「Imperator: Rome」開発日記#13が更新されていましたので、その内容をご紹介。今回は共和国の政治、特に元老院について。
前回:開発日記#12
概要
開発日記#13は、共和国の政治、特に元老院について。
- 共和国の元老院(The Senate)には100の議席があり、5つの派閥(factions)に分かれている。すべての成年のキャラクターはそれぞれの派閥に対する好みを持ち、そのうちのひとつを支持する。派閥には指導者がおり、一般的にはその派閥を支持するキャラクターのうち、もっとも優れた者がなる。
- 共和国の統治者がどの派閥に属しているかによって、共和国はボーナス・ペナルティを得る。
- 行政派閥(Civic Faction):税収+25%、建造物が10%安く、早くできる
- 軍事派閥(Military Faction):陸海軍の士気+25%
- 商業派閥(Mercantile Faction):商業収入+25%、外交的名声(Diplomatic Reputation)+5
- 宗教派閥(Religious Faction):吉兆の継続期間(Omen Duration)+10%、改宗コスト-33%
- 大衆主義派閥(Populist Faction):力の消費量(Power Costs)+10%
- Modでは派閥を自由に追加・削除できるし、異なる政体にもできるし、あらゆるトリガーで派閥に固有のものをもたらすこともできる。
- お気付きのとおり、大衆主義にはなんの利点もない。
- 元老院の議席数は時間経過によって変わり、さまざまな要因に依存する。また、派閥の指導者のカリスマは議席の獲得に影響する。
- 元老院内ですぐにでも派閥の立場を強化したいなら、弁舌力(oratory power)を消費すればいつでも10議席を自分の派閥に入れることができるが、プレイヤーの圧政度(tyranny)は上昇する。
- 絶対君主制のようにプレイヤーがいつでもやりたいことをやるという能力に対して元老院が影響を与える行動は3つある。プレイヤーがやろうとしていることを支持する派閥の議席が40議席未満である場合、元老院はプレイヤーの行動を完全に防ぐことができる。行動を支持する議席が60未満の場合、プレイヤーは行動を強行できるが、圧政度は上昇する。
- 元老院の承認が必要な3つの行動は以下。
- 元老院の承認が必要なすべての法律の変更
- 追放・投獄といった、キャラクターに対する多くの行動
- 他国とのすべての外交交渉
- 元老院が行動を承認するかどうかは、元老院の構成と行動の内容による。軍事派閥は新たな戦争を支持する可能性が非常に高いが、戦争疲弊度があったり、人的資源が少なくなっていたり、現在戦争中である場合は軍事派閥の一部が開戦反対に回る。
- 行動を起こす際には、自国のキャラクターはそれによって影響を受ける。参加派閥によって忠誠度が上下したり、派閥が議席を得たり失ったりする。Modではスクリプトによってこうしたことを完全に制御できる。
最後に宣戦布告時のスクリプトが掲載されていますが、ここでは省略します。
来週は法律と官職(?offices)について。
次回:開発日記#14
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