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「Stellaris」プレイ日記:ファリーン王国の百年 第4回(最終回)

Stellaris

「Stellaris」プレイ日記:ファリーン王国の百年 第4回は、51年目から。今回で本プレイ日記も最終回です。

前回:ファリーン王国の百年 第3回


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51~60年

終戦

51年、Opalglec HiveとCilxtac Democratic Administrationの戦争が終結。順当にOpalglec Hiveが勝利しましたが、屈辱を与えるだけの結果となりました。ちょっと拍子抜け。

宿敵宣言

52年には敗戦したばかりのCilxtac Democratic Administrationから宿敵宣言をされました。ファリーン王国なら勝てると踏んでのことか。

国力比較では技術レベルで優位を保ち、艦隊戦力・経済力ともに同等。国力の順位ではこちらが勝っています。こちらからも宿敵宣言したいところですが、国是「内向きの成熟」の効果でできないため宿敵宣言され損です。

初の植民地

54年目にして、ファリーン王国はようやく初めての宇宙植民に成功。初期入植可能惑星保証とは……。

人類発見……?

同年、ファリーン王国の調査船がこちらも初の異星人原始文明を発見。二者に分かれて同じ惑星上で対峙しているようです。なんと野蛮な……。いち早くこの星系を領域内に収め、この野蛮な種族をどうにかしてやらなければならないのではないでしょうか。

そんなことを考えているとこんな続報が。実は3Dプロジェクションであり、実際には惑星は存在しなかったとのこと。いったい誰がこんなことを……?

破壊神の聖堂

さらに調査を進めていくと、古代のファリーンの破壊神が祀られた聖堂がこの星系で発見されたとのこと。詳しく調査を進めていきます。

幸いなことに調査ポイントは近くだったのですぐに調査は終わりました。ファリーンはより大いなる存在に仕えるために作られたそうですが、ファリーンが仕えるのは国王ただ一人なので特に大きな変化はなし。

国境封鎖の時代

55年、銀河の対角線上にあってもっとも良好な関係だったOpalglec Hiveの態度が「非友好的」に変化し、国境を閉鎖されます。これをもってファリーン王国はすべての帝国に国境が閉鎖され、自由な航行が完全に不可能となりました。

こちらからも国境を閉鎖しているのは宿敵宣言をされたCilxtac Democratic Administrationだけですが、宿敵を抱えた状態で他国とも関係を悪くするのは避けたいので、ファリーン王国の国境閉鎖は当面の間これ以上進めないこととしましょう。

しかしそんな配慮もむなしく、翌56年にはついに宿敵宣言をされてしまいます。国境も接していないのにいったいなぜ……。とりあえず宿敵宣言してきた国家に対して国境を開放したままというのも変なので、国境を閉鎖しておきます。

いよいよ国際関係が厳しさを増してきました。

マローダーの出現

58年、Opalglec HiveとCilxtac Democratic Administrationの間の空白地帯にTiyal Raidersというマローダー氏族が出現。

国力比較ではいきなりトップ。ただでさえ緊迫した国際情勢の中にさらに面倒なのが……。

61~70年

二度目の戦争勃発

61年、Opalglec HiveとCilxtac Democratic Administrationが再び開戦。宿敵関係にある隣国が戦争に突入することはファリーン王国にとってはけっこうなことです。

しかし数年でさっさと現状維持和平が締結され、戦争は終結。

さらなる宿敵

しかし翌年、関係が安定していたAssembly of Diri Coloniesからも宿敵宣言。これですべての帝国から宿敵宣言されたことになります。気高く美しいファリーンたちがいったいなにをしたというのでしょう……。許しがたい暴挙です。

上級女王の崩御

63年、宇宙時代のファリーン王国を統治し続けた上級女王Aner up Demが106歳にて崩御。王太子Trod Demが上級王として即位しました。既に80歳と高齢ですが悪くない特性。王太子Dolnは現在21歳で、こちらはどちらかというと内政向きの特性持ちです。

防衛協定

67年、なんとファリーン王国の東西の仮想敵国が防衛協定を締結。非常に嬉しくない状況となりました。

そんな中、国境を接していない唯一の国であるOpalglec Hiveからは侮辱の言葉を投げかけられ、まさに四面楚歌の状況に。もうどうにもならないので、こちらからも侮辱し返しておきます。

71年~

ワームホールと国境

70年代は特に何事もなく平穏のままに過ぎましたが、81年にワームホール技術を獲得して領内のワームホールを調査したところ、接続先はOpalglec Hive領内のワームホールでした。これで3ヶ国すべてと国境を接したことになります。

Opalglec Hiveは国力比較で最下位ですが、艦隊戦力は同等。油断なりません。

なお、あとの2ヶ国は艦隊戦力比較が劣等で軍事的な優位を確立できてはいますが、この2ヶ国は防衛協定を締結しているため、やはり油断なりません。

三度目の戦争

同年、Assembly of Diri ColoniesがOpalglec Hiveに対して宣戦布告。これに乗じてOpalglec Hiveに戦線を布告して漁夫の利を得たいところですが、戦争政策は「解放戦争」なので宣戦布告できず。Assembly of Diri Coloniesと戦争するには防衛協定を結んでいるCilxtac Democratic Administrationが邪魔です。残念ですが静観あるのみ。

戦争は92年に現状追認での和平となりました。

3つ目のアセンションパーク

83年、覇道の伝統を完了して3つ目のアセンションパークが取れるようになりました。管理許容量を大きく超えていてちょっとしんどくなってきていたので、今回は「帝国の特権」を取得。

次の伝統は経済がけっこう厳しくなってきているので、繁栄を取っていきます。

マローダーの脅迫

88年、マローダーから初めての脅迫。量はかわいいものなので食糧を渡して追い返します。

原料の逼迫

80年代に入ってから次々と惑星建造物をアップグレードしていったのですが、考えなしにやってしまったために鉱物の生産が低下し、同時に鉱物消費が増えて、ゲーム開始から一貫してあまり気味で来ていた鉱物がここに来て不足するという事態に。人口増もあって食糧も逼迫。さらにそれを補おうと市場で鉱物や食糧を購入したため、エネルギー通貨も厳しい状態。けっこう深刻な経済問題になってしまいました。

実を言うと「プレイ日記を書く以上、やっぱり一度くらいは戦争しておきたいし、戦争するならやっぱり勝ちたいし、研究進めて戦力をたっぷり揃えよう」と思って研究所や合金工場を重点的に強化していたのですが、それが裏目に出ました。影響力が余り始めて原料産出を強化する布告を使っていたのも、振り返ってみれば問題の認識を遅らせて傷口を広げた形に……。

90年代はひたすら領域を広げ、採掘ステーションを建設し、また首星から発展途上の第二惑星に失業者をばんばん強制移住させて鉱物と食糧を生産させていました。

101年目の銀河

最後には経済崩壊しかかって慌てて立て直すというなんだか締まらない終わり方になってしまいましたが、幸運にも滅びることもなく完走することができました(難易度は少尉なので当たり前といえば当たり前ですが……)。

101年目の銀河はこのとおり。わがファリーン王国が銀河のおよそ1/4強を抑えている状況。

スコアも40年経過時点では最下位でしたが、きちんと追い上げて1位を獲得。入植惑星やPopの数では遅れを取っていました(結局首星Faraと第二惑星Moah Primeのみで完走)が、技術水準の圧倒的な高さと保有星系数の多さでダントツのスコアとなりました。

経済状況はこんな感じ。鉱物が非常に少ないですが、一時の鉱物不足からまだ完全には回復しきれていません。かわりに合金や研究点、戦略資源は多め。

2.2での経済は資源管理がちょっと難しくなったように個人的には感じられます。特に最後に私も引っかかっていましたが、産業を高度化していく過程では同時に原料の生産もどんどん増やさないといけないというのはけっこう重要な注意点なんじゃないでしょうか。とはいえ、これまでのエネルギー通貨・鉱物・食糧の三点だけに気をつけていればよいという非常に単純な経済よりも骨があって、私としては好みです(それまでの単純な経済もそれはそれで面白かったですが)。


2.2の経済解説を主眼に据えたプレイ日記としましたが、戦争もありませんでしたし、プレイ日記としてはちょっと退屈だったかもしれません。ただ、2.2での変更点はおおよそ拾えたかなと思います。2.2でのプレイの参考になれば、またこのプレイ日記で楽しんでいただけたなら、とてもうれしく思います。およそ1か月、全4回と短いものでしたが、お付き合いいただいてありがとうございました。

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コメント

  1. 結局、三国志とかそれくらいの規模の銀河のがわかりやすくて良いですね。
    十も二十も国があるとわけがわからない

  2. 個人的には経済よりも国境を接してなくても宿敵宣言されることがあるのが勉強になりました;国境を接するか、狂信的かつ敵対的になりやすい志向を持ってない限り仲良くなることも敵対することもほぼなくなりましたからね。ワームホールが開いたら突然接触を図ることもあるんですが・・・

  3. > 三国志とかそれくらいの規模の銀河のがわかりやすくて良い
    あんまり国が多いと確かに外交関係がわけのわからないものになりがちですね……。

    > 国境を接してなくても宿敵宣言されることがある
    Opalglec Hiveとはワームホールを通じて隣接していたので、こちらよりも早く相手がワームホール技術を獲得して隣接状態になっていたという可能性はありますが、どうなのでしょうね。
    今回は自国が狂信的排他主義だったので、そのへんのからみもあるのかもしれません。

  4. お疲れ様でした。
    もし、次回があるのでしたら、戦争メインのAARも読んでみたいな、と思います。
    これからも、運営管理、頑張って下さい。

    • Stellarisプレイ日記の次回はまだなにも考えていませんが、今回はちょっと平和すぎたので戦争分多めで書きたいですね。
      お読みいただきありがとうございました。

  5. 大量生産した食料を銀河市場で販売、その収入で暮らす国でやっていますが、いまのところいい感じです。
    儲けた金で消費財を購入しているので、中銀河1/3ほどの版図を持つ帝国ですが、国内工場は3,4個あるだけ。なんで鉱物や民生工場を建てる土地があまって、比較的楽に回せています。

    ただ銀河経済が謎でして、食料を大量に売りさばいた結果、気がついたら買い取りが0.5エネルギーまで下落したんですが、他の物資価格も軒並み下落。消費財も1エネルギーを割り込み、合金も数エネルギーで購入できる宇宙デフレが進行中。
    途中で2.2.4が来たので、そのせいかもしれませんが。

    宇宙経営ゲームも目新しくてよいのですが、4X感はないので好みの分かれるところでしょうか。

    • 私が見る限りですが、4Xゲームの特に艦隊戦とか戦争が好きというようなプレイヤーは、2.2は内政する負荷が重くなったので「ちょっとな……」となっているような印象ですね。
      もっとセクターの自動化機能が強化されて内政をAIに丸投げできたりすればまた評価も変わってきそうですが……。

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