「Hearts of Iron IV」開発日記2016年11月2日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は南アフリカについて。
概要
開発日記2016年11月2日は、南アフリカについて。
南アフリカ
- 南アフリカは不安定な立場からスタートする。多くの工業があるわけではなく、マンパワーはさらにひどい。国民精神「人種差別の歴史」は動員できる人口を55%に減少させている。これは国家方針を進めることで除去できるが、そうすると戦争の準備は非常に困難になる。
- 30年代後半の間は、南アフリカは政治的に統合された国家とは決して言えなかった。イギリスの自治領であってもボーア戦争の記憶はまだ息づいており、歴史的には戦争への参加は首相の指導により、極めて狭い範囲に限られた。ヘルツォーク首相は自分の党がイギリスに味方することを決めても、南アフリカを戦争の関わらせないように運動した。ドイツの強い支持者であった敵対者が国内でサボタージュ運動を実行したことさえある。戦争中、プレイヤーは彼らと取引しなければならないだろう。
- もちろん、歴史から離れようと思えばそうすることもできる。この拡張での私たちのデザインの目標のひとつは、ひとつの国家のプレイ方法により多くの可能性をもたらすことであり、歴史の結果を忠実に表現することでもある。もうひとつの目標は、歴史年表ではほとんど触れられない戦争の新たな側面を切り開くことだ。プレイヤーはヨーロッパ東部の湿地プロヴィンスの場所をすべて覚えているかもしれないが、サハラの南の土地は新たな難問をもたらしてくれるかもしれない。
- ファシストルートでは、本格的な反英勢力であるアフリカーナー兄弟同盟を支援し、その後、ボーア人の植民地を取り戻すための戦争の機会を利用するか、それともドイツの側に立つか(彼らは植民地を要求したりはしないだろう……今のところは)を決めることになる。ドイツとの共闘は技術共有協定に参加することができるようにもなる。だが力を奪い取るのは簡単ではなく、時間をかけて注意深く進めなければならない。早すぎたり遅すぎたりすれば、味方なしで大英帝国と戦うことになる。だが、一旦力を得たら、プレイヤーは南アフリカの新たな王となることができるだろう(手始めに少しばかり中古品で間に合わせなければならないかもしれないが)。
- 共産主義ルートでは、難しい決断、すなわちコミンテルンに加入し、ソ連のアフリカにおける忠実な同盟国となるかを決める前に、支持者となる黒人労働者に対する差別の撤廃が最初の仕事となる。ソ連の顧問団は軍の改善を行ってくれるし、技術共有協定は勝利を得るために科学的に正しい方法を見つける手助けとなる。もうひとつは反植民地主義運動だ。宗主国の枷を打ち壊し、大陸の他の植民地の非植民地化を始めるときだ。この目的のために、私たちは解放できる多くのアフリカ国家を追加した。だが、心配しないでほしい、アンゴラを解放するためにリスボンに進軍する必要はない。ステートを支配したら、ポルトガルとはまだ戦争中でも国家を解放することができる。だが、もちろんこうした若い国家にはしっかりした指導が必要だろうと考えることもできるかもしれない……。
- 南アフリカは資源が限られているため、どのように戦争を戦うかについては注意深く選択しなければならない。技術共有は研究スピードに大きなブーストをかけるが、このブーストは英連邦を離脱すると失われる。離脱しなければ、イギリスはより先進的な軍の装備の源泉となる。
- ほかの英連邦諸国と同じく、リーダーや将軍向けの新たなポートレートを追加した。
継続方針
- “Together for Victory” では、新たなタイプの国家方針を追加した。これは最初に通常の国家方針を10個以上完了したときにのみ取れるもので、70日かかってなにか報酬があるというものではなく、アクティブになっているとさまざまなボーナスを得ることができるというものだ(これは政治力が低下したりして必要ならオフにできる)。ベースとなるシステムは1.3トーチパッチに入っているが、拡張での新たなメカニクスに関連する方針は拡張を持っている場合のみ使える。
- 陸軍の訓練:師団の訓練速度を上げる。
- 海軍の建設:すべての種類の艦船の生産全体をブーストする。
- 空軍の建設:すべての種類の航空機の生産全体をブーストする。
- レジスタンスの取り締まり:占領したステートにおけるレジスタンスの取り締まりを進め、レジスタンスの抑制に必要な戦力を減らす。
- 技術共有:勢力のメンバーからの(まだ持っていない)技術の共有効果を上昇させる。この方針を使っているメンバーのみが恩恵を受けられる。
- 自治権の拡大:さらなる自治権の拡大に役立つ(詳細は次の開発日記で!)。
- 従属国の抑圧:従属国を支配下に置き続けるのに役立つ(詳細は次の開発日記で!)。
- 建設工学:すべての非産業建造物の建設速度を上げる。
- 修築:損傷した建造物やインフラの自動修復量を増加させ、指示された修復の効果を大幅に引き上げる。
- 建設と修復については、要塞のコストを変更し、レベルを上げるにはより多くのコストがかかるようにし、最初のレベルをより安くして、マジノ線のようなものを作るのは巨額の投資であり、利用可能性を引き下げ、戦略的な意味合いを強めた。
- ベースの自動修復効果は引き下げられ、修築フォーカスがより魅力的になるようにした。
質疑応答
Q1:いつ出るの?
A1:クリスマス前には(トラスト・ミー)。
来週は、自治権システムについて。
コメント