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「Crusader Kings III」開発日記#80――これはあなたのポケットの中の短剣か?

CK3 開発日記

「Crusader Kings III」開発日記#80が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はインベントリーの宝物について。バージョン1.5+「Royal Court」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#79――文化におけるアップデート


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開発日記

開発日記#80は、インベントリーの宝物について。

  • 宝物(Artifacts)はインベントリーと宮廷の2つに分かれ、それぞれ品物を保管できる。今回の開発日記ではインベントリーに注目する。

インベントリーシステム

  • インベントリー画面を見てみよう。インベントリー画面ではすべてのものを大きな山にするのではなく、現在装備しているものとカテゴリーごとにプレイヤーが「身につけ」られるものの数を示している。

  • 装備可能な宝物のカテゴリーは冠(crown)・王笏(Regalia)・武器(Weapon)・鎧(Armor)・装身具(Trinket)に分かれ、ほとんどのカテゴリーはその名のとおりだが、装身具にはブローチ・ドライフラワーなどさまざまなものがある。装備・修理・閲覧時に探しやすいようにカテゴリーごとにソートできるようにもなっている。

  • 宝物の詳細ではその宝物の歴史をを読むことができると同時に、宝物の請求者も見ることができる。注意してほしい。こうした人々はプレイヤーから宝物を奪おうとしているかもしれない。

  • もちろん、それはプレイヤーにも当てはまる。愚かな兄が家宝を受け継いだ? プレイヤーは宝物を巡って決闘することも、宣戦布告することも、盗むこともできる。請求権さえあれば。

宮廷での役職「故実者」

  • 宝物は宮廷で展示している場合と異なり、身につけているときには消耗する。そのため、ボーナスのためにすべて装備するのは、十分に活用できなければ長期的にはコストがかさむということに注意してほしい。
  • 故実者(Antiquarian)は宝物を維持・活用する上で非常に重要な役職であるため、採用や閲覧のためのショートカットがある。

  • 画像にあるように、故実者は再鍛造(Reforge)と修理(Repair)を可能にし、宝物の発注も行える。

宝物の発注(Commission Artifacts)

  • プレイヤーがお金を持っていてなにかを発注したいと思っているなら、ディシジョン「宝物の発注」で地元の職人に接触できる。「宝物の発注」の利点は作るものをプレイヤーが決めることができることだ。

  • 「地元の職人に頼めば自分の欲しいものが手に入るのに、なぜある人が気まぐれで長い時間をかけてインスピレーションを得るのを待たねばならないのか?」と思っているかもしれないが、インスピレーションが春の恋のように気まぐれであったとしても、作り手の情熱というちょっとしたスパイスが最終的な成果に染み込んでいる。それは見る人が見ただけで感じることのできる作品への愛に満ちた温かい感覚であり、発注したものにはないものだ。
  • ゲーム的に言えば、インスピレーションを受けた人はより高品質の宝物を作ることができるが、依頼を受けた職人は最低限のことしかしないので、質は最低になるということだ。

質疑応答

Q:宝物の請求権はどうやって得るの?

A:誰かが亡くなるとその人の宝物は後継者に相続されるが、後継者のきょうだいはその宝物に対して個人的な請求権を得る。また、誰かがプレイヤーから宝物を奪った場合(例えば攻城戦で)にも、プレイヤーはその宝物に対して請求権を得る。プレイヤーが宝物を充分長く保有していると、プレイヤーの家もそれに対する請求権を得る。これは個人的な請求権と同じように機能するが、例外はプレイヤーの家の誰もが取り返すために行動を起こせるという点だ。

Q:トールのハンマーや契約の箱のような神話的な宝物は出てくるの?

A:出てくる。ただし魔法のようなものではないし、「本物」であるかは誰にもわからない。

Q:神聖ローマ皇帝冠(Reichskrone。注:1枚目と2枚目の画像にある)は装備しているのに耐久性のタイマーがないみたいだけど、無期限に使用できるものもあるの?

A:時間経過で朽ちない宝物はあるが、攻城戦などのイベントではやはり損傷することがある。

Q:装備した宝物はキャラクターのグラフィックとして表示される?

A:3Dで表示されるのは武器だけだが、宮廷の台座に王冠を飾っている場合は3Dで表示される。

Q:王や皇帝ではないキャラクターは宝物を発注できる?

A:宮廷(Royal Court)を持たないキャラクター(公爵など)にもインベントリーがあり、宝物を発注できるが、同じような腕の職人を利用できるわけではないので、最終的には品質が劣るかもしれない。

Q:ゲームにおけるアイテムの劣化は一般的にめんどくさいし、マイクロマネジメントをやることになる。

A:身につけている宝物が消耗すると宮廷に展示できるようになる。(ほとんどの)インベントリーの宝物は時間とともに劣化するが、宮廷にある宝物は劣化しない。ただし、宮廷の宝物(Court Artifact)に変換する必要があり、宝物を宮廷とインベントリーで行ったり来たりさせることはできない(したがってマイクロマネジメントもない)。

Q:耐久性がなくなるとどうなるの?

A:破壊されてゲームから削除される。

Q:扱うのに条件がある宝物はある?

A:いかなる条件でも宝物に制限をつけることはできる。あまり多くの例は知らない(使えないようにするのは必ずしも楽しいことではないので)が、エッセンの王冠(Essen Crown)は子供でなければ装備できないと思う。


次回:開発日記#81――あなたの宮廷の視察(インターフェース)

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コメント

  1. 宮廷の宝物はハンガリーの聖冠やロンバルディアの鉄冠みたいなレガリア的立ち位置かな

  2. 宝物を盗むってのは新たに策略ツリーに追加されるとかかな?

  3. ノブ野望の要素を簡単に超えられた

  4. コーエーにはパラドゲーになりふり構わず学んでほしい。

  5. 「宝物を宮廷とインベントリーで行ったり来たりさせることはできない」という事は、一回宮廷の宝物にしてしまったらインベントリーの宝物に戻せないという事か…
    劣化した宝物の修理機能も無いのなら、インベントリーの宝物は消耗品って事になるのか?

    • いや、ソート機能に修理に関する言及があるから、修理は出来るのか。よかった。
      勝手に勘違いして投稿してすみませんでしたm(_ _)m

  6. 欧州各地に現れる偽エクスカリバー!

    • CK2ではムハンマドの剣が5本存在したし普通に有り得そう

  7. 全裸教なら王冠に裸マントでエクスカリバーの変態がユーラシア大陸を蹂躙するエロゲーも真っ青の展開になって楽しそうやな。

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