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「Victoria 3」開発日記#176――人物

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#176が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は人物について。1.13リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#175――1.13無料アップデートの概要


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開発日記

開発日記#176は、人物について。

  • 今回は1.13の人物に関する変更点について。今後の人物システムについては以下の方針で進めていく。
    • 人物は自国における特定のイデオロギー勢力や社会階級その他の集団を象徴する存在で、そうした力や理念を代表する。
    • 人物はその重要性に応じて、プレイヤーに対して前面に出るべきである。重要性の低い人物が存在することは問題ないが、特に求められない限り、ゲーム側がプレイヤーの注目に値する存在として取り上げるべきでない。
    • 人物は職業だけで定義されるものではなく、重要だったり興味深い人物は自身の役割を変更でき、国家の複数の要素に影響を与えるべきだ。例えば、強制的に退役させられた司令官が政界に進出し、以前よりもさらに厄介な存在となるなどだ。
  • 最後の点は一見するより重要で、というのは、現在の主な設計では人物は職業と密接に結びつき、特定の職務をやる必要がなくなった瞬間、即座にいなくなっているためだ。

  • そのため、1.13で人物について行う最も重要な変更は国家キャストシステムの導入だ。人物プールとも呼ばれるこのシステムはその国家の人物すべてをまとめ、職のない人物を待機させる場所だ。これによって史実の人物を職務を与えずに登場させることができ、例えばビスマルクをユンカーの指導者としてではなく単に保守派の政治家として登場させることができるようになった。これによって利益集団の指導者・イデオロギー選択はイデオロギーに対応した適切な人物をプールから選ぶようになった。利益集団とイデオロギーの組み合わせに該当する人物がいない場合は新たに生成される。

  • 利益集団の指導者には必要な名声(現在は10以上。詳しくは後述)を満たすすべての人物が選ばれ得るが、一部の利益集団は政治家以外から選ぶ可能性が高い。例えば軍隊は現役・退役司令官が選ばれやすく、実業家は強力な企業の経営者から選ばれやすい。

  • 新たな人物のステータス「名声」はプレイヤーが自国の重要人物を把握しやすくし、権力を得る過程にさらなるニュアンスをもたらす。これまでの「人気度」は大衆からの人気度のみを表し、名声にもある程度影響するが、二次的な数値となった。ただし、政治活動家にとってはもっとも重要な要素だ。
  • 名声はさまざまな要素から獲得できるが、重要なのはその人物の役割だ。今回のアップデートでは新たに多くの役割を追加した。以下は現在のすべての役割だ。
    • 統治者:国家の統治者。原則として常に最大の名声(100)を持つ。
    • 後継者:君主制における推定相続人で、名声が大きく高まるが、成人前は上昇幅が小さくなる。
    • 指導者:利益集団の指導者で、名声に大きなボーナスがある。これは常に他の役割と重複して保持される。
    • 将軍/提督:陸海軍の司令官で、階級に応じて名声が高まる。
    • 経営者:企業の経営者。企業規模に応じて名声が高まる。
    • 政治家:利益集団内で特定のイデオロギーを代表する。名声にわずかなボーナスがある。政治家はランダムに生成され、周縁化されていない利益集団内のイデオロギーを代表する。
    • 政治活動家:大衆を扇動して特定の政治的目的を達成しようとする。名声は下がる。
    • 有力者:富裕な地主か実業家で、資金を使って政治に影響を与える。詳細は後述。
  • 名声は利益集団の指導者として選ばれるにあたってもっとも影響する数値で、その人物のイデオロギーが選ばれる確率も直接高める。例えば、地主出身の人物がリベラルなイデオロギーを支持している場合、その人物の名声を高めればプレイヤーの改革志向にとって利益となる。例えば、軍司令官なら昇進させる、有力者ならholdingsからの収入を増やすなどだ(詳細は後述)。一定以上(今のところ25)の名声を持つ人物はさらに、所属する利益集団の影響力を直接的に上昇させる。これは人物が利益集団の影響力に影響を及ぼす現在の仕組みを置き換えるもので、軍司令官や政治的昇進にさらなるニュアンスを加えるが、詳細は次回の開発日記で述べる。

  • 有力者は「The Great Wave」の日本についてのコンテンツで重要になるが、日本に限定されない。史実の人物もいるが、自国のランクに応じて設定された上限までランダムに生成される。有力者は本拠ステート(実はすべての人物が持つようになっているが、現時点では有力者以外で実質的な効果はない)とHoldingを持ち、Holdingは金融街か荘園のいずれかだ。どちらになるかは利益集団によって決まる。有力者の名声はHoldingsから得られる収益(利益ではない)とその国家のGDPによって決まる。

  • 次に、忠誠度は一部のコンテンツ(主にクーデター)において利益集団の支持にかわって使用される。現時点では限られた用途だが、将来的には用途拡大を計画している。

  • 子供は中立的になったが、史実の人物は特性が保存され、16歳になって成人に達した時点で適用される。事前に特性が保存されていない人物は成人時にランダムで決まる。

ひとつの編制に一人の司令官

  • 1.13では発売当初とは異なり、軍と艦隊は半永久的に体制を維持し、これまでの4名までという司令官の上限がなくなり、1名のみとなった。司令官は自由に解任と任命ができるようになった。ただし待命状態の司令官数には上限があり、上限に達すると待命司令官を退役させなければ、新司令官の登用、現役司令官の解任、司令官のいる編制の解散が行えなくなる。

  • 熟練司令官の特性は編制全体に適用されるようになり、司令官の特殊命令も同様に適用される。司令官はテレポートせず、現在の位置から編制まで移動しなければならない。移動中の司令官は編制に対して指揮上限値を適用するが、指揮下にある部隊は司令官の命令やスキル特性による恩恵を得られない。

  • 率いる部隊規模より階級の重要性が高くなり、例えば軍隊では元帥は軍を率いていなくても影響力の大きな人物であり、クーデターを試みた場合、将校たちから相当な支持を得られるだろう。一方、不必要な昇進へのペナルティも導入された。不必要な昇進とは、司令官たちの合計指揮上限数が全軍の必要数よりも多く、予備の司令官もいる状態で行われる昇進を指す。こうした昇進は軍部や、軽んじられた現任司令官が属する恩恵を受けない利益集団を怒らせる。

  • 戦闘については将軍が複数の戦闘に同時に関与できるようになったが、攻撃戦については上限があり、上限数は階級による。指揮上限値はゲーム進行に伴う部隊規模の拡大を反映して調整した。ゲーム開始時の上限値は現在と同じだが、陸海軍の技術向上で増加し、最終的には元帥一人で約50万人の兵力を指揮できるようになる。

  • 司令官が死亡した場合については、指揮上限超過状態になった編制は30日間指揮統制が減少しなくなった。自動再配置については検討しているが、1.13で実装するかはわからない。
  • 最後に、遠征に出発した司令官は自動的に現在の編制から解任されて冒険から帰還するまで再任命できなくなる。

Modについては省略します。


なお、現在進行中のバージョン1.13に関する開発日記終了をもって、当サイトでの「Victoria 3」開発日記についての記事公開は終了することにしました。2021年5月の開発日記#0からこれまで5年近く追いかけてきたことになります。あと少しの期間となりますが、最後までご覧いただけましたら幸いです。

次回:開発日記#177(3月26日予定)

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