「Europa Universalis IV」開発日記2019年9月3日分が公開されましたので、その内容をご紹介。今回は満州とモンゴルについて。
概要
開発日記2019年9月3日分は、満州とモンゴルについて。
Manchuのマップ
- JurchensはEvenki文化グループに属し、南隣の国家とは文化的な関係はほとんどない。
- Jurchensはいくつかの氏族に分かれており、JianzhouはQingの創設者となり、HaixiはMingの時代に定住した。北隣の国家とは異なり、Feudalism institutionを受け入れてMingのTributariesとなった。JianzhouはJurchensとKoreansの聖地Paektu Mountainを支配しているという優位性があり、Jianzhouプロヴィンスを適切な文化と宗教を持つ国家が支配すると得られるPrestigeとTolerance of the True Faithのボーナスを持つ。Udege、Donghai、Yerenは南のより「文明化した」氏族と比べると開発が進んでおらず、また新たなEvenk部族であるNivkhとSolonにも対処しなければならない。
- ManchuのアイデンティティはNurhaciと彼の後継者によるJurchensの統一の間に形成された。国家Manchuを建国する際、すべてのJurchenプロヴィンスはManchuとなる。
- Manchu建国は満州アップデートで少し難しくなる。鍵となるいくつかのプロヴィンスを取るのではなく、Jurchen(あるいはManchu)文化の20の中核プロヴィンスを支配し、Jurchensの真の統一者とならねばならない。
- Manchu文化はJurchen文化に対してひとつ重要な長所がある。すなわちこれはChinese文化グループに属し、ペナルティなく中国を支配してMandateを持つことができる。
- Manchu建国でJurchenからManchuへ国家アイディア切り替えるかの選択肢も与えられる。これは別の機会にご紹介する。
Manchuのミッション
- 次はJurchen/Manchu/Qingのミッションツリーだ。Jurchensは宿敵を支配してJurchen Tribesを統一するところから始まる。
- JianzhouにおけるShrines at the Mountainは初期のHorde Unityにボーナスがつく。
- the Eight BannersにはBannerユニット8部隊が必要で、Mongoliaの大部分とKoreaに対して恒久的な請求権を得る。
- Manchuの中国征服にはミッションツリーの大部分を使い、The Mandate of Heaven以降のミッションはQingを建国する必要がある。
- 最初はBypass the Great Wallで、当時長城のこの部分を守っていたMingの将軍Wu SanguiはBeijingのShun DynastyにおけるLi Zichengの正統性を認めていなかった。これがゲーム中でどのように展開するかは中国の状況による。Shunや弱体な皇帝がプレイヤーと戦争していればミッションは完了し、以下のイベントが発生する。
- Wu SanguiはManchu軍に降伏してその将として仕え、Shenyangの要塞はただちに侵略者の手に渡った。しかし中国がより強力なら、ShenyangとBeijing双方を攻略しなければならない。いずれにせよ、これで20年間Siege Ability+15%のボーナスを得る。
- 最初の戦争でLiaoningとNorth Hebeiを獲得すればInvade Chinaミッションを完了できる。
- Mandate of Heavenでは、MingからMandateを獲得し、Mukden Palace(新たなロードスクリーンに描かれている)を
Beijingプロヴィンスに追加する。これはBeijingを支配している限りゲーム終了までMandateを+0.05/月、Years of Separatismを-2する。(2019/09/10追記:開発日記2019年9月10日分で「Mukden Palaceを現在の首都に追加する」と訂正されています) - Establish TributariesもMandateの源泉となる。Tributaries10か国でMandateを20獲得する。
- Green Standard ArmyはNorth Chinaで25プロヴィンス以上支配する必要があり、人的資源の備蓄が強化され、Mandateも増加する。Mingと戦争中ならMingは人的資源と安定度を失う。
- Devastate a Metropolisは中国の開発度25以上の敵プロヴィンスの荒廃度を20まで上げることで、20年間Siege Abilityとプロヴィンスの戦勝点コストが+20%されるCruel Exampleの補正を得る。
- Extinguish Mingはマップ上からMingを消すことでMandateが増強される。
- South Chinaリージョンで20プロヴィンスを獲得すると、Three Feudatoriesミッションが完了する。Yue、Wu、Daliが存在して独立しているかMingの従属国である場合、ただちにQingのMarchesとなる。さらにWu Sanguiがまだ生きていればMarchとしてDaliを得て、Zhouを建国してWu Sanguiが統治者となる。
- Revoke the Feudatoriesを達成するには中国南部全土を直接支配する必要がある。
- Harmonious Empireは中国全土を直接支配し、Religious Unityを完全なものにし、平均不穏度を低く保てば達成でき、ゲーム終了までTolerance of the True Faithが+1される。
- Confucian Administration、Reforming the Censorate、Library of the Four Treasuriesは中国の拡大を助けるさまざまな統治上のボーナスを得る。
Mongoliaのマップ
- 1.29のMongoliaは1.28とほとんど変わらない。しかし非常に多くのプロヴィンスが実装された。忠実なMongolianの兵士はTumu Crisisの間にOiratのプレイヤーの大きな助けになる。
- MongolのミッションツリーはMongol、Korchin、Khalkha、Oirat文化で共有のものだ。プレイヤーはGenghis Khanとその後継者の征服行を再現することになる。最初はIh HureeとQaraqorumを支配することから始まる。OiratsはMongoliaを統合し、Mongoliaは主人Oiratを撃破しなければならない。これでQaraqorumにAnnual Kurultaiが設立され、Mongolのルーツを保ったままこのプロヴィンスを支配する限りHorde Unity+1/年を得る。
- 次はUnite the Mongolsで、それぞれのMongol文化であたり5プロヴィンスを支配する必要がある。ここでGenghis Khanの衣鉢を継いで諸部族をひとつにまとめるか、ゲーム終了まで追加のPromoted Cultures3つを得てすべてのMongol文化を受け入れるかを選ぶ。
- はじめは征服ミッションに必要な支配地域が多すぎたため、より緩やかなと条件とすることに決めた。例えばReforging Great YuanはBeijingとXuanhuaこそ必要だが、North Chinaに20プロヴィンス持っていればよい。
- 中国の征服は朝鮮半島、そして日本の将軍の打倒につながる。Kyotoを直接支配すると日本全土に請求権を得て、ゲーム終了までPrestigeが+1される。
- 中央アジアの征服はペルシャの征服につながり、IlkhanateをMarchにする機会が生まれる。
- Subjugating the TatarsとDefeating the Rusはツリーの終端だが、西方への進出は終わらない。ゲーム終了までPolandに対する請求権とプロヴィンスの戦勝点コスト-15%を得て世界に拡大することを望める。
- モンゴル帝国の再建を果たしたとき、Pax Mongolicaで恒久的な不穏度と安定度コストの低下を得る。
バランスの変更
- Bannersの規律ボーナスは10%→5%に引き下げられ、通常ユニットの半分の早さで補充され、開発度あたりのBannersの数も減らした。また人的資源を使用するようになったが、通常ユニットの1/4だけだ。したがってBannersの完全な連隊は人的資源250で済む。
- これはBannersの傭兵のような地位を取り除くためのものだ。維持費も50%安くなっている。
来週は日本、朝鮮半島、中央アジアについて。
コメント
無料アプデの時点で至れり尽くせりだけど、DLCで何扱う気なんだろう?