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「Stellaris」開発日記#32――アートの改造

Stellaris 開発日記

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発売まであと1週間となった、パラド社発の宇宙4Xゲーム「Stellaris」の開発日記#32が更新されていましたので、その内容をご紹介。

前回:開発日記#31――MODについて

2016/5/17 #33へのリンクを追加。

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概要

開発日記#32は、アートの改造について。

  • 本日、Maya(3Dアニメーションソフト)エクスポーターをリリースした。これはMOD制作者に新たな可能性を開いてくれるものだ。MayaとPhotoshopのスキルがあれば、やりたいことがなんでもできる。

キャラクターについて

  • キャラクターについては、ふたつの方法がある。ひとつは単に2Dの固定されたアバターだ。ゲーム中でも透過処理された画像が直接使われている。これならMayaやその他の素晴らしいツールは不要で、多くのMOD制作者の最初の選択肢となるだろう。固定ポートレイトはコアゲームでは使われていないが、MOD制作者のためにその機能は備わっている。

アニメーションするキャラクターの作り方

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  • これはゲームファイル内のある種族の例だ。テクスチャを追加して、新しい種族を作ることができる。(?)

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  • 「Stellaris」内のすべてのキャラクターは、アニメーションする2Dポートレイトで作られている。まずPhotoshopでキャラクターを描き、上の画像のように、異なるレイヤーにパーツを分ける。その後、Mayaでアセットごとにプレーンを作り、正しく重ねあわせる。
  • アニメーションするキャラクターを作りたい場合は、ふたつの方法がある。ひとつは既にあるキャラクターのテクスチャを改造することだ。これはMayaを使いたくない/使えないが、Photoshopのスキルがある場合に望ましい方法だ。当たり前だが、この方法ではキャラクターの見た目しか変えられない。アニメーションは同じだし、目を動かしたりはできない。そうしたいなら、既存のテクスチャと、テクスチャ全体に色を追加したものを使って、見える範囲すべてを描き換えることになる。(?)作業するために、キャラクターの外側にある程度のスペースが設けてある。
  • 第二に、Mayaのスキルがあるならもっと自由にできる。必要な知識レベルはそんなに高くない。プレーンをいくつか作り、切り分け、ジョイントとシンプルなアニメーションを作成するだけだ。作成にあたってやることといえば、元から入っているテクスチャと似たようなものを作り、いくらかの異なるプレーンを作り、エリアごとに切り分ける。シンプルなリグを作り、少しばかりのアニメーションを追加するのみだ。
  • 服装については、異なる状況で異なる外見になるトリガーをつけることができる。今のところ、ゲームでは科学者や提督のように、異なるリーダータイプにこれを使っている。また、統治者に関しても使っており、例えば軍事政権なら軍服を着るようにしている。これにはわずかな制限があるが、とてもユニークなキャラクターを作るのに使えるだろう。
  • トリガーを利用してキャラクターになにかを追加するためのレイヤーもある。これは人間の髪型を追加するのに使われているが、メガネやその他見た目に関するものを追加することができる。
  • いいと思ったら、その種族で複数のポートレイトを使うようにすることもできる。昆虫種族の統治者として女王を、リーダーとして将校を、第三のモデルをPopとすることが可能だ。
  • ゲームでのすべてのポートレイトは2Dに見えるが、技術的には3Dなので、3Dモデルを追加することもできる。
  • 新しいポートレイトの追加方法については、Wiki(英語版)に詳細が記載してある。

艦船とステーションについて

  • 艦船に話を移そう。Mayaエクスポーターのリリースにあたって、どんなモデルでも制作してゲームに追加することができるようになった。その方法はとても単純だ。メッシュを作り、Mayaからエクスポートする。ほとんどのことは理論的には可能なので、言えるのはこれだけだ。5つのセクションの艦船を追加することもできる。
  • ステーションは技術的には動かない艦船なので、当然こちらも改造できる。

コード部分は割愛します。

新たに動画も追加されていましたのでご紹介。

質疑応答

Q1:Photoshopって書いてあるけど、GIMPとか似たようなソフトじゃダメなの?

A1:.dds形式で保存できるペイントソフトならなんでも大丈夫。

Q2:天体の数はdefines.luaファイルで定義されてて改造できる?

A2:いや、天体の数はコードで決まってたはず。defines.luaには入ってない。

Q3:銀河の背景は変えられる?

A3:変えられる。


今回の内容とは関係ありませんが、5,000もの天体をスムーズにレンダリングできるとして画像が掲載されていますので、そちらもご紹介しておきます。

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もはや人の手にはおえないゲームになりそうですが、やはりプレイできるのは最大で1,000個までということのようです。上の画像はあくまでテストとのこと。

次回(発売後):開発日記#33――処女航海

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