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「Cities: Skylines II」開発日記#8――気候と季節

Cities: Skylines II

2023年8月7日、「Cities: Skylines II」開発日記#8が公開されました。本記事ではその内容を紹介します。今回は気候と季節について。本体リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#7――マップとテーマ


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開発日記

開発日記#8は、気候と季節について。

概要説明として、いつものように動画が公開されています。

  • 前作のマップではテーマごとに視覚的な雰囲気や環境を変化させ、さまざまな気候を表現していたが、同じテーマを使うマップは同じように機能し、つまり2つの寒帯都市は同じ気候や日の長さになっていた。今作ではこのシステムをまったく新しいものに置き換え、ゲームに季節の移り変わりがもたらされ、北はフィンランドの地方から南はブリスベンまで、マップがそれぞれ現実の場所に基づいた気候になる。

気候と天候

  • 今作ではマップごとに多様な特徴を持った気候があり、気候は緯度と経度に基づいて日照時間・日照量・気温範囲・雲量・降水量などに違いがある。
  • 気候には3つの基礎的な気候種別があり、それぞれのマップの特徴の基礎となる。温帯気候に基づくマップには明確な季節の変化、適度な降水量、広い気温範囲があり、大陸性気候に基づくマップは気温が1年の間に大きく変動する。最後の極域では、短く寒い夏と長く続く寒い冬が特徴だ。
  • 表示される気温範囲からマップがどのカテゴリーに属するかがわかるかもしれないが、気候はマップごとにカスタマイズされるため、同じ大陸性気候に属していてもマップごとに大きな違いがある。
  • 多くのマップの気候は現実の場所に基づいており、例えば「River Delta」は上海、「Lakeland」はフィンランドのサヴォンリンナを元にしている。

  • 天候は気候と密接に結びついており、気候の季節変化を表現する。それぞれのマップにはシミュレーションによって変化する固有の天候があり、さまざまな雨の強さ・雲量・温度変化などに遭遇する。
  • 天候はゲームプレイに影響し、例えば気温・雨量・日照量は市民が公園を利用するか屋内レジャーを利用するかを決める際に影響する。市民は気温が低かったり雨が降っていたりすると屋内での活動を好む。気温も都市のエネルギー消費に影響し、暑ければ空調を必要とするためにエネルギー消費が増加し、寒ければ暖房を必要とするためこちらもエネルギー消費が増加する。

時間と季節

  • 今作では発売時に昼夜のサイクルと季節があり、前作とは時間の扱い方が異なる。昼夜1サイクルは1か月に相当し、各季節はおよそ3か月続き、ゲーム内の1年は12日だ。昼・夜の長さはマップの気候と現在の季節に基づき、冬は夜が長くなる。日が沈むと建物の明かりや街灯が点灯する。

雪に覆われた都市では市民を温め、道路を整備しよう。

  • 気候によって1年を通じて気温が変化し、雨や曇りの確率も変わる。寒い時期には雪が降り、マップの地面を覆う。雪があると道路管理施設の除雪車が雪を処理し、事故のリスクを低減させる。南半球に位置する都市では北半球と季節が正反対になる。
  • 前作と同じくゲームスピードは3段階から選択でき、いつでも一時停止できる。通常スピードでプレイするとゲーム内の1日は現実で1時間を少し超えるくらいだが、最高速度なら現実では1/3の長さになる。

自然災害

  • 自然災害は新規ゲーム開始時や既存のセーブデータをロードする時にオン/オフを切り替えられる。災害はさまざまな形で都市に影響することがあり、災害対策システムで備えることはできるが、完全に避けることはできない。軽度なものでは災害によって交通事故が発生し、渋滞につながることがあり、渋滞がさらに災害に対応する都市サービスの能力に影響することもある。災害によって建物や市民が直接被害を受け、医療・デスケア・救助サービスに負荷をかけ、被災した建物に入居している企業やサービスが停止することもある。
  • 自然災害はメインUIの右サイドパネルにあるイベントジャーナルに記録される。このジャーナルには過去の出来事が時系列で記録されている。

森林火災

  • 森林火災はすべての気候で発生するリスクがあるが、降水量と気温に影響を受け、乾燥した天候ではリスクが高まる。建物の近くで森林火災が発生すると延焼して大惨事になることもある。都市への被害を防ぐために森林火災に対処することが重要だ。
  • 火の見櫓を設置することで森林火災に備えることができる。火の見櫓は森林火災の発生確率とその範囲内における消防士の対応時間を減少させる。消防車は道路網に到達した火災しか消火できないが、消防ヘリコプター基地を都市に設置することで消防車が入れない場所でも消火活動を行える。

雹の嵐

  • 凍結はしないが寒い天候のときに雹の嵐が起こる可能性がある。雹の嵐は建物に物理的損傷を与えるが、破壊することはない。被害を受けた建物は修繕する必要があり、その資金や資源は入居者が支払う。雹の嵐は交通事故も引き起こす。雹の嵐の間、市民は避難する必要はないが、屋内にいることを好む。

竜巻

  • 竜巻は今作でもっとも過酷な自然災害で、市民・車両・建物に影響し、都市を移動して深刻な被害をもたらす。竜巻では建物が損傷したり破壊されたりすることもあれば、市民が負傷したり死亡したりすることもあり、竜巻が襲った場所では多くの交通事故も発生する。
  • 自然災害に備える最善の方法は小規模・大規模の緊急避難所を設置し、市民が容易にたどり着けるようにすることだ。早期災害警報システムは接近する自然災害を察知し、市民に早めに避難所に行くよう知らせることができる。市民は避難所に逃げ込み、大規模な緊急避難所には避難指示と同時に避難バスが配備される。避難バスは人口密度に基づいて学校・診療所・病院を優先して経路を立案する。

来週は経済と生産について。

次回:開発日記#9――経済と生産

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コメント

  1. ラインナップや竜巻が最も過酷な災害っていうのがアメリカンチック
    地震噴火台風みたいなのはDLCなんかな

  2. これ系のゲームで災害といえば隕石だと思ってたけど今回は無いのか
    まあリアリティは無いけど

  3. 季節があるなら、乾季の渇水とかがあればダム治水とか考えられて楽しそうなんだけどな

  4. ケルゲレン諸島とかサウスジョージア島とかオークランド諸島みたいな
    南極近くの島嶼部を再現したマップが欲しくなるな

  5. 雪が降っているのに樹木には積もってないのは残念

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