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「Victoria 3」開発日記#168――私たちは止められない

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#168が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はその他の要素について。1.12リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#167――ポルトガル


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開発日記

開発日記#168は、その他の要素について。

工場評議会

  • 工場評議会法は特定の種類の革命によってのみ有効化されるもので、一部産業が労働者の管理下に置かれ、労働者は政治的支配を求めるようになる。工場評議会の制定には評議会共和国である必要はない。

統治者の選択

  • これは非史実の点からVic3を楽しめるようにするもので、ゲーム開始時に異なる統治者でゲームを開始できる。これにはゲームルール「空想的コンテンツ」を有効にする必要がある。

  • 選択可能な統治者画面はこのとおり。

  • 表示される3名に不満なときは左上のランダム化ボタンを利用できる。選択ボタンを押すと、史実のコンテンツを利用できなくなる旨の警告が表示される。この選択画面で使用できるキャラクターは政治家のみだが、Modでカスタマイズしたり他の史実キャラクターを選んだりもできる。

南アフリカ

  • 南アフリカの初期設定については正当な批判を受けてきたので、これを改善する。これは南アフリカに関する包括的なコンテンツではなく、ボーア戦争やアングロ・ズールー戦争を含むものではない。まずマップの修正は上のとおり。

  • 南アフリカの土地獲得競争については、すべての南アフリカの国家にジャーナル記事「ハイベルト争奪戦」がある。国家ごとに利用可能な目標やインタラクションは異なるが、南アフリカにおける覇権確立という共通のテーマがある。

  • 同国人の領土に進出する手段もある。Griquasとボーア人は、彼らが十分強力でナショナリズムを研究していれば、他のGriqua・ボーア国家と連邦を形成できる。

  • ただし当初、ケープ植民地ではこの選択肢は利用できない。ケープ植民地は初期状態で主要文化がEnglishとなっているためだ。しかしこれは変更できる。ケープ植民地は排他的な政策を通じてボーア人やGriquasにEnglishと同じ法的地位を与えられる。ボーア人を惹きつけるには当初の市民権法を廃止し、既存のボーア共和国においてもっとも厳格で排他的な法律を採用する必要がある。Griquasを惹きつけるには排他的ではなくなり、Griquasが植民地において主要文化として認められる前に、彼らをより高い地位に就ける必要がある。ボーア人かGriquasがケープ植民地の主要文化となった場合、それぞれの連邦を形成ボタンが利用できる。
  • ジャーナル記事「ハイベルト争奪戦」で勝利した国家は南アフリカ全土に対する請求権を獲得し、地域内で独立しているか勝者の従属国になっている同文化の国家を併合できる。ケープ植民地とボーア人国家も新たな名称と国旗を得る。他の国家はこのジャーナル記事達成に失敗し、南アフリカに対するすべての請求権を失い、非常に不利な状況に立たされる。

マップ

  • 無料パッチで実装されるその他の変更点、主にマップとデータベースについて述べる。

  • 1836年時点のイベリア半島の政治マップ。カルリスタの反乱のほか、ジブラルタル、セウタ、メリリャの領域を縮小した。

  • 長らく不評だったバレンシアとムルシアの合併がついに解消され、カンタブリアはOld Castileに入り、レオンは独立したステートとなった。ポルトガルは19世紀中期の州区分を参考に再編成した。Rifの形状はより史実に近づいた。イベリア半島全域で動的にステート名が変わるようにもなった。

  • AsturleoneseとAragoneseのPopを追加し、各ステートの人口は1833年スペイン国勢調査の数値を若干調整したデータに基づいて再計算した。Portugueseは二次文献による推定値を基にした。

  • サハラ地域の政治マップが大きく変化し、Arab-BerberとTouaregの国家を追加した。沿岸部の西欧植民地も変化しており、イギリス植民地はすべて英領西アフリカという単一の植民地行政機関となり、ガボン、シエラレオネ、ゴールドコースト、フェルナンド・ポー島なども含まれる。スペインはフェルナンド・ポー島おけるイギリスの租借権を剥奪するディシジョンを持つ。

  • Bidan文化はサハラ・サヘル地域におけるHassaniya方言を話すArab-BerberのPopを表現しており、ベドウィンは実際のベドウィン部族を指すように限定された。Tubuはティベスティ山地中心部にのみいるわけではなくなった。

  • この変更内容はすべて前回紹介したが、比較対象を並べて示すことで理解しやすいだろう。

  • 1836年の状況をより正確に反映するためにポルトガル植民地を縮小した。QuelimaneはGazaの戦士によって数年前に焼かれたため、ポルトガルの支配下にはない状態となっている。

  • キューバは1827年の西・中央・東キューバの分割をモデル化している。特定の産業に適している地域も変わり、コーヒー栽培と鉱業は東部、タバコ栽培と砂糖生産は西部、牧畜業は中央部が適している。

  • 大アンティル諸島と小アンティル諸島のハブは見直され、ポルトープランス、サントドミンゴ、サンフアンがそれぞれの国家の首都として機能する。条約港としての可能性もより合理的になり、見た目と選択の両面で改善された。グアンタナモ湾、モール・サン・ニコラ、サマナ半島は必要に応じて自国の支配下に置けるようになった。

  • オランダ領西インド諸島ができ、キュラソー島の大規模なユダヤ人コミュニティとパピアメント語話者が表現される。

  • 1.12ではイベリア半島とカリブ海地域を中心に新たな特性をゲームに追加した。例えばリオティント盆地、Sierra Minera de Cartagena、ポルトガルのthe Douro Valley、キューバのthe Tierra Rojaなどだ。大西洋・カリブ海地域の島には特性「火山の肥沃さ」が追加され、以前よりも価値のある存在となった。

  • 砂糖とワイン生産の全世界的な見直しも行った。砂糖生産に関してはスペイン、イギリス、ブラジル、アメリカ、オランダに砂糖産業が集中する。

  • ワイン生産はヨーロッパ以外では大幅に弱体化され、南仏、イタリア、スペインが恩恵を受ける一方、アメリカとロシアは大幅に減少した。ウクライナで発生していたワイン生産の異常も修正された。

自由記述条項

  • 条約文書に直接テキストメッセージを記載できるようになった。これはゲームプレイに一切のシステム的影響はない。マルチプレイコミュニティのみなさんがこの機能をどのように活用するのか楽しみにしている。
  • 来年にはさらにテーマ性のある3番目のパス「Volume 3」を発売予定で、詳細は来年発表する。

次回:開発日記#169

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