「Hearts of Iron IV」開発日記2019年3月6日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はリリース後のプレイ状況、1.6.1チェンジログ、GUIの変更点について。
概要
開発日記2019年3月6日は、リリース後のプレイ状況、1.6.1チェンジログ、GUIの変更点について。今回もゲームディレクターであるpodcat氏によるものです。
- 先週木曜にMtGを発売したが、プレイヤー数を見て私はとても満足している。同時プレイヤー数と月間アクティブプレイヤー数の記録を再び塗り替えたのだ。(注:発売から1週間で月間……?)
- いつもどおり拡張リリース後のテレメトリー情報をご紹介しておこう。今のところイギリスとメキシコが同じくらい非常に人気となっている。アメリカは常に非常に人気があるが、さらに多くのプレイヤーに遊ばれている。オランダは私たちの側でバックエンドのバグがあり、まだどれくらい人気か見ることができないでいる。もっとも人気が落ち込んだのはドイツだ。来週は人気のカスタムゲームルールと国家方針ルートについてご紹介したいと思っている。
1.6.1パッチ
- 私たちは現在フィードバックを得ることと1.6.1パッチの作業を行っている。まだ作業中だが、チェンジログは以下のとおり。現在利用可能な1.6.1ベータ版は今日遅くに(注:おそらく既に更新されていると思われる)上のリストのように更新される。問題がなければ来週「正式版」としてリリースされる予定だ。
非常に多くの変更点があるため、以下では重要なものと気になったものだけを抜粋してご紹介します。全体が気になる方は直接フォーラムをご覧ください。
2019/03/13追記:本日1.6.1パッチ正式版がリリースされ、これに伴い内容を若干追記しています。
- 任務部隊構成エディターをよりよいフローを持つ新たなものにした
- 画面下の艦隊バーに予備艦隊を追加
- 新たな船体をアンロックすると可能な限りひとつ前の船体で最良の装備をしている艦型と同じ装備の艦型が出現するようになり、このとき空の船体は旧式のものに変更される
- [Ctrl]+[b]で選択したユニットを戦略的再配置するかどうかを切り替えられる
- [k]キーで航空隊の訓練を切り替えられる(カミカゼ攻撃は[Ctrl]+[b]に変更)
- 元帥(?FM)は既に指揮下のすべての部隊で能力がアクティブになっている場合は能力をアクティブにできない
- 自動分割をオンにした任務部隊はすべての艦船が一度に修理できる海軍基地がない場合は複数の任務部隊に分割される
- 敵艦を撃沈することで戦争貢献度(war participation)が得られるようになった
- 講和会議で宗主国に併合されていたり傀儡化されていても従属国を衛星国化できるようになった(?)
- 陣営に参加すると受けていた独立保証は解除されるようになった
- AIは自国のすべての造船所を正しく利用するようになった
- AIは多く通商破壊される場合はより多くの直衛艦を船団護衛に充てるようになった
- AIは所有する地域に隣接する海域に機雷が敷設された場合、掃海をより優先するようになった
- 港にいる空母に搭載された航空隊はすべての航空任務をできないようにした
- 艦船を選択して任務部隊を右クリックするとその艦船をその任務部隊に割り当てるようにした
- 任務部隊を選択して戦域ビューの別の任務部隊を右クリックすると、任務部隊を合流させるか尋ねられるようにした
- MtGプレイヤー向けに日本の国家方針の最初の超大型戦艦研究ボーナスは海軍経験値50に置き換えられた
- 海軍経験値の獲得量を大きく低下させた。艦船の比率(?何のことを言っているか不明)の影響は増大させた。これによって小さな艦船がもう少し多くの経験値を生み出し、また人的資源がより大きく影響するようになった
- 経済法に燃料産出減少効果を追加
- 1936年スタートの日本で巡洋潜水艦(cruiser submarines)をアンロックした
GUIの変更点
- 着目しているのは海軍のゲームプレイが学習しにくいと思うプレイヤーが多くいるという点だ。そこで以下のようなUIの改善を行っている。
- 任務部隊の構成エディターは使いにくかったので、よりよいフローを持つ新たなインターフェースを作っている。構成エディターはマイクロマネジメントを低減させる重要なツールだ。というのは、損失した艦船を正しく補充することについてあてにできるからだ。新しく実装するものを気に入ってもらえればうれしい。
- 艦船一覧には一目でわかる多くの情報を追加した。
- また、予備艦隊を画面下のバーに追加し、より管理しやすくした。
- 艦隊の燃料インジケーターも改良し、ドラム缶が多いとより多くの燃料を要するというようにし、またそうすべきでないこと(例えば主力艦に哨戒任務をさせるなど)をやっているように見える場合に注意が出るようにもした。
- 私たちは海域選択の見やすさの改善を計画しており、任務海域の解除と母港への帰投をより簡単にするとともに、艦船にとってどのミッションが最適ではないかについてもフィードバックを受けてツールチップなどを改善する。また、機雷戦に注力するプレイヤーやゲーム終盤の対潜水艦戦といった特別な設計が必要となるものに対してもmAIを改良してもう少し対応できるように作業している。
最後に、1.6のチュートリアル動画が紹介されています。全部で7本の動画が投稿されているようです。
質疑応答
Q1:駆逐艦の潜水艦探知を引き上げたりしないの?
A1:海軍のバランス取りの中で探知能力を調整してきたが、今のところ潜水艦に対してあまりにも強力すぎるほどではないので、調整についてはもうしばらくかかる。
Q2:MtGでは研究速度を全体的に上げたりしないの?
A2:私たちもこれについて話し合っており、もしかすると研究年次を動かすことになるかもしれない。まだ決まっていないが、計算機技術をいくらか強化するかも。(注:全体的に文意が汲めているかちょっと自信なし)
Q3:個々の艦船画面でどんな装備をしているか表示するタブはつけないの? いちいち艦船デザイナーに行かないといけないので煩わしい。
A3:確かに。艦船デザイナーへのショートカットをつけようと思っている。
海軍経験値は体感ですが、1.6.1だと全体的にだいたい半分~1/3くらいになった感じでした。かなり蓄積量が低下しています。
コメント
これからは大戦中のどさくさ紛れ正当化工作ができなくなるのかな?