10年ほど前に日本を席巻した(パラド社比)パラドゲー・HoI2の集大成「Darkest Hour」用大型MOD “FEPK-MOD” のご紹介。まだ活発に更新中のようです。
概要
WW2戦略シミュレーション「Darkest Hour」(以下DH)用のMODです。古いゲームなので、Steamワークショップには対応していません。手動でファイルを導入する必要があります。が、MODフォルダにファイルを放り込んでやればOK。
インストールについて詳しく
FEPK(正確にはFEPK-DHSA)はHoI2MODWikiからダウンロードすることができます。なお、導入にはDHの日本語化が必要です。日本語化について詳しくはこちらをご覧ください。
日本語化ページには、Windows10での動作は微妙な感じだと書かれていますが、私の環境では少しもっさりするものの、問題なく動作しています。
FEPKのインストール手順について最低限必要な手順は以下のとおり。上記の日本語化ページ、およびFEPKのページも合わせてご確認ください。
- DHをインストールする。
- DHを日本語化する。
- チェックサムの確認。DH最新版である1.04なら、FGYE(Full)、ZROP(Light)、FTBO(none)になっているか。
- Europa Engine Patcherをダウンロードし、exeファイルを日本語化する。
- 日本語化ファイルをダウンロード(おそらくエキスパート・シンプル・クラシックのどれでも可)し、ゲームフォルダに上書き。
- FEPKのファイルを導入する。
- FEPK-DHSAのファイルをダウンロードし、ゲームフォルダ内のMODフォルダに解凍した中身を入れる。
FEPKのファイルはこのような形で導入します。
ランチャーでFEPKを選択し、無事に起動すれば完了です。
どういうMODか
FEPKのページにあるように、さまざまなイベント、ディシジョン、技術などが追加され、多様な展開をフォローしてくれるMODです。第二次大戦が終わった後も、冷戦初期くらいまでをイベントや技術がしっかり作りこまれています。
開始できるシナリオはデフォルトの1936年のほか、1935年シナリオも搭載。35年スタートだと、陸軍内部の皇道派vs.統制派の行方を望むように選択することができたりします。このほか、東京オリンピック、河豚計画などもイベントがあります。
もちろん、日本関連のイベントだけでなく、例えばフィンランドが冬戦争に勝った場合のイベントのような夢のあるものや、イギリスの中東政策をなぞるようなイベントも追加されています。
技術も1960年ごろまでフォローされており、例えば上の画像は海軍ドクトリン。HoI2では古くからある現存艦隊主義・基地攻撃・通商破壊の3本に加え、沿岸海軍というツリーが存在し、さらにWW2後のドクトリンも存在しています。これは陸軍・空軍ドクトリンも同様。もちろんユニット技術も存在しています。
その他
このMODの最大の目玉はなんと言っても、「現在も精力的に更新されている」という点でしょう。DHはSteamでのリリースが2011年4月9日と、もう5年も前。ベースとなっているHoI2に至っては10年以上前のゲームです。それにもかかわらず、いまだにMODが、しかも頻繁に更新されているというのは驚くべきことです。
ただ、バージョンを見ると0.32とあるようにまだ完全版ではないようで、いろいろと試行錯誤が続けられている段階のようです。その点は気をつける必要があるかもしれません。
私はHoI2Doomsdayからパラドゲーに入ったクチなので、DHをプレイするととても懐かしく感じられます。最近はすっかりHoI4に気が向いていましたが、何気なく始めたらタイムワープを起こしたので、ご紹介しました。今後の発展を期待したいMODです。
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