「Europa Universalis IV」開発日記2019年1月22日分が公開されましたので、その内容をご紹介。今回は1.28.3パッチと提案への回答について。
概要
2019年1月22日分の開発日記は、1.28.3パッチと提案への回答について。
1.28.3パッチ
- 1.28.3では重要な問題が修正されたが、これまでのホットフィックスよりも多くの修正を行う機会があった。次の大型アップデートまでは非常に長く間が空くため、できるだけの未解決の問題を解消しておきたいと思い、こういうわけで1.28.3は通常よりも長くかかっている。最後にチェックしたときには100以上のバグ修正があり、待たせただけのものになっていると思う。修正、テスト、リリースの準備が終わり次第、数週間中にリリースする予定だ。
- 1.28.3は純粋なバグ修正パッチで、新たなコンテンツはない。過去数週間の努力により、特に以下のスクリプト、コンテンツの修正が行われた。
- インドのマップ修正に合わせてイギリスのミッションを更新
- テキサスのリーダー名と艦船名をよりテキサス風に
- ストレリツィのイベントは、プレイヤーが既にストレリツィを持っているがロシアを建国する改革を使えなくなっている場合、Streltsy Progressを変化させなくなる
- AIは同盟を結んでいるにもかかわらず外交関係が多すぎることを理由にRoyal Marriageを拒否しなくなった
- スペインのGolden Centuryのミッション「Claim Hispaniola」は完了に必要なプロヴィンス数を正しく表示するようになった
- 同じく「Found Havana」はcounting houseを建設することでも達成されるようになった
- 琉球と明の進貢国関係は1609年に終了する
- 運がよければ来週には完全なパッチノートを公開し、その次の週でパッチを公開する予定だ。もちろんテストやリリース準備がうまく行けばだが。
提案への回答
バルカン半島諸国についての提案
- 次のヨーロッパに関する拡張はバルカン半島についてではないかという憶測を見かけるが、私たちはフランス、低地諸国、ドイツ、イタリア、バルカン半島すべてを対象とすることを目標としているということを明言しておく。この目標は状況によって変わる可能性もあるが、今計画しているのはこの範囲だ。
- これはマップコンテンツに限るものではなく、多くの作業が必要ないマップであってもこうした地域向けに計画しているコンテンツもある。例えば低地諸国はイングランドアップデートで改良されたが、機械的な結果として25万人の怒れるオランダ人叛徒がアントワープに永遠にい続けるというものではないオランダ反乱軍を夢見ない者がいるだろうか?(注:コメントにてどういうことか教えていただきました。ありがとうございます)
より大きな解像度のサポート
- 古いゲームを起動したときにいらいらさせられるのは、新しいマシンでプレイできるようにするグラフィックオプションがないことだ。少なくともEU4をUIスケーリングとともにモニター解像度の拡大に対処させるほうがいいだろう。これは簡単な仕事ではないため、今年中に対応するかは約束できないが、EU4の目標と考えている。
スイスの傭兵に関するアイディアについて
スイスの傭兵維持費が-15%されるアイディア(Swiss Mercenaries)を変更して、自分たちのために傭兵を雇うのではなくスイスの傭兵を他国が雇いやすくなるように変えてほしいという提案。
- 単純明快で思慮深い提案だが、スイスは注力する地域のど真ん中(文字通りの意味でも)であり、私たちは傭兵システムに取り組みたいと思っている。この点でスイスが特別扱いを受けるのも不思議ではないと思う。
2019/01/29追記:開発日記2019年1月29日分は1.28.3のパッチノートとなっています。記事にしてご紹介はしませんので、気になる方は直接フォーラムをご覧ください。大量のバグ修正が行われており、来週リリース予定とのこと。
2019/02/06追記:開発日記2019年2月5日分は1.28.3リリース後のコメントが掲載されていますが、記事にしてご紹介はしませんので、気になる方は直接フォーラムをご覧ください。先週にMandate of Heavenの無料トライアルが実施されていましたが、今月末にもまた別のDLCの無料トライアルがあること、32ビットシステムでプレイできるEU4のバージョンは1.28.3が最後で、次のアップデートは数か月後になることが述べられています。
2019/02/13追記:開発日記2019年2月12日分はEUのボードゲームに軽く触れる内容となっています。記事にしてご紹介はしませんので、気になる方は直接フォーラムをご覧ください。
2019/02/19追記:開発日記2019年2月19日分は先々週明らかにされた32ビットOSへのサポート打ち切りについての内容となっています。記事にしてご紹介はしませんので、気になる方は直接フォーラムをご覧ください。記事中ではEU4とマルチスレッディングについても触れられています。「EU4におけるマルチスレッディングは長い間一般に誤解されてきた」そうで、安全に並行処理できるものもある一方で、そのようにできない処理もあるという説明がされています。
コメント
オランダ反乱軍のくだりは、現状ではゲーム中盤にオランダを独立させるためにスクリプトで無理やり低地地方に反乱軍を起こさせてるのを改め、もっとゲームメカニクスに従って自然と反乱が成功できるようになったらいいという意味ですね。
どういうことなのかいまいち理解できていませんでしたが、そういうことなのですね。修正しました。ありがとうございます。