リリースから15年以上経っても愛され続けるRPG「Card Wirth」のご紹介。今でもファンによって新しいシナリオが制作され続けている名作です。
2015/12/14 内容を修正。
概要
- ジャンル:紙芝居型RPG
- 発表年:(おそらく)1998年
- 開発元:group ASK(現在は下記のファンサイトを運営する「カードワース愛護協会」が配布・改良しています)
- group ASK official fansiteからダウンロード可能
- 日本語でのプレイ:可能
group ASK official fansiteからダウンロードできる最新版は、記事執筆時点で1.50です。
また、カードワースの素材画像も配布されている九条のんさんのサイト「GURIMASPOT」では、Card Wirthアレンジパックという、カードワースのシステム面で使われている画像(冒険者の宿の背景やインターフェースなど)を差し替えるファイルが配布されています。
ちょっとだけ詳しく
ゲームの始め方
カードワースは「冒険者の宿に集う冒険者たち」が主人公の、RPGとしては古典的な世界観のゲームです。
ゲームを始めて冒険者の宿を作ると、こんな画面が表示されます。15年以上前のゲームなのでセーブのフロッピーが古めかしいですね。
最初は「宿帳を開く」から冒険者を作ります。
とりあえず6人パーティを作るのがよいでしょう。パーティ編成は以下のとおり。
- カール:若者男性、策士型
- シズカ:若者女性、豪傑型
- リコ:老年男性、勇将型
- エーリカ:子供女性、万能型
- ユリウス:子供男性、標準型
- メルセデス:中年女性、知将型
なお、6人の顔グラフィックはgroup ASK official fansiteからダウンロードできる九条のんさんのカード素材を使っています。デフォルトで入っているグラフィックは16色ですから、今プレイするとちょっと物足りないと思いますので、オススメです。
さて、パーティを組んだら冒険へ……出る前に、買い物をしたほうがよいので、「パーティ情報」からお金をおろして「貼紙を見る」から「交易都市リューン」に向かいましょう。
このゲームでは買い物をする街もシナリオのひとつとして扱われています。「交易都市リューン」はデフォルトで入っているはずです。
こんな感じ。傷薬のようなアイテムを買うこともできます。
準備ができたら、まずは「ゴブリンの洞窟」から始めるのがいいでしょう。シナリオが入っていなければ、group ASK official fansiteからgroupASK制作シナリオをダウンロードして、scenarioフォルダに入れてください。
宿の親父が「その依頼に興味があるのかね?」と言ってシナリオが始まります。
戦闘シーンはこんな感じ。それぞれのキャラクターに5枚のカードが配布され、攻撃や防御、見切りなどの通常の動作、あるいはスキルや魔法のカードの中から、そのターンの行動を1つ選びます。
戦闘はシナリオにもよりますが、けっこう難しめかなと思います。運が悪いとこの「ゴブリンの洞窟」でも全滅は全然ありえます。
さて、ゴブリンの大群を撃破して奥に入ると宝箱があります。
これもシナリオにもよりますが、宝箱には罠が仕掛けられていることもあるので、パーティの盗賊(ここでは万能型のエーリカ)に宝箱を調べさせたほうがよいでしょう。
中身を回収して(しなくてもいいですが)帰還すれば、シナリオは終了です。
シナリオの追加方法
どんどんシナリオを追加していけるのが、このゲームが長く愛されるポイントのひとつです。
たいていのシナリオは、group ASK official fansiteやそのAdventurer’s Guildからダウンロードすることができます。一番シナリオが集まるのがおそらくここです。
これ以外にもまとめたサイトが多くありますので、探してみてもいいかもしれません。
おすすめはgroup ASK official fansite内にある「寝る前サクッとカードワース」シリーズでして、短編ですが面白いシナリオがまとめられています。
ダウンロードしたシナリオは、フォルダごとcardwirth/scenario/の配下に配置すればOKです。
というわけで、フリーゲーム界の古典の名作「Card Wirth」をご紹介しました。
キャラのグラフィックが顔画像のみなので、脳内でキャラクター同士の掛け合いを補完できると、より一層楽しめるかなと思います。
コメント