「Europa Universalis IV」開発日記2019年4月16日分が公開されましたので、その内容をご紹介。今回はQoLの提案について。
概要
2019年4月16日分の開発日記は、QoLの提案について。今回はEU4ゲームディレクターのDDRJake氏によるものです。
- QoL(Quality of Life)は今年の拡張とアップデートの大きな重点項目だ。今回は内部から出てきたものをご紹介したい。パラド社本社にEU4プレイヤーはたくさんおり、EU4チームが大々的にQoL問題に取り組んでいることを聞きつけると、その多くが提案に来てくれる。
- 以前から言っていることだが、ここに記載することは次のアップデートで行われることを保証するものではない。
- 「あまりにも多くの戦勝点なしにできるだけ多くの資金をむしりたい」
- 私たちが受けた最初期の内部提案が誰かの資金のすべてをむしることをもっとやりやすくしてほしいというものだったことに、私は喜びで胸がいっぱいになった。敵を打ち負かしてほしい領土を選んだ後、大量の資金を要求するものだと私は思うが、要求する資金があまりにも多いと、資金のボタンをクリックするという繊細な作業を始めることになる。これは受け入れられる可能性をツールチップが覆い隠してしまって参考にならない。
- 私たちは「できるだけ多く(as much as possible)」のボタンを追加し、受け入れられる最大値まで資金額を増やせるようにした。[Ctrl]+クリックでも可能だ。
- 「和平交渉で国家を完全に併合するオプション」
- ずっと前には完全に併合するオプションは国家を併合する唯一の道だった。その後、和平交渉で領土を獲得するルールが緩和されたが、これはゲーム終盤に20プロヴィンスの国家を併合したいと思ったら多くのクリックを要するものになったということでもある。再び1クリックで全プロヴィンスを選択できるようにすることで、多くのマウスに息抜きをさせてやれる。
- 「すべてを中核化するボタン」
- すべてのプロヴィンスを中核化するために中核化ボタンを連打することは多い。安定度タブのすべてを中核化するボタンは歓迎すべき追加だ。
- 「停戦期間タイマーがツールチップに対応していないのを直してほしい。通知される前に停戦期間が終わることがあるし、宣戦布告するときに請求権が切れてたりする」
- これはバグの領分だが、QoLも低下させている。停戦システムをもっと頑健にしてツールチップの終了日を信頼できるようにするのは大変だと思うが、優先度は高い。
- 「将軍や提督の年齢がわかるようにしてほしい」
- EU4は個人よりも国家についてのゲームであり、将軍に人間的属性を持たせるのは意図的に避けている。そういうわけで、将軍や提督をいつ雇ったか忘れるのは非常にたやすいが、彼らの目前に迫った死はプレイヤーにとっては重要だ。将軍たちに年齢を表示することで軍務についている期間や死ぬ可能性がわかるようにするというのは理にかなった追加と言える。
- 「プロヴィンスで国家のコアをクリックしたらその国の中核州をすべてハイライトしてほしい」
- 征服した国家や獲得した土地を確認すると、併合された国家を含め、依然としてコアが残っていることがよくある。プロヴィンスにおいて強調する機能はRule Britanniaと同時に導入されており、これがこうしたものを追加する際の最初の候補となる。
- こうしたQoLに関することはフォーラムで受けた提案と同様に扱われ、今年の拡張とアップデート重点項目だ。技術的負債に関する作業が完了し次第、開発するものをお見せしていこうと思っている。新たな機能やマップについてご紹介できないのは残念だが、現在の技術的負債への取り組みは今後の開発への道を舗装するものだ。
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