「Europa Universalis IV」開発日記2022年12月13日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はアイディアグループの追加・見直しについて。1.35リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2022年12月13日分は、アイディアグループの追加・見直しについて。
- 前回の9月の開発日記から時間が空いたのはチームが忙しかったためだ。10月には1.34.4アップデートをリリースして「Lions of the North」リリース後に対処したかった問題のほとんどを修正し、11月には1.34.5アップデートとともに新たなプラットフォームであるGOGでEU4を発売した。12月の今回は1.35アップデートのロードマップをお伝えするいい機会だと思っている(1.34のパッチはもうリリースしない)。
- 今後の予定としては、できる限り多くのバグを減らし続けることに注力し続けたいと思っている。ここ数年で2,000-3,000のバックログバグを修正してきたが、バックログにはまだ数百の問題がある。
- いいニュースは一部のゲームシステムを見直す余地があることだ。あまり大きな変更は期待しないでいただきたいが、、AIの修正と1.34で実装した新たな政府改革に合わせた変更を行い、しばらく更新されていないゲームの機能に肉付けする予定だ。今回と来週はこうした話題を取り上げる。以下では最初のアイディアをご紹介する。
- 新たなコンテンツはいつ公開されるのか? これは来年1月を予定している。
アイディアグループの追加とバランス調整
- 私たちはいくつかの新たなアイディアグループと多くの政策やイベントを追加し、既存のアイディアグループの全体的なバランス調整を行うことにした。
- 最初に以下の3つのアイディアグループをご紹介する。
- 統治カテゴリーのInfrastructure Ideas
- 外交カテゴリーのCourt Ideas
- 軍事カテゴリーのMercenary Ideas
- ここで注意していただきたいのは、以下でご紹介するのは変更点のリリース版であることを意味しないという点だ。最終版にはほど遠く、開発中のものであることに留意していただきたい。以下で紹介する新たなアイディアグループの背後にある意図はゲームを洗練させ、プレイヤーにより多くの選択肢を提供し、より楽しくすることにある。
Infrastructure Ideas
- Infrastructure ideasの目標は、建設の速度向上、コスト低減、自治レベルなどのツールを与えることで国家を建設する能力をもたらすことだ。
- このアイディアグループを作るため、私たちはそうしたものをEconomic Ideasから分離することにし、Economic Ideasはゲームの資金稼ぎの側面にのみ着目するようになった。詳細は既存のアイディアグループを紹介するときに述べる。
- Infrastructure Ideasは建設コスト・期間の引き下げ、商人、自治度の低下、開発コストなどの素晴らしいボーナスをもたらす。
同君連合の統合年数が-10されることに注意
- 外交政策は上のとおり。
(最上段)Aristocratic/Plutocratic/Horde/Theocraticを除く軍事カテゴリーのアイディアグループとの組み合わせ。(2段目)Aristocraticとの組み合わせ。(3段目)Plutocraticとの組み合わせ。(4段目)Hordeとの組み合わせ。(最下段)Divineとの組み合わせ。ここでの威信獲得は開発度ポイント当たり0.5であることに注意。
- Infrastructureと軍事カテゴリーのアイディアグループのPolicy Combinationはこのとおり。
Court Ideas
- Court Ideasの目標は国内のフレーバーや階級の操作などを導入することだ。
このセットのどこかに「max_privilege_slots = 1」という固有の補正を追加するアイディアもある
- 私たちは威信のためのスペースを確保するためにReligious ideasからそうしたものを移動させることにした。詳細は後述。
- Court Ideasと統治カテゴリーのアイディアグループの政策。
Army Professionalism+0.5/年は強すぎるようにも見える
- Court Ideasと軍事カテゴリーのアイディアグループの政策。
(最上段)Aristocraticとの組み合わせ。(2段目)Plutocraticとの組み合わせ。(3段目)Hordeとの組み合わせ。(最下段)Divineとの組み合わせ。
Mercenary Ideas
- Mercenary Ideasは少し奥深い見直しだ。というのは私たちの計画ではこのアイディアグループに合わせて傭兵の配分方法をいくらか変更し、これによって傭兵をゲーム中のある時点でより面白いものにしようとしているためだ。
- Mercenary Ideasと統治カテゴリーのアイディアグループの政策。
- Mercenary Ideasと外交カテゴリーのアイディアグループの政策。
既存のアイディアグループの見直し
関係改善補正のほとんどは自国の宗教/文化グループとの関係や同様の補正のプレースホルダーだ。
- Religious Ideas
- 安定度コスト補正を削除し、Religious Unityと置き換え。
- Humanist
- Religious Unityを削除し、Max. Tolerance of Heathens and Hereticsと置き換え。
- Administrative Ideas
- 傭兵コストを削除し、統治顧問コストと置き換え。
- 傭兵維持費を削除し、Max Promoted CulturesとPromote Culture Costに置き換え。
- Interestを削除し、Religious Ideasの安定度コスト補正と置き換え。
- 傭兵人的資源を削除し、States Governing Costと置き換え。
- Economic Ideas
- 建設コストを削除し、毎月のGold Inflation-25%、Gold Depletion Chance-25%と置き換え(これは細かな変更で、これに関するフィードバックを歓迎する)。
- Admin Ideasから0.5が削除されたため、Interestを0.5→1に引き上げ(これはおそらく弱体化され、半分は別の場所に移るだろう)。
- 毎月の自治度が削除され、Reduce Inflation Cost-25%、Autonomy Chance Cool down-33%と置き換え。
- 開発コストが削除され、商品生産補正+10%と置き換え。
- この見直しの目標は10年前に導入されたアイディアグループに新たな命を吹き込むことだ。これに加えて、既存のアイディアグループの多くにはHumanistアイディアグループのHeretic Opinion of Us(名称未定)のような新たな補正がつくかもしれない。Heretic Opinion of UsはHereticsの自国に対する評価を改善するものだ。
- 私たちは外交・軍事カテゴリーのさらなる既存のアイディアグループと、すべてのアイディアグループのイベントも見直そうとしている。
- 上の画像はCourt Ideasが有効で統治者の外交スキルが低い場合に発生し得る小さなイベントだ。
来週はユニットの能力値について。
コメント
何回見直すねん
コア化コストと統治キャパのためだけに統治アイデア取る時代がようやく終わるのか
内部的には EU5 作っててもおかしくなさそうだと思っていたけど、まだまだ EU4 アプデ来そうだな
そもそも今のEU4の保守チームが結成されてまだ2年しか経ってないので……
新設スタジオなことも考慮すると2024年の内にEU5が出るかどうかも怪しい
まあ一貫性のないごちゃごちゃした感じではあったので、いいんじゃないんですかね。