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CK2の次期拡張「Conclave」開発日記#2

その他

ck2-conclave2

CK2の次期拡張「Conclave」の開発日記#2が更新されていましたので、その内容をご紹介。

前回:開発日記#1

2016/1/27 #3-1へのリンクを追加。

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概要

開発日記#2は、評議会について。

評議会

  • 評議会は、単なる私的な評議会から、領地を支配する評議会になるだろう。
  • もっとも有力な配下が評議会に入っていない場合は内乱の元になるだろうし、プレイヤーの領内の政治に影響を与えようとするだろう。彼らを評議会に入れることで彼らが派閥に入ることを防ぎ、領内の安定を図ることができる。
  • 評議員は特定の立場を採用し、それはカラフルなアイコンとして表示される。この立場によって、プレイヤーの決定に対してどのように反応するかが決まるが、これについては後日の開発日記で述べる。
  • 評議員は、投票の際に賛成・反対・棄権のいずれかを選ぶ。プレイヤー自身も投票することができる(プレイヤーが提案したことについては常に賛成となる)し、同数の場合はプレイヤーの投票で決まる。
  • 投票を棄権した評議員は、外交能力によって賛成・反対票投票者との関係が変化する。
  • 影響力の強いメンバーは、その問題について関心がない投票者を説得して投票を変えさせることがある。
  • ある行動について評議会の過半数が賛成票を投ずれば、プレイヤーは自由に行動することができるが、評議会が反対した場合、プレイヤーは評議会と対立するか、それとも他の手段を取るかを選択することになる。評議会との対立は、評議会の不興を買い、彼らとの契約関係を破壊することになる。このような行動は圧政を招き、評議会のメンバーは自由になるために派閥を作ったり参加したりするようになる。
  • 「Conclave」では摂政システムも変更され、一人の摂政がすべてを決める古いシステムはなくなった。摂政政治になった場合、摂政は評議会に置かれ、プレイヤーがどう考えるかにかかわらず投票するようになる。
  • 評議会は法律を変更したり、評議会の求める行動を起こすために投票を始める権利を持つ。これについては次回の開発日記で述べる。

支持

  • このゲームではキャラクター間の関係、特に家族との関係が重要だ。しかし、家族、友人、ライバルの関係のみが存在するわけではない。ときには誰かに対して好意を向けることもある。
  • CK2の時代には、恩義・名誉・義務が極めて大きな影響力を持っており、これをモデルとして「支持(favor)」というものを作った。

評議会での支持の集め方

  • 主君(または評議会の一部)としてプレイヤーは、1年間同じ投票をしてくれるように評議会メンバーに支持を求めることができる。これは称号の剥奪、処刑、戦争の開始などの承認を取るために使われるだろう。だが、評議会の興をそぐ人は、圧政や派閥の批判なしでも「ノー」と言い続ける。
  • もし支持を求めなければ、支持と引き換えに支援(support)してもらうこともできる。これは断られることもあるが、受け入れられた場合は支持を得たのとを同じように投票してくれる。違いは、支持を返す義務があるかどうかだ。
  • これは支持の基本的な生成装置のひとつであり、配下が主君から支持を得る手段でもある。主君としては、配下の求めるものを満たすことで支持を得ることもできる。カネと引き換えに支持を得ることは、誰が相手でも可能だが、強大な領主と取引するには莫大なカネがかかるということを見込んでおくべきだ。
  • 誰かに対してプレイヤーが一度に返す義務を負う支持はひとつだけだが、既に義務を負っている場合、相手が支持を求めてきて返すまで、支援を求めることはできなくなる。
  • また、評議会メンバーは互いに支持を求めることがあり、賢明な配下はどのように評議会が投票するかをコントロールするシナリオを書くことができるだろう。

強制的な容認

  • 評議会において主君の支援を得ている場合や、神聖ローマ皇帝を高いカネを出して買収した場合、支持を得たプレイヤーは結婚(受け入れに制限がある場合でも)を認めさせ、不可侵条約を結ばせることができる。
  • 宮廷への招聘、子供の養育、人の移動の禁止もまた、支持を使って強制的に認めさせることができ、主君としては支持を使ってある人物が派閥に入らないようにすることもできる。

強固な派閥づくり

  • もし同じ主君に仕える同僚からの支持を得ているなら、支持を使って彼らを自分の派閥に入れることができる。しかし、彼らが支持によって派閥に縛られている場合は、派閥を抜けさせて自由にすることはできない。

請求権の主張

  • プレイヤーの主君がプレイヤーに対して支持を返す義務を負っている場合、プレイヤーは支持を使い、請求権を持っている土地を求めて宣戦布告することができる。そうするためには、評議会が宣戦布告を認める必要がある。
  • 主君が宣戦布告を認めないこともありうるが、その場合は圧政となって評議会の不興を買う。
  • この他にも支持の使い方は多くある。これらは基本的な使い方だ。

領内の平和

  • 以前は、配下が宣戦布告できるかどうかは王権の強さによって決まっていた。「Conclave」ではこれがより直観的なシステムに置き換えられた。それが領内の平和だ。
  • 領内の平和は、評議会の一致をもって配下が行っている戦争を止めることを決定する。配下の戦争を止めるのに継承法を変える必要がある? 領内の危ういバランスが戦争好きの配下によって変えられる? そんなとき、領内の平和を強制して戦争をやめさせるのだ。
  • 「領内の平和を強制する」ボタンを押すと、配下は停戦までに3ヶ月の猶予を与えられ、その期間を過ぎるとすべての戦争は白紙和平で終了する。平和は5年間強制され、領内での戦争はできなくなる。
  • 配下としてプレイしている場合は、長いクールダウン期間の間よそを攻撃できず、デッドロックにハマることになる。

支持と領内の平和

  • 配下としてプレイしている場合、主君に支持を使って領内の平和に関してできることが二つある。
  • ひとつは主君が領内の平和を使わないようにすることだ。これは戦争に勝つために時間が必要なときに行う。
  • もうひとつは、領内の平和を実行してもらうことだ。これはライバルがプレイヤーの領地を自分のものにしようとしているときに便利な手段だ。

質疑応答

Q1:アドバイザーの数に制限はある?

A1:バニラでは2(つまり評議員は全部で7名)だが、MODで増やすことはできる。

Q2:「贈り物を贈る」が「支持を買う」に替わるの?

A2:態度を改善させるのは、支持を得るよりも安く済む。(注:つまり替わるのではなくて新たに「支持をカネで買う」コマンドが追加される?)


来週は、評議会の投票、新しい教育システム、封建領主から小さなビジネスのオーナーへの転身について。

次回:開発日記#3-1

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