「Hearts of Iron 4」開発日記#46が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はイギリスについて。
前回:開発日記#45
2016/3/5 #47へのリンクを追加。
概要
開発日記#46は、イギリスについて。
- イギリスは連合国(コモンウェルスをベースとしている)のリーダーとしてスタートし、広大な植民地帝国とロイヤルネイビー――35隻の主力艦と200隻以上の小型艦船を保有する世界最強の海軍を持っている。
- イギリスは3つの国家精神を持った状態で始まる。「イギリスの禁欲主義(British Stoicism)」は、政治体制を変更しようとする外国からの影響を受けにくくする。「すべての戦争を終わらせるための戦争(The War to End All Wars)」は、徴兵制に対してネガティブな影響を与える(第一次世界大戦のせいで、戦争は人気がなかった)。最後に「国王(the King, King George V)」は、国民統合度をブーストさせる。
- イギリスは海軍に関する工業が発展しており、19の造船所がスタート時点で存在する。民間工場は34あるが、軍需工場は14しかない。
国家目標ツリー
- イギリスの国家目標ツリーはもっとも横に長いもののひとつで、大きく3つに分けられる。
- 再軍備:再軍備ツリーは次の戦争を戦うための準備に関するものだ。陸軍の自動車化・機械化に関する研究ボーナス、民間工業から軍需工業への素早い転換を可能にした「影の工場」スキームなどがある。
- 帝国の強化:このツリーは大部分が帝国の経営のためのものだ。大きな選択は、アジアの防備を固めるか、コモンウェルス諸国をより発展させるか、地中海を要塞化するか(スエズ、マルタ島など)、イラン・イラクの地位を保障してソ連との戦争への道を開くかだ。
- 本土防衛:これは沿岸要塞の建設と「すべての戦争を終わらせるための戦争」の国家精神を取り除くことで防衛体制をの整備を進め、一方で他国が枢軸国へ参加するのを防ぐために介入することができるようになる。例えばノルウェーでファシストが強くなりすぎたら、傀儡政権を樹立してスカンディナヴィアをヒトラーから守ることができる。
技術ツリー
- 戦車:イギリスはアメリカからレンドリースされたシャーマン戦車に大きく依存していたが、自分たちで設計した戦車もあったし、最後には偉大な成功を収めたセンチュリオン戦車を開発した(戦争には遅すぎたが)。
- 先進的な空軍は、ドイツの爆撃機を止めるために重要だ。
質疑応答
Q1:ジョージ5世ってゲームの時間軸だとすぐ死んじゃわない? なんか新しい国家精神がほしいんだけど。
A1:ちゃんと考えてあるから心配ないよ。
Q2:戦術爆撃機と重戦闘機ってなにに使うの?
A2:戦術爆撃機は中間的な機体だ。戦略爆撃機と近接航空支援機の両方に研究時間と資源を使いたくない場合に使う。戦略爆撃と近接航空支援のどちらも専用機より劣るが、両方ともある程度こなすことができる。
重戦闘機にはふたつの役割がある。序盤の通常戦闘機の航続距離が充分でない時期の爆撃機の護衛(ゲームが進んでも役には立つが、ドクトリン開発によって戦闘機の航続距離が伸びてくる)と、迎撃機としての役割だ。より強力な武装をしているため、通常戦闘機よりも敵爆撃機を撃墜しやすい。
Q3:インドを独立させることはできる? あとそうするメリットはある?
A3:少し前の日本について述べた開発日記(開発日記#42)で、日本がインド国民軍を支援することに言及した。これはイギリスにタイマーがあり、インドに自由を与えない場合は(おそらく枢軸国の支援を受けた)内戦となる可能性が大きくなる。しかし独立を確約した場合でも、インドが独立するのは一定期間+戦争終結の後となる。
Q4:画像(注:トップ画像参照のこと)に写ってるのってジョージ6世じゃない?
A4:その通り。これは1943年のものだ。
来週は、上陸戦について。
次回:開発日記#47
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