「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII」は日本時間2月12日発売!

「Software Inc.」プレイ日記 第1回

Software Inc.

1980年以降の世界でソフトウェア開発会社を経営する経営シミュレーションゲーム「Software Inc.」を難易度Very Hardで遊ぶプレイ日記です。今回はゲーム開始時の設定と最初の1か月目まで。


スポンサーリンク

「Software Inc.」プレイ日記について

1980年以降の世界でソフトウェア開発会社を経営する経営シミュレーションゲーム「Software Inc.」を難易度Very Hardで遊ぶプレイ日記です。「Software Inc.」をどのようにプレイしていけばいいのか、その一例として参考になれば幸いです。

なお、「Software Inc.」がどういうゲームかについては2024年8月にレビュー記事を書いていますので、こちらをご覧ください。

プレイ環境

  • バージョン:Beta 1.8.12
  • 使用Mod:日本語翻訳Mod「Japanese_B1
  • 難易度:Very Hard
  • プレイ目標:ゲーム中で時価総額最大の企業になる

本プレイ日記は目標が遠いため、ある程度長くなりそうです。「Software Inc.」は開発者が一人であるにもかかわらずほぼ毎月アップデートが来るゲームなので、アップデート次第で途中で続けられなくなってしまう可能性もあります。そうした前提でお付き合いいただけましたら幸いです。

初期設定

ゲーム開始時の初期設定はこのとおり。主なポイントは以下のように設定しています。

  • 借入金・開始資本金:ゼロ
  • 1980年スタート
  • 難易度:Very Hard
  • 1か月の日数:4日

難易度「普通」(左側)と「Very Hard」(右側)の違い。

難易度は、具体的には開始時の資金、創業者の能力、売上に影響する要素の影響度、法人税率などが変化します。特に注意すべきは「発売日前のマーケティングブーストの期間」ですが、これについては実際に問題になるところで改めて説明します。

1か月の日数は、デフォルトでは「1日」ですが、ここでは「4日」としました。ここは完全に好みの問題です。1か月=4日とすることでゲーム中の1日≒1週間となり、プレイ速度としてもちょうどいいように個人的に感じるためです。

創業者の能力は創造性「普通」、専門分野は完全になしの状態で始めます。これも個人的な好みです。

最後に「Garage Inc」を賃借してゲームを始めます。

1980年1月

勤務時間と休暇取得期間の設定

上が初期状態の設定、下が変更後の設定。

最初に勤務時間と休暇取得期間の設定を行います。初期状態では勤務時間は8-16時の8時間(昼食時間含む)ですが、これを8-18時に変更します。もっと長くもできますが、長すぎると従業員は勤務時間中に体力を使い果たしてしまい、仕事が進まなくなりますし、体調を崩して休むことも多くなります。10時間がちょうどいいところでしょう。

また、休暇取得期間を初期の7・8月のままにしておくと、従業員がこの2か月に集中的に休暇を取ってしまい、会社は開店休業状態になってしまいます。そのため、休暇を分散させて年中稼働を続けられるようにしています。1-3月を除外しているのはこの期間に税務申告作業を行うためですが、経理担当者を別チームにするならCoreチームで1-3月を除外する必要はありません。

福利厚生の設定

左が初期状態、右が変更後。

次に会社の福利厚生も設定します。初期状態では1か月の休暇のほかに有給休暇と無料の食事が設定されていますが、有給休暇と無料の食事を廃止します。休暇はなくすと従業員の満足度が大きく低下するため、1か月のままです。

契約作業の受注

初期設定のとおり、開始時は文字どおり資金ゼロなので、最初に契約作業を受注します。組み込みシステムか物流アプリケーションを受注すると前金として3,000ドルほどもらえるので、これで最低限の設備を整えます。

受注する契約作業は品質見込みが「最低」のものが望ましい(要求される品質が低い)ですが、今回はその一段上の「悪い」のものしかなかったので、これを受注します。

職場の整備

その結果がこちら。デスク・コンピューター・椅子の三点セットは真っ先に用意するほか、作業効率やスキルにボーナスをつける時計と本棚、十分な「照明」(という部屋のステータス)をもたらすThin Hanging Lampを設置します。少し資金に余裕があったので、最後に大きな植物を室内に設置して部屋の雰囲気ボーナスも獲得できるようにします。

さらに、これも個人的な好みですが、この時点で早々に受付デスクと待合室用椅子も設置し、取引を受注できるようにしてしまいます。取引は契約作業と同じく他社からの業務依頼を受注できるものですが、契約作業とは作業内容が異なりますし、発注元も同業他社(ゲーム中に登場するライバル企業)となっています。

受付デスクを機能させるために受付スタッフも雇用します。2名雇用し、それぞれ午前・午後を担当してもらいましょう。

このように開始直後から受付デスクを設置しているのは、創業当初からいきなり契約作業を受注できることに私が違和感を覚えるためです(もちろんゲーム的な配慮であるのはわかります)。創業者は20歳でスタートしますが、20歳の若造に1万ドル近い仕事を頼む会社は普通ないので、「営業エージェント(これが受付スタッフ)と契約して仕事を取ってきてもらっており、受付スタッフとして支払う2,500ドルは営業エージェントの固定報酬であり、契約作業や取引の報酬は営業エージェントとしての取り分を差し引いた後の額である」という脳内設定により、辻褄合わせをしています。

2,500ドル×2=5,000ドル/月の出費は特に1年目では重い負担なので、そうしたことは気にしないという方は受付デスクをもっと後で設置したほうがいいでしょう。

以上で開始時の準備は完了です。時間を進めて契約作業をやっていきましょう。

作業開始

終業時間が近づくと、創業者から出てくるアルファベット(設計作業時の効果)が赤っぽく少なくなっていきます。これは創業者の体力が低下して作業効率(上の画像左下の歯車のアイコン)が落ちているためです。これはコーヒーを淹れられるようにしたり、作業机の椅子をもっといいものに替えると改善します。今回の契約作業を完了させれば1万ドルほどの報酬がもらえるので、それでコーヒーメーカーといい椅子を買いましょう。

1日目で進んだのは設計の6、7割ほどで、完了まで残り4日(1か月)あることを考えれば十分な早さです。

契約作業で求められる品質見込みを達成できるかどうかを判断するには、設計の次の開発フェーズでレビューを取って総合スコアを確認する必要がありますが、必要な総合スコアを達成しやすい設計作業の進捗度(設計バージョン)は以下のとおり。

  • 品質見込み「最悪」→設計バージョン1完了で確認不要
  • 品質見込み「悪い」→設計バージョン1完了、総合スコア2.0以上
  • 品質見込み「平凡」→設計バージョン2完了、総合スコア4.0以上
  • 品質見込み「良い」→設計バージョン2完了、総合スコア6.0以上
  • 品質見込み「非常に良い」→設計バージョン3完了、総合スコア8.0以上
  • 品質見込み「素晴らしい」→設計バージョン3完了、総合スコア9.0以上

今回の品質見込みは「悪い」なので、設計バージョン1を完了させたら開発フェーズに移行し、開発フェーズでもちろん最低限の進捗度をクリアした上で、レビューを取って総合スコア2.0以上を獲得していれば、ほぼ間違いなく最高評価を得られるはずです。

顧客からの評価は、契約作業完了時に「ビジネスの評判」の値がどれほど上がるか(あるいは下がるか)に影響します。「ビジネスの評判」が高まるほど質のいい就職希望者が集まるようになり、受注できる契約・取引の種類も増えますが、受注した仕事の要求水準も上昇していきます。

序盤は契約作業をひたすら受注して資金面で経営を安定させると同時に、「ビジネスの評判」を高めて受注仕事を次のステージに進めることが目標です。

なお、本プレイ日記は難易度「Very Hard」でプレイしているのでしばらくは受注仕事をこなしていくことになりますが、難易度「普通」などであれば契約作業である程度お金を貯めればすぐに自社ソフトウェア開発に移行できるでしょう(初心者向け記事「ゼロから始める「Software Inc.」」ではまさにそのように進めています)。

スポンサーリンク

開発(アルファ)フェーズ

1月第2週(2日目)、無事に設計のバージョン1が完了し、バージョン2に移行したところで設計作業を完了させ、開発に移ります。

開発にはそれほど時間がかからず、すぐに最低限の進捗度である32.4%を超過(右上で33%となっている)しました。この時点で顧客にレビューを依頼します。

結果は総合スコア2.4と、十分な評価。ここで必要な評価に到達していない場合は「バージョン更新」を行います。また、レビューを待っている間にも作業は進みますが、レビューは依頼時点での評価なので、現在はもっと高い評価になっているはずです。

顧客の要求する品質は満たせたはずなので、開発(アルファ)フェーズを完了して開発(ベータ)フェーズに移行します。

開発(ベータ)フェーズ

開発(ベータ)フェーズではバグ修正を行います。契約作業ではバグを残したまま納品すると、1件当たり数十ドルのペナルティが課されます。今回は1月第3週(3日目)に入って3件バグ修正したところで創業者が作業をやめたので、ここで開発(ベータ)フェーズを完了し、成果物を納品します。

顧客からの評価は最高の「素晴らしい」。期限より2日(2週間)前倒しで納品できたこともあり、「ビジネスの評判」は大きく高まりました(画像では星の左端がちょっと緑になった程度ですが……)。報酬面ではバグ違約金もなく、前払いも含めて総額12,805ドルと、当初提示されたとおりの報酬を獲得できました。これで職場環境の改善ができます。いい椅子を買いましょう!

職場環境の改善

まずは椅子です。これまではDining Chairを使っていましたが、これを倉庫に入れてもっとも高価なエルゴノミックチェアを購入。2,000ドルもする高級品なのではじめは買えませんでしたが、これで創業者の体力減少は大幅に抑えられます。

続いてコーヒーメーカー。コーヒーメーカーは毎月補充費用がかかりますが、投資するに値する効果がある(と思っている)のでこれも一番高いエスプレッソマシンを購入。ただし、使用時に大きな騒音が出るので、今後従業員が増えたら騒音対策を考える必要があります。

最後に小型サーバーも購入します。これはSCM(ソフトウェア構成管理)を使えるようにするためのもので、SCMにサーバーを割り当てるとアルファ段階の効率が上がり、バグが減少します。これも効果に比べて安い投資です。

さらに大きなカーペットを敷き詰めたり絵画を飾ったりして、部屋が人の出入りで汚れても部屋の「環境」値が200%から低下しにくいようにして、最終的な状況がこちら。来客から作業する創業者が丸見えということもなく、ガレージにしては悪くないオフィスになったのではないでしょうか。

従業員が作業を行う部屋では、できる限り画面左下に表示される部屋のステータスを最良(照明400lux・環境200%・温度21℃・音響100%、効率+15%・スキル+25%・雰囲気+25%)に保って、作業者が最大効率で作業できるように環境を整えます。従業員の給料は安いものではない一方で、上記の条件を整える家具に必要な費用はそれほど高価ではなく、投資する価値は十分あります。

次の仕事

これで本格的に事業を進める準備ができたので、次の契約作業を受注します。今回からはもちろん小型サーバーをSCMとして使用していきます。

月末の支払い

1月第4週を終え、給与などの月払い費用の支払いが月末(翌月になるとき)に行われますが、弊社はなんと創業初月にしていきなり赤字。この先無事にやっていけるのでしょうか。


というところで今回はここまで。最初の1か月では一人親方状態でやっていきましたが、次回は従業員を雇用して業容拡大を図っていきます。

次回:プレイ日記 第2回

スポンサーリンク

コメント

  1. お疲れ様です。Simulationianさんのプレイ日記好きなので待ってました!
    徐々に発展していくののんびり待ってます。
    >「Software Inc.」は開発者が一人であるにもかかわらずほぼ毎月アップデートが来るゲームなので、
    知らなかったそんなの…精力的なのはありがたいですが、プレイ日記出来る限り続くよう祈ってます

タイトルとURLをコピーしました