言わずと知れた最近の名作都市開発シミュレーションゲーム「Cities: Skylines」のご紹介。この前のパラドストアのサマーセールで買いました。
概要
- ジャンル:都市開発シミュレーション
- 発売日:2015年3月11日
- 開発元:Colossal Order(「Cities: Skylines」公式サイトはこちら)
- 発売元:Paradox Interactive
- Steamから購入可能(2,980円)
- 日本語でのプレイ:日本語化MODにより可能
- 日本語Wiki:Cities:Skylines攻略情報wiki
有り体に言うと、傑作都市開発シム「シムシティ4」の正統進化版です。大変面白く、プレイしているとタイムワープするゲームとなっています。
詳しい内容については4Gamer.netのこちらの記事、開発の背景についてはAutomatonのこちらの記事をご覧いただくのがよいかと思います。
ゲームについては、有名なゲームでもありますし、ここで改めて詳しく書く必要もないと思いますので、上の2つの記事などを読んでいただくとして、以下ではMODと私の作った都市についてご紹介していきます。
あると便利なMOD6つ
詳しくは日本語WikiのMOD一覧のページをご覧いただくと便利なMODが大体わかりますが、「とりあえずこれだけはあると違う!」というもの6つを厳選してご紹介。
MODが入っているとアチーブメントが解除されませんが、MODを入れていてもアチーブメントを解除できるようにするMODというのもあります。
なお、MODの導入は自己責任で行ってください。導入にあたって当サイトでは一切の責任を負いません。また、「Cities: Skylines」にはウィルスではないかという疑いのあるMODもSteamワークショップにアップロードされているようです。日本語WikiのMOD一覧のページに情報がありますので、必ずご確認ください。
Japanese Localization Mod (日本語化MOD)
日本語でのプレイには必須のMODです。サブスクライブするだけでゲームが日本語化されます。MODの詳しい内容については、日本語Wikiの日本語化のページをご覧ください。
Automatic Bulldoze v2
本来なら放棄された建物や火災で焼け落ちた建物は手動で撤去しなければならないのですが、一定時間が経つと自動的にそうした建物を撤去してくれるMODです。
画面右下のブルドーザーボタンをクリックして撤去モードにすると、左下にボタンが2つ現れ、これをクリックして点灯した状態にしておくと、自動撤去が行われます。都市が大きくなると個々の建物をいちいち手動で撤去するのは非常に面倒なので、ぜひ入れておくことをおすすめします。
One-Way Street Arrows
デフォルトではどちらを向いているのか非常にわかりにくい一方通行路の向きを、大きな緑の矢印で表示してくれるMODです。
道路敷設画面で道路敷設モードの左隣にある緑の矢印が描かれたアイコンをクリックして、矢印を表示するか選ぶことができます。ひと目で一方通行路の向きがわかると、一方通行路の敷設作業が非常に楽になります。
なお、一方通行路の向きはアップグレードモード(左下の道路敷設モードの一番右のビックリマークのアイコンをクリック)にして一方通行路上で右クリックすると切り替わります。
Tree Brush
デフォルトでは1本ずつ植えていかなければならない木をまとめて植えられるMODです。
それ以上でも以下でもないですが、元は1本1本植えなければならないことを考えるととんでもなく便利です。
Precision Engineering
道路を敷くときに角度やガイドが表示されるMODです。
きちんとした角度や寸分のズレでも気になる私にとっては大変ありがたいMODです。同じ間隔や長さで大量の道路を敷く碁盤目都市プレイでは絶大な威力を発揮します。
All 25 Areas purchasable
デフォルトでは2km×2kmのエリアが最大で3×3までしか広げられませんが、これを5×5まで拡張するMODです。
デフォルトの3×3は少し物足りない大きさですが、これを導入することで充分な広さを確保することができます。これに対応した大きさのマップも多いので、導入をおすすめします。
碁盤の目大好き!
碁盤の目が好きだ。長安が好きだ、京都が好きだ、札幌が好きだ、ニューヨークが好きだ……というわけで、私の作った都市・スプリングフィールド(冬マップだけど……)はこんな感じの碁盤の目都市。せっかく曲線道路を自由に引けるようになったのにというのもありますが、都市の効率性と景観を考えるとやはり「碁盤の目こそ至高」と思ってしまいます。
碁盤の目の欠点は、交差点が増えるので交通が混雑しやすいということですが、これは公共交通機関を整備すればたいていは解決します。が、産業地区に出入りするトラックはどうしようもないので、スプリングフィールドでは川向こうに産業地区を移転させています。
都市の構造
都市の構造は極めて単純で、画像真ん中上にある高速道路のインターチェンジを起点として、都市中央を南北に走る防火帯(という脳内設定のなにもないところ)を作り、その東側は住宅区画、西側は商業区画と産業区画に設定していました(南側にまだ移転していない産業区画がまだ残っています)。
これは住民が産業地区・商業地区に仕事に出かけ、帰りに買い物をして帰るという行動を取りやすいため、東から西へ移動し、再び東側に帰ってくるというおおまかな人の流れを作ろうとしたものです。
1地区の構成
上の画像は都市の1地区の構成です。外周の黄色の線は6車線道路、内部を4分割しているオレンジの線は4車線道路で、あとは2車線道路。1ブロックは16×8とし、4×4の建物が8軒建つようになっています。
縦2ブロック、横4ブロックで4車線道路があり、これを4つセットにして1地区という構成です。こうすると地区の中心(4車線道路の交差点)から外周の6車線道路までおよそ30の距離となり、中心から最も遠い四隅まではおよそ40の距離となります。これは小学校の影響範囲がだいたい届く範囲内で、この小学校の影響範囲を1地区の大きさの基礎としています。
地区の中心の4ブロックは公共施設を設置する場所としており、この地区には小学校・高校・消防署・警察署・診療所・火葬場・公園が置かれています。これだけあれば、だいたいの公共サービスは揃うことになります。
商業地区、産業地区では消防署・警察署・公園を設置しており、設置する公共施設が少ないので、中心部は2ブロックのみ開けることにしています。
交通パニック
すべてが上手く行っているかというとそんなこともなく、碁盤の目都市の宿命である渋滞にスプリングフィールドも悩まされています。
マップ中央を東西に走る交通量の多い道路は、沿線人口が最も多く負荷のかかる6車線道路。バスが走っていますが、需要をとても賄いきれないので、地下鉄の建設を計画しています。
一番南側の混雑は貨物港に出入りするトラックの渋滞。海運の圧倒的輸送力の前には、トラックの輸送力など知れたものです……。こちらは、川向こうの産業地区付近に港を移設する予定です。
都市の立ち上げは大変楽しい作業ですが、ある程度都市が発展し、税収も安定してくると、こうしていかに交通の混雑をさばくかを考えるという楽しみも出てきて、長く楽しめるゲームかなと思います。
伊達にパラド社の売上記録を作ったわけではないというゲームとなっていますので、未プレイの方はぜひ。
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