射管I型を、88式魚雷発射管を搭載したものは魚雷発射管II型を搭載しました。史実で後部魚雷発射管がない艦型もありますが、ゲーム中ではすべてモジュールの数は前後合わせて2つ搭載としています。エンジンは二等潜水艦との差を表現するためすべてII型。

二等潜水艦は史実で搭載している魚雷発射管の大きさを元に、45cm発射管搭載のものはゲーム中ではモジュールを1つだけ、53cm発射管搭載のものはモジュールを2つ搭載としました。魚雷発射管モジュールはすべてI型。

巡潜型は巡洋潜水艦船体を使用するだけで一等潜水艦と同様のモジュール構成方針です。

潜水艦の艦船名リスト

潜水艦の艦船名リストも同じように一等潜水艦、二等潜水艦、巡洋潜水艦の3つに分類しました。

潜水艦の艦船名はWikipediaの一覧を見ているだけだと規則性がよくわからなくなりますが、まず一等潜水艦は「伊〇〇」、二等潜水艦は「呂〇〇」となっているのでこれを分離し、さらに一等潜水艦でも海大型は1936年時点では「伊51」以降の連番、巡潜型は「伊1」以降の連番となっているため、これも分離しました。

史実では途中で欠番が出たりしていますが、艦船名リストではすべて連番になるようにしています。これは他の艦船名や師団名のリストでも同様で、史実の欠番や規則性に従わない名称は史実におけるなんらかの事情によってそうなってしまったもので、その事情がなければ規則的につけられていただろうということでそのようにしているものです。


今回の潜水艦の設定をもって日本の初期戦力の設定は完了です。今後は満州国・蒙古国の初期戦力の設定、中華民国や軍閥も含めて人名やユニット名の日本語化などを考えています。

Steamワークショップ「Japan Historical Improvement」のページはこちら。

スポンサーリンク

コメント

  1. お疲れ様です。
    「満州国・蒙古国の初期戦力、中華民国や軍閥の人名やユニット名」ですが、
    藤田昌雄氏著『もう一つの陸軍兵器史―知られざる鹵獲兵器と同盟軍の実態』の中に満州国軍(海軍含む)の編成がかなり細かく明記されております。アマゾンでも購入可能なようなので参考程度に購入されてはいかがでしょうか?
    私は既に持っているので、かなり重宝してます。

    • インド国民軍などについても記載があるみたいですし、すごく参考になりそうですね。ご紹介いただきありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました