「Stellaris」の新DLC「The Machine Age」発売は5月7日!

「Hearts of Iron IV」プレイ日記:史実どおりっぽい日中戦争日本プレイ 第2回

HoI4 その他

「Hearts of Iron IV」の日本向け自作Mod「Japan Historical Improvement」で史実どおりっぽく日中戦争をプレイしていきます。今回は盧溝橋開戦後の戦闘を終えたところから。

前回:史実どおりっぽい日中戦争日本プレイ 第1回


スポンサーリンク

前回の振り返り

前回は盧溝橋事件で開戦した後、初期の戦闘で北京・天津を陥落させたところまで。戦線はひとまず膠着状態となったので、今回は量的・質的な陸軍の強化とさらなる戦線拡大を目指します。

なお、今回から1.11.5ベータ版の2022年1月4日分のアップデートが適用されていますが、大きな変化はないはずです。

自動車化歩兵師団の編成

前線が停止してしまったのはやはり突破力の不足が原因でしょう。その解消のため、歩兵師団から改組した自動車化歩兵師団を作成します(経験値不足のためすべてを自動車化歩兵に転換できていませんが……)。そのままでは通常の歩兵師団と連番になってしまうので、区別するために100番台を使用することとします。

戦車戦力を用いた突破・包囲作戦を実施する特殊作戦軍には現在2個独立混成旅団、4個騎兵旅団が所属していますが、騎兵旅団のうち2個を自動車化歩兵師団に改組します。最終的に騎兵旅団すべてを自動車化歩兵師団にしますが、トラックが不足しているので現時点では2個旅団のみの措置です。

占領地管理

北京というVPの大きな都市を占領したので、忘れずに占領地管理を行います。基本的にレジスタンス値を「組織立った抵抗(25%)」が発動しないよう抑え、その中でもっとも寛容な占領政策を採用します。

北京をとったことでついでに隣の東河北ステートのレジスタンス値も急騰したため、こちらも占領政策を強化。

中華民国の経済

しばらくは戦力増強に努めているため戦況の変化はありませんが、海上では中華民国がたまに繰り出してくる輸送船を我が潜水艦隊が撃沈し続けています。なけなしの造船所を輸送船建造に割り当てているようです。

「トラウトマン工作」イベント

38年1月、日中戦争が続いているとイベント「トラウトマン工作」が発生します。上の「当初の条件で和平交渉を進める」を選択すると白紙講和できますが、このイベント発生時点でもっとうまく戦えていると安定度や戦争協力度が低下し、この選択肢を選びにくくなるようになっています。

今回は戦争を継続するので、下の「条件を加重する」を選択。

こちらでは日中戦争が続き、安定度と戦争協力度が上昇します。

進攻再開(38年4月)

自動車化歩兵師団の編成と訓練が完了したため、北部戦線での進攻を再開します(上は先に開戦当初の進出予定ラインまで前進した図)。中華統一戦線軍はとにかく師団数が多いので、平押しで進出するのではなく適時に包囲しながら前進していきます。

20日ほどで包囲に成功。

包囲攻撃でこちらは死傷者なし、敵は合計2.4万人ほどの兵員を一気に失いました。完勝と言っていいでしょう。

しかしここでえらく補給状況が悪いなと気づき、軍の自動車化優先度を確認すると、案の定優先していないという……。他の軍も含めて忘れずに最優先(トラック3台のアイコン)に設定しておきます。

今度は西側で包囲しつつ進出する作戦を立案。

およそ1か月に及ぶ作戦でしたが、敵の損失は1.3万人と思ったよりも多くありません。

このような進撃を繰り返し、徐々に戦線を前進を進めていきます。

38年9月の戦況。北京から太原・鄭州への鉄道分岐点である補給ハブを確保し、現在は同じく補給ハブがある済南まで独立混成旅団を突進させ、補給ハブを確保すると同時に黄河も渡ってしまう作戦を立案しているところです。済南を攻略した後は東進し、山東半島を確保すると同時に当地の残存兵力を一気に殲滅する予定ですが、まずは済南の攻略に集中しましょう。

山西軍閥支配地域には手出ししていませんが、これは険しい地形が多く進攻が困難なためです。山岳師団を編成するなど、長期的な対応が必要になるでしょう。

しかし渡河作戦かつ済南が都市プロヴィンスということもあり、済南攻略作戦は失敗。進攻方向を西に変えて戦線中央部を黄河沿岸まで進めました。しかしこれだけで2か月が経過し、もう38年11月。

戦車師団編成(38年11月)

やはり独立混成旅団ではパワー不足を感じるため、自動車化歩兵連隊に2個軽戦車大隊という非常に「軽い」編制の独立混成旅団を、軽戦車連隊に2個自動車化歩兵連隊を持つ戦車師団へ改組。これに合わせて特殊作戦軍を下げ、師団再編後の訓練を行います。

同時に新式軽戦車シャーシが利用可能になったので、新型軽戦車を設計。中国大陸では戦車戦が起こることはほとんどないため、通常の小口径砲や高初速砲ではなく火力支援砲を搭載。装甲は溶接装甲で薄め、速度についてはガソリンエンジンにトーションバーサスペンションで速度と信頼性のバランスをとっています。ポイントは無線機を搭載している点で、これにより防御と突破を大幅に引き上げています。

よく言えば全体的になんでもできる、悪く言えば器用貧乏な戦車ですが、最大の欠点は生産コスト。現行の軽戦車である九五式軽戦車の倍のコストとなっています。本音を言えば傾斜装甲や湿式弾薬庫など他にも積みたいモジュールはたくさんあるのですが、そうするといつまでたっても数が揃わなくなってしまうので、かなり妥協する必要があります……。

済南攻略作戦(39年1月~)

年が明けて39年1月、特殊作戦軍の準備ができたため、再度済南攻略を行います。

今回は比較的手薄な黄河河口のプロヴィンスで渡河し、その後西進して済南を攻略。ついでに黄河北岸に残った中華民国軍を包囲殲滅する作戦です。

今回は作戦成功に万全を期すため、暗号解読ボーナスも使用します。

それでもやはり渡河ペナルティが重め。

戦闘は沿岸部なので、戦艦・重巡を中心とする第1打撃戦隊を渤海に移動させ、さらに敵軍に沿岸砲撃ペナルティを付けます。これでダメならもう打つ手がありませんが……。

1月末には無事に黄河を渡ることに成功。続けて第二段作戦を発動し、済南攻略に向かいます。

しかし補給の困難もあって3月中旬まで粘っても済南は攻略できず、黄河北岸の中華民国軍の包囲にも失敗。済南戦はスターリングラードのような血みどろの様相を呈しています。

済南攻略のため、東から大回りで済南を包囲する作戦を立案。補給状況が悪いために一旦後方に部隊を下げて組織率を回復させており、既に39年4月。

しかし、これでもやはり補給が足を引っ張って済南周辺のプロヴィンスを突破できず、作戦は失敗します。

39年5月の戦況。山東省の突出部の補給が完全に滞っており、済南方面の敵の抵抗を突破できません。そこで、東の青島を攻略して兵站路を確保することにします。現在の占領地から南東に1プロヴィンスで山東半島を孤立させることができるので、孤立させてから山東半島を占領していくことにしましょう。同時に、この山東作戦のために第1軍から黄河南岸の師団をまとめて第4軍(西尾寿造司令官)を編成しました。

しかし、作戦が行き当たりばったりすぎてこの世界の参謀本部は戦地の将兵からの評判が悪そうですね……。

39年6月末には青島を攻略。山東省の補給状況が一気に回復します。第4軍と機甲軍(特殊作戦軍から改称)はこのまま山東半島の完全占領に向かわせます。失敗続きでしたが、なんとか名誉挽回できそうですね……。

7月上旬には山東半島全土を占領。取って返して今度こそ済南の攻略を行います。三度目の正直です。

8月上旬、遂に済南の包囲に成功。

39年8月18日、遂に日本陸軍は山東省の要衝(VPは3しかありませんが……)である済南を攻略。我が方の人的損失は350名ほどに対して敵には9万人超の損失を強いるとともに、山東省の兵站拠点を確保するという大戦果。かくして7か月にも及んだ済南攻略作戦は成功裏に終結しました(大本営発表)。

開戦から2年後の済南攻略時点の日中戦争の戦況。あれだけ苦労した済南攻略も、広大な中国大陸から見ればほんの一部でしかないことがわかります。

日中戦争全体の概況では、我が方の損失4万4000人弱に対して中国側の損失は84万人、キルレシオは1:20ほどという大変な状況ですが、中華民国の降伏度は22%とまだまだ大打撃とは言えないレベル。さらに、師団数では日本114(うち43は蒙古国・満州国の師団で戦力外。日本陸軍の師団は71個)、中国側は257以上と、大きく水を開けられています。


この後は上海戦線に軸足を移して南京などの重要都市を攻略していく予定です。当初は不足していた師団数もこの2年でかなり充実してきましたし、もっと戦争の進行を加速していきたいところ。

次回:史実どおりっぽい日中戦争日本プレイ 第3回

スポンサーリンク

コメント

  1. 更新お疲れ様です。MODにより師団半分という事もあってか、やはり緒戦から厳しい戦いが続きますね……。
    当プレイ日記に触発されて日中戦争をやってみていますが、バニラ環境でも一回目で言及されていたように、NSBの補給システム変更により、今までは渡河や山岳といった地形にだけ気を付けていれば良かったのが、補給を改善するために予定外の補給結節点を攻略しなければならない(今回の山東半島攻略のように)や、補給が良好なうちに川を渡ってしまおう! など、戦略的に考えねばならない要素が増えましたね。
    また線路の復旧に時間がかかることにより、一度敵戦線を崩しても補給を待っている間に敵も体勢を立て直すため再び戦線が停滞する、といったように戦争の中により緩急がつくようになったかな? とも思います。全体的にいい意味で面倒くさくなった感じとでも言いますか。
    なんにせよ南京攻略、頑張って下さい。

    • ご覧いただきありがとうございます。
      「緩急がつくようになった」というのは1.11での陸戦を端的に表す言葉かもしれませんね。戦線全体が膠着するタイミングと大きく動くタイミングがあって、漫然とは動かなくなったというか。

      南京攻略がどうなるかについては、ぜひ次回にご期待いただければと思います。

タイトルとURLをコピーしました