「Europa Universalis IV」開発日記2019年1月15日分が公開されましたので、その内容をご紹介。今回は今後の開発について。
概要
2019年1月15日分の開発日記は、今後の開発について。
- 年末の開発日記に書いたように、今年はヨーロッパの大型拡張に集中し、合わせて未解決のバグの修正とQoL(注:インターフェースなどプレイの利便性に関すること)の改善を行う。これは1.28で報告されていた大きな問題、例えば貿易会社がバラバラになることや、少数派を追放した際のセーブファイルの問題を手当てした後すぐに取りかかる予定だ。他の問題を調査して修正し次第、1.28.3リリースに向けて作業を進める。
- これも年末の開発日記に書いたが、しばらくの間は開発日記に書くことがない。というのは、1.28.3パッチの作業と本年末の大型拡張の計画を行うためだ。率直に言って、今のところご紹介するゲームコンテンツがない。そのかわりに、私はこの拡張で処理する未解決のバグやQoLの問題をみなさんに提案してもらうことに注意を向けている。以下では興味深いものを取り上げて考えを示す。これはこのことに対する考えであって、なにかを約束するものではないことを申し添えておく。
陸軍のモスボール
- これは頻繁に言われることで、海軍と対称的に考えるものだ。つまり、なぜ海軍にはモスボールがあるのに陸軍にはないのか?と。しかしながら、これは実装されない。海軍には海賊行為とその取り締まり、交易、輸送、戦闘とさまざまな役割があるが、陸軍の役割は戦闘にほぼ限られている。陸軍をモスボールするのは大きな陸軍の維持費を矮小化し、大国にさらなるアドバンテージを与えてしまう。
- これには、遠方に軍を派遣するとコストが上昇するというような別のアプローチもある。つまりオランダ陸軍は本国で活動するよりも中国で活動するほうが高くつくということだ。こうしたことは今のところありそうにないが、面白い考えではある。
ランチャーでのModの調整
ModプレイリストというModのグループを作って簡単にModを管理できるようにするというアイディア。
- このアイディアは好きだ。ランチャーでModの情報をもっと表示して柔軟なものにできれば非常に便利だろうし、どのようにするのがいいか考える価値はある。
外交マクロビルダー
- このスレッドに限らず、Mandate of Heaven以降、外交マクロについてはさまざまな提案があったが、そのほとんどはプレイヤーの意図している相手を正しく標的にしていない。ユーザーはすぐに消滅する国家を標的にしたいと思わないし、神聖ローマ帝国のメンバーや選帝侯といったその他の一定の国家群もそうだ。
- こうしたことは作成する機能の範囲外だが、QoLの点で考え直し、プレイヤーが好きに作成できるカスタムリストというのは面白い解決だ。
プレイヤーのほしかったプロヴィンスに従属国が入植してしまうのをやめさせるために、従属国が入植する地域のオプションをつける
- 植民地国家は現在AIが入植する土地に厳しい制限をつけているが、これにはまだ改善の余地があると思っている。つまりこの制限を緩める一方で宗主国が植民地域に強制的に入植させられるようにすれば、例えばメキシコがルイジアナから東海岸まで長く伸びないようにできる。
今後数週間のうちになにかまだアナウンスしていないサプライズがあるようです。
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