「Hearts of Iron IV」開発日記2017年10月4日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は合成石油と資源について。
概要
開発日記2017年10月4日は、合成石油と資源について。
合成石油プラント
- 合成石油プラントは多くの隣国と敵対している国家が石油やゴムにアクセスする素晴らしい方法だ。しかしこの技術には改良の必要があった。よほど小さな国家でないかぎり、(そしてこれらの資源を大量に消費するのでないかぎり)、ほとんどのプレイヤーはまずこの建造物をアンロックするかを思い悩む。また、片方の資源を多く持っているがもう片方の資源が欠乏している国家が、石油とゴム両方が欠乏している国家と同じ投資をする必要があるというのは不公平に感じられた。もしプレイヤーがそれぞれの資源をいくらか持っているとしても出力をバランスさせる方法はなく、通常は片方が余って片方は不足する。
- これに対処するため、ひとつの技術で3段階までをアンロックするが、合成プラントの最初の出力は非常に低い。私たちは以前の3つの技術を廃止して選んだ資源の出力を上げる8つの新たな技術を追加した。つまりゴムがさらに必要な場合はゴム合成技術を研究するだけでよく、石油合成技術を研究する必要はない。
資源とインフラ
- これは以前からやりたいことだったが、それぞれのステートでインフラ1レベルごとに資源が+10%されるようになった。つまりゲーム後半には産出する資源も増えるということだ。これによって、資源を利用するためという低インフラ地域を強化する理由ができ、また爆撃によって合成プラントだけでなく通常の資源産出にも影響が出る。資源のある低インフラ地域は拡張の大きな機会だ。
- この変更に合わせて建設画面が改良された。(注:上の画像)資源がどこにあるか、どれだけ影響を受けているかを見ることもできるようになった。建造物スロットも見ることができ、マップモードを切り替えずにインフラを建設する最適な場所を確認できる。
- 資源マップモードではインフラの損傷による影響も表示され、修理すべき重要な地域を判別できる。
- この変更に合わせて、世界中の資源量を再調整している。数値はまだ最終版ではないが、以下で私たちの作業内容をお見せしよう。
- イギリス領マラヤとシンガポールは弱体化されているが、どちらもインフラレベルは低く、伸びしろが大きい。
- アメリカにはインフラ投資を行うことでアメリカを化け物にできる多くの地域がある。テキサス油田がその一例だ。
- 日本も資源増産の機会がいくらかある。
- フランスは資源が非常に多い地域だったため少し資源を減らしているが、インフラレベルは相当高い。
- スウェーデン北部には貴重なタングステンが依然として残っており、ドイツの拡大を助け……戦争におけるスウェーデンの複雑な役割を正確にシミュレートする。
- ブラジルは投資次第で真のゴム王(それだけ?)になる可能性を秘めている。南米の他の国家と同様に、例えばボリビアのタングステンのようになるだろう。
質疑応答
Q1:貿易法と陣営内の貿易の仕組みを変える予定はある? ドイツが突然閉鎖経済にして鉄鋼を余らせているけどイタリアが生産できないでいるというのは変じゃない?
A1:そうしたことについてはもっと選択肢がほしいと思っている。そうしたことがすべてに同様に適用されるというのは少し変だ。1.5には入らないと思うが、私たちとしては解決法を考えている。
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